ライター
愛優 ドイツに恋した自由人

トラブルをできるだけ事前回避するタイプの旅人。 旅行会社に2年間勤務後、フリーランスに転向。 現在は世界を転々としながらライターやフォトグラファーとして活動中。 次はジョージアへ移住予定。 きれいとおいしいとねこが好き。

4万坪の紫陽花園「東雲の里」で梅雨の散歩を楽しむ

photo by Ayu Takayama
一面に咲くネモフィラやヒマワリの名所は有名ですが、こちらは紫陽花が一面に咲く紫陽花園です。山の斜面にずらりと並ぶ紫陽花が夏の訪れを感じさせてくれます。

ここは、鹿児島県出水市出身の宮上誠さんが一人で山を開墾しあじさい園へと整備した場所です。実際に訪れるとわかるのですが、広い園内は上り坂があったり橋があったりと決して歩きやすい場所ではなく、宮上さんの大変さをひしひしと感じます。

敷地内にある「生そば草の居」では、手打ちの十割そばを味わうことができます。紫陽花の時期には御膳の中にも紫陽花が添えられており、季節を感じながらお食事を楽しむことができます。

■詳細情報
・名称:東雲の里
・住所:鹿児島県出水市上大川内2881
・アクセス:九州新幹線・肥薩おれんじ鉄道 出水駅から車で25分
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:なし
・電話番号:0996-68-2133
・料金:中学生以上 500円/小学生以下 無料
・オススメの時期:6月上旬~下旬
・公式サイトURL:http://www.nippon-no-ajisai.net/

他に、鹿児島の自然を満喫する方法

・日本名水百選の一つ、蛍の住む「丸池」でホタル観賞
・川でのアクティビティも楽しめる「猿ヶ城渓谷 森の駅 たるみず」でキャンプ
・薩摩半島を一望できる「大野岳」で南九州の大自然の中をハイキング
・ケイビングの聖地!沖永良部島の「銀水洞」でケイビングツアーに参加する
・干潮時にだけ現れる真っ白な砂浜「百合ヶ浜」でグラスボートに乗る
・船でしか行けない秘密のビーチ!「網代浜」で夏を満喫する
・四季折々の花が咲く「慈眼寺公園」で一面のネモフィラ畑の写真を撮る
・霧島火山の最高峰「韓国岳」に上って霧島の大自然を一望する
・「雄川の滝」で不思議な形に切り立った崖を流れる滝とエメラルドグリーンの滝つぼに癒やされる
・「長目の浜」で潮風がつくった海と湖を隔てる4キロにわたる砂州を上と下からそれぞれ眺める
・奄美大島にある「竜頭ノ岩」でトンネル部分にぴったり沈む夕日が竜の目に見える瞬間を目撃
・奄美大島に広がるマングローブの森でカヌーツアーに参加する
・樹齢800年以上の楠が連なり20本ほどの楠が千本ほどに見える「千本楠」で自然の雄大さを感じる
・鹿児島は日本一のウミガメ上陸産卵地!?「吹上浜」でウミガメ産卵の感動的な瞬間を目撃する
・沖永良部島にある「昇竜洞」で全国最大級のフローストーンを見る
・温泉水が流れる珍しい滝「丸尾滝」で冬に滝からのぼる湯けむりを眺める
・不思議な形の岩が重なりムシロを敷き詰めたように見える「ムシロ瀬」を散歩

鹿児島のおしゃれスポットを満喫する

JR日本最南端の駅「大西山駅」で開聞岳と一緒に写真を撮る

photo by Ayu Takayama
日本で一番南にJRの駅がある場所が鹿児島県にあります。ここでは、指宿のシンボル「薩摩富士」とも呼ばれている開聞岳が一望でき、春には向かいの菜の花畑が菜の花でいっぱいになります。

駅には菜の花の黄色を映したかのような黄色いポストがあり、ここから手紙を出すと幸せを運ぶと言われています。また、ポストの近くには幸せを呼ぶ鐘も設置されており、記念に鳴らしていく方をよく見かけます。

電車でも行くことはできるのですが、電車の本数がかなり少ないため、レンタカーや自家用車で行くことをおすすめします。

■詳細情報
・名称:大西山駅
・住所:鹿児島県指宿市山川大山602
・アクセス:JR指宿駅から車で15分
・公式サイトURL:http://www.ibusuki.or.jp/tourism/view/jrnishioyama/

現代美術を体験できる!?「霧島アートの森」で芸術を楽しむ

photo by Ayu Takayama
草間彌生をはじめとした現代アートの作品を数多く展示している「霧島アートの森」では、アート作品を見て楽しむだけではなく、体験して楽しむことができます。アートに実際に触れることができたり、一緒に写真を撮ったりできるのは霧島アートの森ならではです。

野外に作品が展示されているのもこの美術館の特徴です。晴れた日には桜島も見渡すことができる屋外の展示コーナーには、桜島を借景として取り入れたりと鹿児島ならではの美術体験をすることができます。

■詳細情報
・名称:霧島アートの森
・住所:鹿児島県姶良郡湧水町木場6340番地220
・営業時間:9:00~17:00 (入園 16:30まで)7/20~8/31の土・日・祝は19:00まで(入園 18:30まで)
・定休日:毎週月曜日(休日の場合は翌日)年末年始(12/29~1/2)(12月29日・30日は臨時開園)臨時休園(2月の第3月曜日~第4月曜日)
・電話番号:0995-74-5945
・料金:一般 310円/高・大学生 200円/小・中学生150円
・公式サイトURL:https://open-air-museum.org/

レトロな喫茶店「パラゴン」でジャズを楽しみながら手作りのケーキを味わう

photo by Ayu Takayama
いちき串木野市民に半世紀近く親しまれている昔ながらの喫茶店「パラゴン」。

レトロな内装にひっそりとたたずむスピーカーから流れる本格的なジャズを聴きながら、自家焙煎のコーヒーや手作りのケーキを堪能することができます。メニューにあるピザも生地やソースといった細部まで手作りにこだわっており、徹底した空間づくりがどこか懐かしい雰囲気を感じさせてくれます。

年に数回ジャズアーティストを招いてのライブも開催されており、ジャズ好き、コーヒー好きにはたまらない喫茶店です。

■詳細情報
・名称:JAZZ&自家焙煎珈琲 パラゴン
・住所:いちき串木野市昭和通102
・営業時間:12:00~24:00
・定休日:火曜日/第一月曜日
・電話番号:0996-32-1776
・公式サイトURL:https://tabelog.com/kagoshima/A4602/A460202/46002828/

鹿児島のおしゃれスポット、もうちょいあります

・世界で唯一タツノオトシゴを養殖している「タツノオトシゴハウス
・ダムの下に涼んだ発電所「曽木発電所跡」を探す
・夕日が沈む絶景をみながらゆっくりと温泉につかれる「たまて箱温泉
・桜島フェリーを待つ間に……「MINATO CAFE.」でひといき休憩
・おとぎ話をモチーフにした家族風呂がおしゃれな「日本湯小屋物語
・古民家を改装した「きりん商店」で霧島茶や霧島の特産品を体験する
・鹿児島でも世界の名画が楽しめる!?「長島美術館」で芸術の秋を満喫
・奇数月の第一日曜日にだけ開催される「美山の朝マルシェ」でお気に入りのハンドメイド雑貨を見つける
・桜島と錦江湾を一望できる静かなカフェ「さーどすとーん」で久しぶりに会う友達とゆっくり話す
・時代を感じる家具が並ぶる「梅里」で自家菜園で採れた野菜を使ったランチを楽しむ
・重要文化財「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」のスターバックスで桜島を見ながら一息
・水路で泳いだりトレーニングをしたりするイルカを見られる「いおワールドかごしま水族館
・桜島を一望できる異情緒漂うカフェ「ファクトリー」でゆっくりカフェタイム

鹿児島でユニークなデートをする

串木野サンセットパークで東シナ海の地平線に沈む夕日を眺める

photo by Ayu Takayama
日中は東シナ海を一望できる場所です。天気が良く空気が澄んでいる日には甑島まで見渡すことができます。そして夕日が沈む時間には、東シナ海に沈む夕日の見える絶景スポットへと姿を変えます。穏やかに打ち寄せる波が夕日を反射させ黄金に輝く様子は思わず見入ってしまうほどです。

あまり人がおらず穴場なので、二人きりでゆっくりと沈む夕日を最後まで楽しめるおすすめスポットです。

■詳細情報
・名称:串木野サンセットパーク
・住所:鹿児島県いちき串木野市羽島
・アクセス:国道3号線串木野駅前交差点を羽島方面へ車で約15分
・公式サイトURL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/50250/

透明度抜群の奄美の海に沈む夕日を「大浜海浜公園」で2人で眺める

photo by Ayu Takayama
奄美に旅行する際に必ず訪れておきたいのが、大浜海浜公園です。昼間は真っ白の砂浜にエメラルドグリーンの海、サンゴ礁を泳ぐ南国らしいカラフルな魚と泳ぐことができます。

島の周りには何もなく遮るものがないので、夕日が水平線に沈む瞬間を見届けることができる完璧な夕日スポットでもあります。

公園内にはキャンプ場やBBQ場といった夏を存分に楽しめる施設もあるので、夕日を見るだけでなく、公園内でキャンプ泊をしてゆっくり滞在するのもひとつの過ごし方です。

■詳細情報
・名称:奄美市大浜海浜公園
・住所:鹿児島県奄美市名瀬小宿大浜701-1
・アクセス:名瀬港から車で20分
・電話番号:0997-55-6000
・オススメの時期:6月~9月
・公式サイトURL:https://www.ohama.marutani-amami.com/

他に、鹿児島でデートするならこんな体験

知林ヶ島で2枚合わせるとハートの形になる貝「モクハチアオイガイ」を探す
・世界中のバラが集まる「鹿屋バラ園」でロマンチックなデートをする
・「桜島溶岩なぎさ公園」にある100mの足湯でゆっくり過ごす
知林ヶ島の入り口にあるハートのオブジェ「Chirin’s Heart」で写真撮影
・鹿児島の伝統工芸品薩摩切子体験ができる「ガラス工房 弟子丸」でおそろいの薩摩切子を作る
・まるでキスをしているような岩が見られる「津川神社」で愛を誓う
・開聞岳が一望できる「番所鼻公園」で幸せの鐘を鳴らす
・「鹿児島都市農業センター」の一面に広がるひまわり畑でツーショットを撮る
・奄美大島にあるハートの形の岩「ハートロック
・屋久杉の切り株にできた空洞の中でハート型に見える穴を探す
・日本三大砂丘の一つ「吹上浜」で開催される「砂の祭典」でお気に入りの砂像を見つける
・「道の駅阿久根」のレストランで東シナ海に沈む夕日を見ながら新鮮な海鮮を味わう
・桜島を望む「磯海岸」で海水浴やマリンアクティビティーを満喫

鹿児島の夜を観光する

鹿児島一の夜景!城山展望台から鹿児島市内を一望する

photo by Ayu Takayama
鹿児島に遊びに来た友達によく言われる一言が「鹿児島って意外と都会だね」……。みなさんが思っているよりも鹿児島は栄えているんです!そんな鹿児島の繁華街である天文館の夜景を上から一望できるのが城山展望台です。

そこまで高い場所にないので、手の届きそうなほど近くに夜景が見えるのがこの展望台の魅力です。ゆっくりと夜の顔へと姿を変える天文館を眺めてみてください。

もし、夜に訪れるのが難しい方はぜひ昼間にお越しください。昼間は桜島と鹿児島市街地を一望することができます。

■詳細情報
・名称:城山展望台
・住所:鹿児島県鹿児島市城山町
・アクセス:JR鹿児島中央駅から車で約15分
・公式サイトURL:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10525/

ゲストハウスを併設した居酒屋の「生親子丼」で鹿児島のナイトライフを〆る

photo by Ayu Takayama
鹿児島の〆は鹿児島人の暖かさを感じられる場所はいかがでしょう。こちらの「よるイルカ」は「イルカゲストハウス」の1階を居酒屋として利用している店舗です。もちろん宿泊者以外も利用することができます。 本当のお母さんのようなあたたかなママとスタッフの方が迎えてくれるお店はアットホームで、思わず長居してしまいたくなります。

一番のおすすめは、鳥刺しや生卵を使った「生親子」。鹿児島ならではの具材に甘い鹿児島の醤油が合う、鹿児島に来たら一度は食べてみたい一品です。他の料理も鹿児島の特産品や名物を中心にとてもリーズナブルに提供しているのでぜひ一度訪れてみてください。

■詳細情報
・名称:イルカゲストハウス
・住所:鹿児島市易居町3-24
・アクセス:市電水族館口駅から徒歩4分
・営業時間:17:00〜23:00(飲食店営業時間)
・定休日:なし
・電話番号:080-7984-0981
・公式サイトURL:https://www.ilcaguesthouse.com/

他に、鹿児島の夜を楽しむ方法

・浴衣を着て「六月灯」にでかけ灯篭に彩られたロマンチックな夜を過ごす
・鹿児島のナイアガラと言われる「曽木の滝」で真っ赤な紅葉のライトアップを楽しむ
・甲突川沿いに咲く桜並木の夜桜を楽しみながら甲突川を散歩
・地元の人が集まる居酒屋で芋焼酎を片手に地元のグルメを堪能
・昭和の雰囲気が残る「名山堀」でレトロな夜に乾杯する
・日本一の星空に選ばれた輝北町にある「輝北天球館」で流星群を観測する

最後に

鹿児島に住んでいた際に訪れた場所、そしてたくさんの方にお力添えいただきお勧めしてもらった場所から選りすぐりの「100のこと」を一挙にご紹介してきました。最後までお付き合いいただきありがとうございます。

6年間住んでいても知らない場所や新しい発見も多く、ついこの前まで住んでいた鹿児島がとても懐かしくなってしまいました。そしてここまで鹿児島の魅力を集めることができたのも、たくさんの方のお力添えあってこそでした。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。

大自然の中で、その土地で採れたおいしい食材を味わえる。そんな鹿児島にお越しの際は、たくさんの方の鹿児島愛の詰まったこの記事をお役立ていただき、ガイドブックには載っていない鹿児島の魅力を堪能してくださいね。あたたかな土地であたたかな人が迎えてくれるはずです。

みなさんの鹿児島旅行が素敵なものになりますように!

ライター
愛優 ドイツに恋した自由人

トラブルをできるだけ事前回避するタイプの旅人。 旅行会社に2年間勤務後、フリーランスに転向。 現在は世界を転々としながらライターやフォトグラファーとして活動中。 次はジョージアへ移住予定。 きれいとおいしいとねこが好き。

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