ライター
morinohinako Go with the flow.

Writer / Editor. 山梨県北杜市、沖縄の離島、東京を行ったり来たり。おいしいもの、美しい自然があるところなら、どこでもかけつけます。旅をすればするほど、甘酸っぱい記憶が増えていく。だから私は旅を続けています。

別荘とはいかないまでも、小さな小屋と畑がある第二の拠点があったらいいな。
そんな理想を叶えてくれるのが、茨城県・笠間市にある「笠間クラインガルテン」です。

クラインガルテンとは、ドイツ語で「小さな庭」という意味。

ドイツなどのヨーロッパ諸国では、都市で庭をもつことができない市民のためにと、郊外に「クラインガルテン」がつくられているそう。週末や休暇に訪れ、畑で野菜をつくり、自然を楽しみながら過ごすのだそうです。


クラインガルテンには一般的に、ラウベと呼ばれる小屋と、芝生、花壇、畑などが並びます。

ここ「笠間クラインガルテン」には、1年契約のラウべと、1日単位で借りることができる「プレイガルテン」があり、初めて笠間を訪れる人も気軽に楽しむことができます。

2022年9月23日にリニューアルオープンをした「笠間クラインガルテン」。その魅力を体験しに行ってきました!

栗、陶器の笠間市。おすすめシーズンは春と秋


笠間クラインガルテンは、東京都心から電車・車でおよそ2時間30分のところに位置しています。駅から少し遠いため、車で行くのがおすすめ。

笠間市は笠間焼という陶器で有名な町。毎年11月には秋の陶器市「陶と暮らし」が開催され、作家さんの個性が光る陶器が並びます。


また、笠間といえば栗。日本一の産地です。秋になるとたくさんの方が栗拾いや栗スイーツのために訪れます。


笠間クラインガルテンの周辺は、なだらかな山々に囲まれ、稲作や有機農業も盛んな地域です。都会から向かうとき、少しずつ変わっていく景色が美しく、取材に行った9月中旬は黄金色の稲穂が垂れ下がる田んぼが一面に広がっていました。


笠間クラインガルテンでは、栗拾い体験、そば打ち体験などに参加できるので、季節を感じながら週末を過ごすことができます。

「Take me farm.」のランチで笠間の自然・野菜の魅力を感じて


笠間クラインガルテンには、笠間地域ならではの野菜や地域の素材たっぷりのランチをいただけるレストランがあります。

モデルとしても活躍している浅野美奈弥さんがオーナーを務めるケータリングサービス「美菜屋」が、笠間クラインガルテンにレストラン「Take me farm.」として出店。

浅野美奈弥さんはこれまで、「美しい“菜”を食べる。”菜“を食べて美しくなる。」というコンセプトでお弁当などをつくってきました。

今回、笠間クラインガルテンの「Take me farm.」では、できるかぎりローカルでオーガニックな野菜をつかいます。ゆくゆくは、スタッフのみんなで借りている笠間クラインガルテンの畑で育てた野菜もつかいたいのだとか。

「ランチやカフェでおいしい野菜や素材の味を楽しんでもらって、『Take me farm (私を畑に連れて行って)』と思ってもらえたらうれしいです。

併設のショップには、笠間以外の地域のもので私が惚れ込んだ調味料なども置いているのですが、どれも地域の素材を大切にした商品。食を通して、自然や地域に行きたいと思ってくれる人が増えたらいいなと思います」(浅野美奈弥さん)


この日のランチは、鶏肉の甘辛揚げがメインのお野菜たっぷりプレート。地元の納豆と刻みたくあんのコラボは、「これは真似したい!」と思うご飯のすすむ味でした。

色とりどりで新鮮な野菜を味わうことができ、地域の新鮮な野菜を食べたり、自分で野菜をつくったりする暮らしの幸せを体験しました。

カフェタイムは栗をつかったスイーツを


「Take me farm.」では、栗をつかったスイーツを楽しむことができます。2022年9月のスイーツは栗をたっぷりつかったブラン・マンジェ。とろりとしたくちどけに、栗の香りがよく合います。


合わせて飲みたくなるのが、コーヒー。「Take me farm.」ではNESPRESSOをつかっていて、淹れたてのコーヒーがいただけます。

NESPRESSOは、コーヒーカプセルのリサイクルや、コーヒーを淹れた後のコーヒーかすを回収・堆肥化し培養土へと変える活動もしています。「Take me farm.」の浅野さんはその活動に共感し、笠間クラインガルテンでも循環の”わ”ができるようにと、導入を決めたのだそう。

おいしいだけでなく、地域の自然にとっていいこともできるのは、心地いいですね。

畑に泊まってみる?「プレイガルテン」「トレーラーハウス」で宿泊もOK


ランチやカフェだけでは笠間クラインガルテンの魅力は味わいきれないと聞き、おすすめの宿泊棟「プレイガルテン」へ。


笠間クラインガルテンには、畑つきの宿泊棟が40棟以上並んでいます。えんじ色の屋根が並ぶ眺めは、ヨーロッパのようでかわいらしい。ほとんどの棟は1年単位で借りられる、いわば別荘です。

そのなかで1棟だけ、1日単位で気軽に宿泊できる棟「プレイガルテン」があります。このプレイガルテンにも畑がついていて、実っている野菜を食べたり、畑作業をしたりすることも可能。

ラウベと呼ばれるコテージの中は、ナチュラルテイストなインテリアが備え付けられていて、入ってすぐにくつろぐことができます。




アメニティや洗剤も自然環境を配慮したものを置いていて、心身ともに心地よく過ごすことができそうです。

プレイガルテン以外にも、「トレーラーハウス」に宿泊することもできます。



コンパクトな室内ですが、窓から畑が見られたり、すぐ外にはテントサウナがあったりと、アウトドアを楽しむにはちょうどいいかもしれません。

リニューアルしてRVパークも新設!


車で来てキャンプを楽しみたい、キャンピングカーで立ち寄りたい人に朗報。

2022年9月にリニューアルした笠間クラインガルテンには、RVパークとBBQエリアがあります。


ペット連れもOKで、手ぶらでBBQを楽しめるセットも。

併設のファームショップには、地域の生産者さんが育てた野菜、山菜、果物、きのこなどが並んでいるので、BBQをするにもちょうどいいんです。



周辺のアクティビティを楽しむついでに、笠間クラインガルテンのRVパークに立ち寄るのもおすすめです。

畑のある暮らしを体験できる、笠間クラインガルテン


筆者は東京暮らしが長く、「自分の畑があったらいいな」と思いながらも、畑へ通ったりこまめに世話をしたりするのは難しいと感じていました。

2022年春に山梨県・北杜市に移住してからは、毎日畑がそばにある生活に。畑のある暮らしがどのようなものなのか体験する機会がなかなかなく、はじめは心配なこともたくさんありました。

笠間クラインガルテンは、アウトドアアクティビティの延長で、畑のある暮らしを体験できる場所。



「私ならどんな野菜やハーブを育てようかな」
「朝ごはんに、目の前の畑から野菜を採って食べられたらもっとおいしく感じそう」
「部屋の窓から畑が見えるのは便利。畑が見れるテラスにはキャンプ椅子を置きたいな」

そんな風に妄想しながら、笠間クラインガルテンで過ごすのもおもしろいかもしれません。まわりの利用者さんから野菜づくりを教わったり、おいしいレシピを教えてもらったりできるのも、笠間クラインガルテンのコミュニティの魅力です。

あなただけの「畑のある週末」を、ぜひ見つけに行ってみてください。

■詳細情報
・名称:笠間クラインガルテン
・住所:〒309-1633 茨城県笠間市本戸4258
・地図:
・アクセス:常磐自動車道経由「水戸I.C.」を降り、国道50号を小山方面へ約22km
      東京から約2時間
・営業時間:9:00〜17:00
・定休日:月曜日
・電話番号:0296-70-3011
・公式サイトURL:http://www.kasama-kg.jp

Main photo by ヒロタケンジてい えみ
The other photos by Hinako Morino

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Writer / Editor. 山梨県北杜市、沖縄の離島、東京を行ったり来たり。おいしいもの、美しい自然があるところなら、どこでもかけつけます。旅をすればするほど、甘酸っぱい記憶が増えていく。だから私は旅を続けています。

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