こんにちは、KOH(@Luck81O)です。筆者はいま、フィリピンのセブ島で英語留学をしています。
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【グロ注意】孵化直前の卵「バロット」を全種類食べると夢が叶うと聞き、食べてみた(いま、この記事を読んでいます)
留学生活が半月も経つと和食が恋しくてしょうがなくなり、留学生活がひと月も続くと変なものを食べたい欲が湧いてきます。
常夏の陽気で少し頭がおかしくなってしまったようです。
そんな時、毎日爆笑の嵐で腹がよじれそうなほど楽しい語学学校NexSeedでは、今日も先生がフルスロットル。
セブ島に何か変な食べ物は無いかと尋ねると、先生は開口一番に「バロット!」と言い放ちました。
バロットとは
「バロット」とは「バロッ」とも呼ばれ、フィリピンの公用語であるタガログ語のbalutからそう呼ばれます。
バロットは孵化直前のアヒルの卵を茹でたもので、卵が産まれてから16日目~21日目のものを指します。16日目が最も人気とされ、21日目のものにもなると雛の形が視認できるほどに形成され、羽根、骨、クチバシごと食べるのでパリパリとした食感になり、味も鶏肉に近いものがあるのだとか。
東南アジア諸国で広く食され、中でもフィリピンとベトナムでは滋養強壮に良いと言われ、二日酔いの日にはバロットが良いとも言われます。
TABIPPO.NETでは旅と健康をテーマに掲げており、旅先で滋養強壮に良いと聞いてしまったらその姿形なんぞ気にせず、迷わずGOなのです!!
(昆虫や爬虫類は食べれる筆者ですが、過去5回セブ島に来ていてもバロットだけは避けていました)
7つのバロットで夢が叶う伝説
バロットを食べに行くことが決まると、先生は深妙な表情でこう言うのです。
「ドラゴンボールって日本で有名でしょ?ドラゴンボールみたいにバロットを7つ食べると夢が一つ叶うわよ(ニヤッ)」
ドラゴンボールは集めるだけで食べないのですが、そんなことは置いといて、先生の言う伝説のような子供騙しのような話を信じて、夢を叶えに行きます!!
鳥の巣みたいな人をスカウト
悟空たちだって、ドラゴンボールを巡って一人で戦ってはいません。人々は皆、仲間がいてこそ夢に近づくことが出来ます。と、いうことで。
こちらは語学学校NexSeedでインターンをしているパーマン。日本人離れした天然パーマが鳥の巣のようなので、今回仲間に引き入れました。本人の承諾は得ていません。
聞くところによるとどうやら大きな夢を抱いているようで、筆者の夢はさておき、この機会にバロット食してパーマンの夢を叶えようではありませんか!
:ところで、パーマンはどんな夢を叶えたいの?
:ぼく、直毛になりたいんです。
:・・・・・・
7つのバロットを求め、僕たちは冒険の旅に出た
すっかり日も暮れた頃、筆者KOHとパーマンは街に繰り出しました。金曜の夜、道路は騒がしく酒場は活気付き、東南アジア独特の熱気を帯びた街の様子とは裏腹に、筆者達は卵探しというシュールな状況。
目の前の娯楽に囚われず、ただひたすらに夢を叶えるべく、産後16日目〜21日目のバロットを探しに行きます。全種類集めても6種類なので、あと一つはゆで卵で調整を測ります。
怪しいおばちゃんのバロット屋
最初に訪れたのはパーマン一押しのバロット屋。パーマンは「あそこのおばちゃん怪しすぎるから絶対やめた方がいいですよ」と言っていますが、怪しいところが大好きな筆者にとっては興奮材料でしかありません。
足取りの重いパーマンを尻目に真っ先にやってきました。
バロットの主な販売店はレストランや屋台ではなく、道端に「Balot」と書いた発泡スチロールの箱が設置されているだけです。見つけにくいようにも思えますが、目を凝らしながら歩いているとだんだんバロットセンサーが磨かれて、発泡スチロールの箱に敏感になってきます。
箱の中ではバロットが温められており、その温度は以外に高く、卵を10秒以上素手で触っていると火傷してしまいそうなほどの温度で保管されています。
そんな怪しいおばちゃんのバロット屋で手に入れたのは産後16日目のバロット。お値段は20ペソ(44円)。これはバロットの中で最も若いものになります。さっそく一星球(イーシンチュウ)を手に入れたので次へと向かいましょう!
怪しいおばあちゃんの謎の店
パーマンは先ほどのおばちゃんの店が怪しさに溢れていると騒いでいましたが、ほがらかな笑顔を持つ優しい方でした。筆者としては、このおばあちゃんの方が怪しいオーラを帯びている気がしてなりません。
どうにもおばあちゃんを摸したクーラーボックスのキャラクターが、現実との温度差を醸し出していてシュールさが止めどなく漂ってきます。
そんな怪しいおばあちゃんの向かいには、なんとバロット屋が!バロットって怪しいおばちゃんの近くにあるんですかね。
こちらのバロット屋では、産後17日目と産後18日目のバロットが販売されているようです。強運なことに、先ほど購入した16日目のバロットから順調に集めることに成功しています。
こちらもまたバロットひとつあたりの値段は20ペソ(44円)でした。綺麗に順番通り二神球(リャンシンチュウ)、三神球(サンシンチュウ)と収集できて、なんだかとても事がスムーズに運んでいます。
収集に夢中で、食べることが本番だと忘れた瞬間でもあります。
激レアバロットの発見
おや、パーマンがなにか騒いでいます。バロット屋を発見したテンションとはまた異なる様子。聞いてみると、なんと産後21日目のバロットを発見したのだとか!
産後16日目〜21日目の6種類のバロットは、日が経ったものにつれて入手が困難になります。なぜならば16日目のバロットが最も人気が高いことや、バロット屋も早い段階で在庫を無くしたいので産後16日目で店頭に出したものを2〜3日で売り捌くためです。
そのため21日目のものともなると露店で見つけるのは困難を極めるのですが、なんとパーマンはそれを発見したのです!だてに癖毛じゃない!
こちらのバロット屋もひとつあたりの値段は20ペソ(約44円)。バロットはどこで買ってもだいたい同じ値段のようです。入手困難な六星球(リュウシンチュウ)の発見に成功し、残るは産後19日目と20日目のバロット。四星球(スーシンチュウ)と五星球(ウーシンチュウ)です。
困難を極めるバロット全種収集
バロットのフルコンプリートまで残るバロットは、19日目と20日目の2つ。新たに見つけたバロット屋では18日目のバロットしか無いのだとか。
探している日数を告げているので19日目と言って売れば筆者達は買ってしまいますが、案外そういう擦れたバロット屋はいなく、優しい人ばかりです。
バロット屋の密集地帯を抜け、しばらくバロット屋を見かけなくなった頃、「移動式のバロット屋とか彗星の如く現れないかなー」とつぶやいた30秒後、本当に移動式のバロット屋が彗星の如く現れました!
しかし、こちらの在庫も産後18日目のバロットのみ。先ほど21日目のバロットを買ったことを言うと、バロット屋のおじさんは「おいおい、まじかよ!あんなもん食うなんてどうかしてるぜ!」と驚いていました。バロット屋がそんなに言うくらいなので、相当なものなのでしょう。
それから何件もバロット屋を訪ねるものの、ほとんどの在庫は産後16日目と18日目。バロット屋に近くのバロット屋を教えてもらい、
時には塩対応も受け、
お食事中のイカしたおっちゃんもバロット屋を教えてくれ、
行き先不明のジプニー(ローカルバス)に乗り、
バロットレーダーが反応したところで降車するも、探しているバロットはここにも無し。
そして、我々は最後の砦へと向かいました。パーマンの面積が大きすぎて前が見えませんね。
一同、最後の砦へ
どうも、我々はいま、最後の砦「セブンイレブン」に来ています。セブンイレブンのおすすめ商品はなんと言ったって「ゆで卵」。
フィリピンのほとんどのセブンイレブンではドリンカー付近にゆで卵が設置されており、13ペソ(約28円)で購入することができます。お会計時にレジで塩をもらい、外のゴミ箱で殻を剥いて食べるのがいつもの筆者の朝食です。
そんな3つのゆで卵による補正がかかっていますが、7つの卵を集める事に成功しました!これを全部食べれば夢が叶うという伝説を検証します。
【グロ注意】実食
3時間以上におよぶバロット探しの旅を経て、お腹の準備は万端。なんでもいいから早く食べたい気持ちでいっぱいです。今回は収集に成功した産後16日目、17日目、18日目、21日目の4種類のバロットを実食。
なんだか使わない筋トレグッズや美顔器のように買って満足していましたが、そういえばここからが本番です。これ以降はグロテスクな画像が含まれるため、顔を覆った手の指の隙間から見てくださいね。