ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

こんにちは!トラベルライターの土庄雄平です。いよいよ3月を迎え、就活生は本腰を入れて、就職活動に勤しむタイミングになりましたね。

就活といえば、耳にタコができるほど聞く「自己分析」という言葉。ようやく今になって、筆者はその言葉の意味の実感を持てるようになってきましたが、学生の方は自己分析に困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は旅をヒントに、自己分析や就職活動をアドバイスしてみたいと思います。少し行き詰まったとき、ひとつのアドバイスとして参考にしていただけたら嬉しいです。

ありのままの自分をさらけ出せる、旅


就職活動の際によく聞く「自己分析」。自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析し、将来どうしたいのか?考えることが大事だと言われています。

しかし、自ら社会人として働いたことのないなかで、自己分析だけで就職活動を進めていくのはやはり難しいですよね。業界や会社の知名度、給料や福利厚生といったものを重視してしまい、自分とミスマッチの会社を選択してしまうこともあります。


その際、「自分はどんな価値観の持ち主なのか?」「自分が充実感を感じる瞬間はいつなのか?」「逆にどんな環境だと辛いのか?」

自己分析の裏付けとなる”ありのままの自分”をさらけ出せるものが、旅なのではないでしょうか。

旅は実践的な自己分析になりうる


“ありのままの自分をさらけ出せる”というのは、どういう意味でしょうか。きっと旅好きの皆さんなら、以下のような経験がひとつは思い当たると思います。

・旅先で心から共感できる人と意気投合する
・旅先でのピンチを自分なりに切り抜けたことがある
・純粋に美しいものに感動する
・自分の好きなことを仕事にしている人に感銘を受ける
・自分らしい生き方をしている人から学ぶ

つまり、ありのままの自分をさらけ出せるとは、何のストレスもなく自分の内に秘めているものをアウトプットでき、同時に目の前の出会いから学びをインプットできる状況を指します。

例えば、上記の経験から以下のように掘り下げることができるでしょう。

①旅先で心から共感できる人と意気投合する
▶︎どういった人と一緒に働きたいか、ひいてはどんな社風の会社で働きたいか、自分の本音は何か
②旅先でのピンチを自分なりに切り抜けたことがある
▶︎ピンチの時、どう考えて、どのように克服しようとするのか?
③純粋に美しいものに感動する
▶︎どんなもの・シーンに感動して心を揺さぶられるか、自分の根底にある価値観はどんなものか
④自分の好きなことを仕事にしている人に感銘を受ける
▶︎自分も同様な働き方を目指したいか、目指すのであればどんな業界・職種か
⑤自分らしい生き方をしている人から学ぶ
▶︎自分が数十年後どのような人と近い生き方になっていたいか、卒業後に頑張りたいことは何か


旅を通じて行ったインプットやアウトプットは、就職活動の自己分析に通ずる大事なものを明らかにしてくれるでしょう。逆に言えば、自己分析を実践的に行えるのは、旅をおいて他にはないのではないか?とも思います。

就活に行き詰まったとき学生の方におすすめしたいのは、いったん一呼吸を置いて、旅を通じて”ありのままの自分”を見つめ直してみることです。

一見遠回りに見えるかもしれませんが、長い人生で見ると近道になるかもしれません。

「旅好き」が業界選びで大事にしたいこと


学生から社会人になる就職という、人生での大きな分岐点。これまでお伝えした通り、入念に自己分析を行ったうえで、実際に入社をする会社を選んでいきますが、ここでも旅をヒントにキャリアを考えてみましょう。

まずは業界選びについてです。いったん業界を絞らずに就活をする方もいるかと思いますが、旅好きの方であれば業界についてもある程度吟味したほうが良いのではないかと思います。なぜなら以下のポイントがあるからです。

・興味のある業界の方がモチベーション高く頑張れる
・ワークライフバランスの取りやすさがある程度決まってくる


人の好きなことに対する瞬発力や集中力、忍耐力は計り知れません。旅好きの皆さんなら、特に共感いただけるのでは?と思います。自分が心から好きになれる業界に身を置く方が、自分の価値を発揮し、強みを伸ばすチャンスは格段に増えるでしょう。

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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