旅に出て半年ちょっと。資金難を想定し…
Photo by Kazuki Kiyosawa
旅に出て半年ちょっと。TABIPPO.NETの記事と並行して書いていた自身の旅ブログ「WALKING on the EARTH」は開始3ヶ月、月間3万5000PVを獲得するように。
この辺りからインスタグラムのフォロワーも4000人を超え、旅先でも「Keiくん」と声を掛けてもらえるようになったり、旅にスポンサーが付いたりと過去の旅人にはいなかった“次世代トラベラー”と呼ばれるようになりました。
この辺りの「ヨーロッパヒッチハイク旅」の記事で、「トラベルライターアワード」を獲得。本当に記事を書き続けてよかったなと感じました。
僕が用意した世界一周貯金は120万円。これで1年間旅をするのは、ちょっと厳しい。東南アジアを長めに取ったとしても、ヨーロッパの旅で資金難になることは、想定できました。
Photo by Kazuki Kiyosawa
そこで、クラウドファンディングを起こし60万円ちょっと、資金を集めることが出来ました。旅に出る前にクラウドファンディングを起こす人は多いですが、途中でやる人はなかなかいないみたいで、こちらも珍しがられました。
テーマは僕のライター記事と、ずっとやってきた大好きなスキーを混ぜたスキートリップということで、ヨーロッパ中のスキー場を駆け巡り、記事を書くというものでした。実際、この社会学を用いたマーケティングデータは日本の会社が買ってくれて、旅の資金を調達することに繋がりました。
僕は大学では社会学を専攻し、体育会スキー部に所属していたので、いつどこで「自分のやってきたこと」が繋がるか、本当に分からないなと。心の底から、「人生って面白いな」と感じることが出来た経験でした。
❐“潔癖性”が治り、”祈る”ようになった。半年の「旅」で僕の感受性は大きく変わった。
世界一周から帰国し3ヶ月。
Photo by Kazuki Kiyosawa
世界一周後半では、GoProのカメラワーク本を出版社ナイスクと一緒に作成しました。初めて写真が紙面掲載され、興奮したのを今もよく覚えています。その後、なんやかんやで世界一周から帰国。インスタグラムのフォロワーも気付けば7000人超え。東京の街中でも声を掛けられるようになり、なんだか変な感じ!
僕個人としては備忘録のために更新し続けたSNSやブログ、TABIPPOの記事だったので、声を掛けられる感覚に最初はすごい不慣れでしたが、晴れて“インフルエンサー・インスタグラマー”の仲間入り(?)。
帰国した当初は、来年から就職する予定で就活していたんですけど、「なんだか自分という存在は、現代社会において価値があるらしい…」ということに、色んなオトナの人たちと話しているうちに気付き始めました。
というのも、帰国してすぐマレーシア政府観光庁と一緒に、僕個人がコタキナバルという地をPRすることに。たしかに世界中を旅し、知識を持っていて、文章も書けて、しかも若い。同じような同世代がいないので、どこに顔を出しても、なかなか可愛がってもらえる存在でした(自分でいうのもなんだけど…)
そんなこんなで大学を卒業し、TABIPPO専属ライターとして3ヶ月間、次の旅まで我武者羅に。記事を書くライターメインなのに、ずっとユーザーとして参加していた旅大学でみなさんの前で話したり、営業にも帯同したり、PRにも協力させてもらったりと、自分の中に眠っているコンテンツを育てに、育て続けた3ヶ月でした。
ライター、カメラマン、フィルマー、インフルエンサー。特にインフルエンサーでは、MicrosoftのCMに「旅するクリエイターKEI」として出演し、話題を呼びました。今は、「WALKING on the EARTH」という「旅をして、自然の大切さを再確認するブランド」を独自でつくっています。
毎日が夏休み。でも毎日、自由工作に没頭する夏休み。そんな感覚があって、とても楽しい毎日です。
若者の僕から、若者の皆さまへ
Photo by Kazuki Kiyosawa
世界一周して3ヶ月。「日本で出来ることはなんだろう?」そう悩み、行動し続けた3ヶ月でした。現在、僕はフィリピン・セブにてフィルマーとして、映像関係の仕事をしています。映像もまた、旅の最中に備忘録としてアウトプットしていることでした。
ただ単に旅人かと聞かれれば、ちょっと違います。記事を書き続けるライターかと言われれば、そうでもない。インタビューもするし、される側もします。映像や写真を撮る作り手かなとも思われるし、講演したり、メディアに露出する出る側かと言えば、そうでもない。
独自のブランドを立ち上げてみたり、スポーツしたり、サポートしたり、デザインやロゴを考えたり、みんなと一緒に旅してみたり。
僕の根底には、ただ単純に「やってみよう」というキラッキラの少年心があるだけなんです。自分が好きなこと、興味があることをやってみよう。出来るかどうかは置いといて、まずチャレンジしてみよう。というシンプルで圧倒的に強い“少年心”があります。
Photo by Kazuki Kiyosawa
日本の若者の口からはよく「学んでないから」「勉強してないから無理」なんて言葉を耳にします。僕の場合、上記であげた内容の大半が我流だし、ここ2年以内に始めた内容。
少し嫌味っぽく聞こえるかもしれませんが、興味があるものに対して「現状況で自分ならどうするか?」というものを考えた結果、「“とりあえず”やってみよう」に繋がります。誰だって最初は初心者だし、やった結果、失敗することもあるけれど、やらなければ間違いなく絶望する。
そもそも“失敗”を前提に挑戦するチャレンジャーはいない。「進む」か「進まないか」。どっちにしろリスクがある状況で、あなたならどっちのカードを引きますか?
僕だったら面白そうな方、つまり「心のコンパス」の向く方に進みますけどね!…僕はもう少し旅を続けます。