ライター
けんちょ サウナが大好きなトラベルインスタグラマー

大学生の頃、友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数25カ国ほど。夢は20代で100カ国踏破。 国内外問わず、訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。

温泉文化を体現した「湯治ジャグバンド」の演奏を楽しむ

Photo by Kento Sato
夜の別府の温泉街を想起させるドラマティックな温泉街も最終盤。毎日21時過ぎになると、湯の広場では法被をまとったスタッフさんによる湯治ジャグバンドが催されています。

豊富な温泉と桶から生み出される音色は華やかで、見た目にも楽しく、耳あたりの良い音が湯の広場に鳴り響きます。

Photo by Kento Sato
スタッフさんが桶を叩く音に合わせて、お客さんも手拍子で参加。全員が一体になる雰囲気はお祭り気分さながらでとても楽しい!

Photo by Kento Sato
演奏終了後は、実際に桶を手に取って演奏体験を楽しむこともできました。桶を叩いて演奏体験するのは初めて。実際に叩いてみた感触はなんだかクセになってしまいそう。記念撮影もできるので、旅の思い出のワンシーンにもぴったりです。

1日の終わりは温泉でリフレッシュ

Photo by Kento Sato
ひとしきり温泉街の雰囲気を楽しんだ後は、ゆっくりと温泉に浸かって1日の締めに。

大浴場の内湯には熱湯とぬる湯の温度帯の異なる温泉がそれぞれラインナップ。夜は副交感神経に作用しリラックス効果のあるぬる湯に浸かって過ごすとリフレッシュできるのでおすすめなのだとか。

一方熱湯は、交感神経に作用し、シャキッとする効果があるので目覚めの朝風呂にぴったり。時間帯に応じて効果的な温泉入浴が楽しめます。

Photo by Kento Sato
もちろん、内湯だけでなく露天風呂も完備されています。オーシャンビューという立地にありながら、あえて海が見えないように設計にすることで、心地よい外気と温泉そのものを集中して楽しめるように工夫されているのだそう。

無色透明で柔らかい泉質の温泉は、敏感肌の方でも入りやすい”やさしさ”が特徴的。湯あたりなども起きづらく、入浴しやすいのが嬉しいポイント。効能としては保湿効果があり、乾燥肌の私も湯上りはお肌がすべすべになりました。

温泉呼吸法をベースにした「現代湯治体操」

Photo by Kento Sato
翌朝、昨夜のドラマティックな温泉街の雰囲気とは一転、ゆったりとした時間の流れる湯の広場では、毎朝現代湯治の一環として、「現代湯治体操」が開催されています。せっかくなので私たちもいつもより早起きをして参加してみました。

ベースとなるのは、4拍でゆっくりと息を吸い込み、8拍でゆっくりと吐き出していく、専門家監修の星野リゾートオリジナルの温泉呼吸法。

丹田を意識した温泉呼吸法をベースに少しづつ体を動かしていきます。ゆっくりとした呼吸を繰り返してストレッチをすることで、気分が落ち着きリラックス効果も抜群。

Photo by Kento Sato
プログラムの終盤には、別府の浜辺をモチーフにした体操も組み込まれ、1日の初めにゆっくりと身体を目覚めさせるのにぴったり。

朝風呂でシャキっと目を覚ましてから「現代湯治体操」に参加すると、寝起きすぐよりも身体がほぐれやすく、特に充実した朝の時間を過ごすことができますよ。

地元の食材や調理法にこだわったちょっと贅沢な朝ごはん

Photo by Kento Sato
朝風呂と現代湯治体操でお腹が空いてきたところで、お待ちかねの朝ごはんの時間です。地元の食材や調理法にこだわった「界 別府」の朝食は彩豊かで思わず目移りしてしまうラインナップ。

Photo by Kento Sato
なかでも特に美味しかったのが、別府温泉の名物料理「地獄蒸し」をアレンジした「せいろ蒸し」。新鮮なこだわり食材の持つ旨味がより一層引き立ち、思わずほっぺたが落ちてしまいそう。その様子はまるで湯気の立つ温泉のようで、見た目にも別府らしさを感じることができる逸品です。

温泉に浸かって、身体を動かして、美味しいご飯を食べる。シンプルだけどその充足感に朝がいつもより特別な時間に感じられました。

地元ならではの工芸体験を楽しむ「別府温泉絞り体験」

Photo by Kento Sato
美味しい朝食で腹ごしらえした後は、「別府温泉絞り体験」に参加させていただきました。「別府温泉絞り体験」は、大小サイズの異なる2種類の球や割り箸、輪ゴムを使用して、生地に模様を作る手作りの工芸体験です。

古くは豊後国と呼ばれていた大分県において始められた、豊後絞りと呼ばれる絞り染めの伝統技法。明治以降、廃れていた伝統文化を復興させた、豊後絞りの染色家である安藤宏子さんが監修した別府の温泉を使った工芸体験が体験できます。

Photo by Kento Sato
浮き出る模様は出来上がるまでのお楽しみ。どんな模様ができるのか楽しみに待つこと20分ほど、熱々の温泉に浸した布から、取り付けた輪ゴムほどき、アイロンで乾かすと、くっきりと模様が浮かび上がっていました。

完成をドキドキしながら待つ時間が楽しく、また手軽に地域の文化を体験できる点がとても素敵で、体験はあっという間に時間が過ぎていきました。

別府の魅力を愉しみ尽くした1泊2日

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうというもので、気がつけばチェックアウトの時間に。「界 別府」は、温泉やお食事のみならず、大分らしさや別府らしさを存分に感じられるとても素敵なお宿でした。

冬へと向かうこれからの季節は、温泉旅館でホッとリフレッシュする現代湯治旅なんていかがですか?

■詳細情報
・名称:界 別府
・住所:〒874-0920 大分県別府市北浜2-14-29
・地図:
・アクセス:JR別府駅より徒歩約10分
・営業時間:チェックイン15:00~、チェックアウト~12:00
・定休日:なし
・電話番号:050-3134-8092
・公式サイトURL:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaibeppu/
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けんちょ サウナが大好きなトラベルインスタグラマー

大学生の頃、友人に誘われたことがきっかけで、初海外でアメリカ横断へ。 これまでに見たことのない景色や、全く違う文化や価値観に衝撃を受け、気がつけば旅にどハマり。訪問国数25カ国ほど。夢は20代で100カ国踏破。 国内外問わず、訪れた魅力的なスポットはInstagramで発信中。 現在は都内IT企業に勤務しつつ、毎週のように大好きなサウナに訪れ、お財布と海外旅行欲を充電しています。

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