ライター
愛優 ドイツに恋した自由人

トラブルをできるだけ事前回避するタイプの旅人。 旅行会社に2年間勤務後、フリーランスに転向。 現在は世界を転々としながらライターやフォトグラファーとして活動中。 次はジョージアへ移住予定。 きれいとおいしいとねこが好き。

ゆくさ おさいじゃいもした!(ようこそいらっしゃいました!)愛優です。

2018年の大河ドラマ「西郷どん」で有名になった西郷隆盛の故郷であり、桜島からの降灰と日々共存している鹿児島。私はこの地で大学時代、そして社会人時代という人生で一番濃い時間を過ごしました。

ところでみなさんは鹿児島に来たことはありますか?

南北にわたり全部で605もの島がある鹿児島県ですが、そんな広い鹿児島だからこそ一言では語りつくせないほどの魅力が詰まっています。

今回は「指宿で砂蒸し温泉に入って、仙厳園から桜島の噴火を目撃して、知覧特攻平和会館で平和の尊さを知る。」という王道の鹿児島の楽しみ方ではなく、少しツウな、鹿児島を120%味わえるディープな楽しみ方をご紹介します。

見出し

鹿児島のグルメを味わう

甑島のカフェ「コシキテラス」で新名物「スペシャル断崖バーガー」を堪能

photo by Ayu Takayama
鹿児島のいちき串木野市から出ているフェリーで1時間ほどで行くことができる甑島。その甑島にフェリーの待合所だった建物を利用して2016年にできたカフェ「コシキテラス」で食べられるのが「スペシャル断崖バーガー」です。

甑島で採れたきびなごやたかえびを使ったパテが挟まったバーガーの高さは15㎝越え!?舌だけでなく、見た目にも甑島を感じることのできる新名物です。
晴れた日にテラス席で海を見ながら食べるのがおすすめです。

■詳細情報
・名称:コシキテラス
・住所:〒896-1201 薩摩川内上甑町中甑383-3
・アクセス:里港から車で10分
・営業時間:9:30-18:00
・定休日:火曜定休(繁忙期は無休)
・電話番号:09969-2-0525
・料金:スペシャル断崖バーガー1296円

指宿のクレープ屋さん「プラージュ (Plage)」で海を見ながらクレープに舌鼓

photo by Ayu Takayama
ドライブの休憩におすすめなのがこちらのクレープ屋さんです。鹿児島市から指宿へと向かう道の途中に現れるお店はいつも人でいっぱいの人気店です。

いちおしは焼きプリンとフルーツのクレープ!お店で焼いた甘すぎないプリンの味がフルーツの酸味やクリームの甘さとマッチしています。ほかにもアイスクレープや季節限定のクレープ、甘いサツマイモを使ったクレープ、さらにはお惣菜クレープまでたくさんの種類があります。

販売スペースの隣にテラス席があるので、ぜひそこでゆっくりと海を見ながら食べてくださいね。干潮の時間帯であれば近くの階段から浜へ下りることもできるので、浜辺を散歩しながら食べるのもおすすめです。

■詳細情報
・名称:Plage
・住所:鹿児島県鹿児島市喜入生見町2357-8
・アクセス:JR生見駅から徒歩8分
・営業時間:11:00~20:00
・定休日:水曜定休(祝日の場合は翌日)
・電話番号:0993-43-0682
・料金:200円~
・公式サイトURL:https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46000968/dtlmap/

指宿の地元の食材を使った新名物「温たまらん丼」で指宿をまるごと味わう

photo by Ayu Takayama
指宿といえば砂蒸し風呂!その砂蒸し温泉の源泉で作られた温泉たまごをつかったどんぶりです。

「温泉たまご」と「おいしくてたまらん」の2つの言葉を掛け合わせて生まれた「温たまらん丼」に使われている卵は鹿児島で採れたさつま卵が使用されているだけでなく、そのほかの食材も地元のものを使っており、一杯で指宿を味わえること間違いなし。

この「温たまらん丼」はお店ごとに使われている食材が違っているので、お店によって様々な味が楽しめるのも魅力の一つです。ぜひ指宿に来てお気に入りの一杯を見つけてくださいね。

■詳細情報
・名称:信州庵
・住所:鹿児島県指宿市西方4393-1
・アクセス:JR宮ケ浜駅から徒歩12分
・営業時間:11:00~15:00/18:00~22:00
・定休日:無休
・電話番号:0993-22-3883
・料金:温たまらん丼ミニざるそば1180円
・公式サイトURL:https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460102/46002155/

他にも、鹿児島のグルメを味わう方法

・「鳥刺し」をお酒のあてにして乾杯する
・「お魚センター」で枕崎漁師の船上飯を堪能!
・「道の駅指宿」のパン屋さんで手のひらサイズの大きなシュークリームを食べる
・「たまご牧場」で牧場内で採れた卵を使った卵料理でおなか一杯になる
・お蕎麦屋さんの名物卵焼き!?「吹上庵」の大きな卵焼き
・色違い!?天文館の隠れ家カフェ「彼女の家」でマンゴーたっぷりの大きな黄熊に挑戦
・「霧島こうじ蔵 GEN」でトロトロになるまで煮た豚骨を味わう
・鹿児島のサツマイモをたっぷり使ったおいしいケーキ「フェスティバロ」のラブリー
・昔ながらの氷屋さん「柳川氷室」のふわふわなかき氷で火照った体をクールダウン
・お醤油屋さん「サクラカネヨ」のアンテナショップで醤油ソフトクリームを食べる
・「唐船峡」のマイナスイオンたっぷりの自然の中でくるくると回る流しそうめんを楽しむ
・本場むじゃきの白熊よりも白熊!?「サンデコ珈琲」で可愛い白熊をかぷり!
・かるかんで有名な「蒸気屋」の隠れた名物焼き立ての焼きドーナツを味わう
・自家製の小麦粉や酵母を使ったこだわりのパンが並ぶ「畑Pan」で焼き立てパンを食べる
・美味しい川魚やウナギをお手ごろな価格で買える「田代水産」で鹿児島の魚に舌鼓
・「Farm to Table TARUMIZU」で垂水の海の幸が山盛りに乗った海鮮丼を味わう
・鹿児島の大学生の行きつけ!?塩唐揚げがやみつきになる「から揚げ本舗
・桜島の名産品「桜島こみかん」で作られた桜島こみかんソフト
・牛肉を炊いた鹿児島の新名物!?「牛ちゃん」の炊き肉で乾杯
・削り節に麦みそをお茶でといて食べる「茶節」でほっと一息つく
・お店オリジナルのタレで味付けされた「あご肉」の食べ比べ

鹿児島の穴場スポットを訪れる

パワースポット「溝の口洞穴」で自然のエネルギーを感じる

photo by Ayu Takayama
大きな口を開けた洞窟とその前の鳥居がどこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。この洞窟は湧き水に侵食されてできたもので、横13.8m、高さ8.6m、全長が224mだとされています。県の天然記念物にも指定されています。この場所を囲むように茂る木や、苔むした岩と、真っ赤な鳥居のコントラストに思わず見入ってしまうはずです。

洞窟の中からカメラを構えると、まるでジブリ映画「千と千尋神隠し」の世界のように、異世界に来てしまったかのような写真を撮ることができます。

■詳細情報
・名称:溝ノ口洞穴
・住所:鹿児島県曽於市財部町下財部4907付近
・アクセス:JR財部駅から車で約15分
・オススメの時期:7月~9月

丸木浜のきれいな海でドライブ休憩をする

photo by Ayu Takayama
鹿児島では中心地から遠くない場所でもきれいな海を見ることができますが、その中でもこの丸木浜は穴場スポットです。

車一台がぎりぎり通れるぐらいの道を行くと、視界が開けたところにエメラルドグリーンの海が現れます。もちろん透明度も高く、たった数メートル沖まで泳ぐと魚が泳ぐ姿を見ることもできます。

浜の横には着替えができるスペースや水道があり、無料で利用できるので海水浴にもおすすめです。

■詳細情報
・名称:丸木浜
・住所:鹿児島県南さつま市坊津町久志
・アクセス:JR指宿駅から車で1時間20分
・オススメの時期:6月~9月
・公式サイトURL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10876/

千本もの銀杏が並ぶ銀杏並木を散歩する


photo by Ayu Takayama

秋といえば紅葉。鹿児島の紅葉は本州よりも少し遅く12月上旬にピークを迎えます。その時期に鹿児島を訪れる際にぜひ足を運んでいただきたいのがこの千本イチョウ園です。

黄色く色づいた千本もの銀杏並木が一面に並ぶ様子は圧巻です。さらに驚くべきことに、この銀杏園はご夫婦2人で管理している私有地で、昭和53年からご夫婦で整備してこられたのです。

紅葉シーズンになると夜のライトアップ期間が設けられ、暗闇に黄色く浮かぶ銀杏の姿を見ることができます。私有地を開放していただいている場所なので、マナーを守って鑑賞しましょう。

■詳細情報
・名称:垂水千本イチョウ園
・住所:鹿児島県垂水市垂水市上町114
・アクセス:垂水港(垂水フェリー発着港)から車で12分
・オススメの時期:11月下旬~12月中旬(見頃は毎年変わるので確認してください)
・公式サイトURL:https://www.city.tarumizu.lg.jp/kanko/koi/miryoku/meisho/senbon.html

他に、鹿児島の穴場を観光するなら

・「寺山公園」で桜島から登る朝日を拝む
・「池田湖パラダイス」で腕よりも太いウナギを目撃
・九州本土最南端の佐多岬で縁結びのパワースポット「御崎神社」で良縁を祈願
・頭にお釜の蓋を載せて境内を歩く!?「釜蓋神社」で変わった祈願にチャレンジ
・桜島噴火の火山灰によって埋まってしまった「黒神埋没鳥居」で自然の驚異を感じる
・トロッコに乗って向かう酒蔵「金山蔵」で夏でもひんやりと涼しい酒蔵見学をする
・鹿児島生まれのコーヒー豆ショップ「ヴォアラ珈琲」でお気に入りのコーヒー豆を見つける
・薩摩焼の里「美山町」にある「美山陶遊館」で陶芸体験
・満潮になると歩いてたどり着けない!?菅原道真公が祀られている「荒平神社」で学業祈願
・ガラスでできた透明の鳥居や100本の真っ赤な鳥居が並ぶ「神徳稲荷神社」
・童話浦島太郎が生まれた場所!?「長崎鼻」にある乙姫様を祀った神社でお参り
・「針尾公園」にある開放的なスケルトントイレで心も体もすっきりしてみる
・「ながしま恵比寿市」で地元の漁師さんが水揚げした新鮮な魚を購入する
・鹿児島最古の歴史ある温泉地「鶴の湯」で川のせせらぎを感じながら1日の疲れを癒やす
・甑島に住むアーティスト平嶺さんの作品を展示する「GALLALY HIRAMINE
・徳之島で行われる牛と牛の熱いぶつかり合い!闘牛を観戦
・金色の護摩堂や美しい日本庭園を見られる「不動山青隆寺」で癒やしのときを過ごす

鹿児島で自然を満喫する

不思議な青い色の湖「大浪池」で空と池の二つの青を写真におさめる

photo by Ayu Takayama
鹿児島といえば山や海といった大自然。その中でも少し不思議な風景を楽しむことができるのが「大浪池」です。噴火によってできた火口湖で、不思議な青い色をしているのが特徴的です。

春には池の周りにマンサクが咲き誇り、夏には山の緑と池の青の艶やかさに魅了され、秋は紅葉の赤とのコントラストが美しく、四季折々の姿を見せてくれます。

池の周りを2時間程度で散歩できる遊歩道もあるので、自然を感じながらのハイキングにおすすめです。

■詳細情報
・名称:大浪池
・住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂
・アクセス:九州自動車道「溝辺鹿児島空港IC」から車で約45分
・公式サイトURL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10094/

長い階段を下りてたどり着くエメラルドグリーンの滝でマイナスイオンを浴びる

photo by Ayu Takayama
長くて急な階段を下りた先に現れる千里が滝は、少し白濁したエメラルドグリーンの滝つぼにくぎ付けにさせられます。50mの高さから落ちる水は圧巻で、少し滝まで距離が離れていても風向きによっては水しぶきを浴びてしまうほどです。夏の暑い日であれば水しぶきが涼しく、滝からのマイナスイオンに癒やされること間違いありません。

階段がかなり急な部分があるので、足の悪い方や怪我をされている方はあまり無理をされないほうがいいと思います。

■詳細情報
・名称:千里が滝
・住所:鹿児島県霧島市霧島田口
・アクセス:JR霧島神宮駅からで車で50分
ライター
愛優 ドイツに恋した自由人

トラブルをできるだけ事前回避するタイプの旅人。 旅行会社に2年間勤務後、フリーランスに転向。 現在は世界を転々としながらライターやフォトグラファーとして活動中。 次はジョージアへ移住予定。 きれいとおいしいとねこが好き。

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