天神祭
大阪は八百八橋といわれ、川の多い町です。大阪天満宮の天神祭は、重要な行事が川で繰り広げられる川祭りで、7月24日、堂島川で行われる鉾流神事を皮切りに、25日には神輿の陸渡御、船渡御が行われ最高潮を迎えます。
大川いっぱいに、御鳳輦奉安船、催太鼓船や地車囃子船、様々な団体が出す奉拝船などが行き交い、奉納花火が打ち上げられます。
春日大社の万燈籠
奈良は都が京都に移った後も、国家鎮護の東大寺、藤原氏とゆかりの深い春日大社や興福寺があり、朝廷から重きを置かれました。
春日大社には、貴族や武士、庶民から奉納された3000基にも及ぶ燈籠がありますが、2月の節分と8月14日、15日には全ての灯籠に火が入れられます。二之鳥居から本社までは石燈籠がならび、回廊には釣燈籠が並んでいます。
のんびり歩きながら燈籠の寄進者の名前を見ていくと、百人一首や日本歴史で習った人の名前に出会えて時間を忘れます。
灘のけんか祭り
10月14日と15日に姫路市白浜町の松原八幡神社の祭礼が行われます。灘のけんか祭りといいます。いわれは、3基の神輿をぶつけ合って、壊れれば壊れるほど神様がお喜びになるという特殊な神事にあります。
男たちの手で頭上に持ち上げられた400kgもの神輿が勢いよくぶつかり合うのですから勇壮なことこの上なしです。
神輿のほかに、豪華絢爛な2tもの屋台のお練りもあります。こちらはぶつけ合ったりしませんが、太鼓を打ち合わせ、声を張り上げて、時には屋台を上下に振って競います。浜手に住む人々の荒々しい祭りですね。
まとめ
関西には歴史を身近に感じるお祭りがたくさんあります。少し背景を調べてから見に行くと楽しみが倍増します。