ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

こんにちは、絶景ハンターのまゆみです。

八重山諸島の石垣島や西表島の間にまたがる海域に「カヤマ島」という無人島があるのをご存じですか?

小さな島に八重山の魅力がギュッと詰まっていて、ツアーでのみ上陸を許される、知る人ぞ知るシークレットアイランドです。

今回はカヤマ島の魅力と、人気の「幻の島」との2島めぐりツアーもあわせてご紹介します。

八重山諸島の無人島「カヤマ島」とは

八重山諸島の無人島カヤマ島Photo by Wikipedia
沖縄本島から南西へおよそ400~500km、石垣島や西表島、竹富島、与那国島など12の有人島と多くの無人島から構成された八重山諸島は、日本最南端の国立公園「西表石垣国立公園」に指定されています。

その八重山諸島の石垣島と西表島の間に横たわる小浜島からおよそ1.6kmの海域に浮かぶのが、周囲2.5kmの小さな無人島「カヤマ島(正式名称は嘉弥真島)」です。

八重山諸島の無人島カヤマ島Photo by Mayumi
江戸時代には、田畑や牧場を切り拓くために小浜島から通っていた人たちがいると伝わっていますが、それ以後は長らく無人島として荒廃が進んでいたとされています。

やがて、この島の管理を竹富町から委託され、1978年から観光開発に乗り出したのが、石垣島の「ホテルミヤヒラ」を運営する宮平観光を中心とした「美ら花グループ」。

現在は、その傘下である旅行代理店「三和トラベル」による企画運営で、石垣島や小浜島発の各種カヤマ島観光ツアーが催行されています。

※カヤマ島に上陸できるツアーは三和トラベルのみ取り扱っています。カヤマ島周辺でのマリンアクティビティを実施する他社ツアーもありますが、上陸はできませんのでご注意ください。

八重山諸島の無人島カヤマ島:キャンプ場Photo by Mayumi
島内には休憩施設や更衣室、シャワー・トイレこそ完備しているものの、水道・ガス・電気は通っていません。必要な電気は自家発電や太陽光発電でまかない、飲料水をのぞく生活用水は雨水や井戸から調達しています。

また、自然環境保護の観点から、石鹸は使用禁止、化学物質やプラスチック製廃棄物の持ち込みを必要最小限に、出たゴミは持ち帰るなどといったルールが徹底されており、今で言うSDGsへの取り組みに積極的です。

カヤマ島の魅力その1 :ウサギまみれの島!?

1時間もあればまわれるほど小さなカヤマ島ですが、さまざまな魅力がギュッと詰まっています。

そのひとつが、別名「ウサギの島」です。

八重山諸島の無人島カヤマ島:うさぎパラダイスPhoto by Mayumi
いつの頃からかウサギが島に持ち込まれ、現在では野生化したカヤマウサギが島内に約500羽も生息しているといわれています。

ウサギの島といえば広島県の大久野島が有名ですが、ここもまた、ウサギまみれが味わえる、動物好きにはたまらないもふもふパラダイスです♪

八重山諸島の無人島カヤマ島:うさぎパラダイスPhoto by Mayumi
エサに群がる食欲旺盛なうさぎたち。かわいいうさぎたちにもみくちゃにされる、ハッピーな時間が過ごせます。

なお、この島に生息している野ウサギのうち、人馴れしているのはレストハウス周辺を根城にしている20~30羽のみ。それ以外のウサギたちは島のどこかに隠れているそうです。

カヤマ島の魅力その2 :琉球ならではのゆかいな住人

カヤマ島には、琉球ならではのユニークな住人が生息しています。

八重山諸島の無人島カヤマ島:天然記念物オカヤドカリPhoto by Mayumi
こちらは、国の天然記念物に指定されている「オカヤドカリ」。

レストハウスやビーチなどそこかしこに姿をあらわしますが、あまりにも自然にそこにいるため、天然記念物のありがたみが薄れるほど。

からだがとても小さいので、誤って踏まないようにしましょうね。

八重山諸島の無人島カヤマ島:ヤシガニPhoto by 宮平観光
日中は茂みに身を隠し、日が落ちるとどこからともなくやって来るのが「ヤシガニ」です。

ヤシガニとは、陸上で生息する節足動物のうち世界最大級といわれており、実は“カニ”ではなくヤドカリの仲間。体長は30~40cmと巨大で、中には1mを超える個体も存在するほど。日本では琉球地方のみに生息し、絶滅危惧種にも指定されています。

それにしても、暗がりの中で突然ヤシガニに遭遇したら、ちょっと引いてしまいそうです。

八重山諸島の無人島カヤマ島:サガリバナPhoto by 宮平観光
こちらも、琉球地方ならではの熱帯性の植物「サガリバナ」。

サガリバナは、夜に花開き、夜明けとともに散ってしまう、一夜限りの儚い「幻の花」です。そんな珍しい花がカヤマ島の裏庭でも花を咲かせています。

開花シーズンは梅雨明けの初夏から10月頃。実際に見るとやはりとても神秘的です。

ちなみに、カヤマ島は西表石垣国立公園に属するため、島内にあるいかなる動植物も島外に持ち出せません。ご注意ください。

カヤマ島の魅力その3 :白砂のビーチに奇岩奇勝

八重山諸島の無人島カヤマ島:白砂のビーチPhoto by Mayumi
桟橋のある島の南西部を中心に広がるのが、この遠浅で白砂の絶景ビーチ。

ビーチサイドには海に映えるテラスやお手製のブランコが設置され、遊泳エリアには監視台も設置されているので、小さなお子さんでも安心して遊ばせられますね。

八重山諸島の無人島カヤマ島:シュノーケリングPhoto by Mayumi
ちなみに、こちらは遊泳エリアでシュノーケリングしたときに撮影したもの。

さすが日本最大級を誇るサンゴ礁「石西礁湖(せきせいしょうこ)」の海域、美しい熱帯魚の群れにも遭遇できました。

八重山諸島の無人島カヤマ島:奇岩ビーチPhoto by Mayumi
さらに、島の北海岸周辺は、ビーチロックと言われる岩礁や大小さまざまなかたちをした奇岩奇勝が楽しめます。

シークレットビーチのような隠れ家スポットがいくつも点在していますが、指定されたエリア以外での遊泳は禁止されているため、散策だけ楽しみましょう。

カヤマ島で楽しめるアクティビティ

次に、カヤマ島で楽しめる主なアクティビティをご紹介します。

ビーチコーミングとプチハイキング

八重山諸島の無人島カヤマ島:標高19mの山頂Photo by Mayumi
日帰りツアーの場合、カヤマ島滞在はおよそ2時間半ほど。

時間いっぱい、野ウサギとふれあったり、マリンアクティビティで過ごしたりするのもいいですが、せっかくならビーチコーミング(島内散策)もおすすめ。島中央には標高19mの小高い山があり、徒歩15分程度のプチハイキングが楽しめます。

山頂には小浜島や西表島、石垣島などを一望できる、360度大パノラマの展望台が設置されており、絶景スポットとなっています。

さらに、山頂から北海岸~西海岸を回るのんびりカメさんコースなら、およそ1時間程度でビーチコーミングが楽しめますよ。

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かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

かつてミステリーハンターに憧れた、好奇心旺盛、タフさ、度胸、鉄の胃腸とフットワークの軽さ、何より悪運の強さが持ち味の女ひとり旅88カ国。秘境絶景地球のワンダー、日本人になじみの薄いマニアックなスポット、B級グルメに屋台飯が大好物。世界は驚きに満ちている、老いも若きも男女の別なく、"外に出たい"その一歩を後押しする何かを提供できたら嬉しいです。

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