ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

上甑島・中甑島から下甑島へ

上甑島を十分楽しんだら、次は下甑島へ向かいます。今は船でしか渡ることができませんが、実は現在中甑島と下甑島をつなぐ橋を建設中なんです。

完成予定は2020年。開通すれば島の行き来もしやすくなり、より観光スポットとしても注目されること間違いなし。美しい海の上をドライブできる絶景スポットとしても、話題になるかも?

天然の椿油づくり&海鮮アヒージョを体験

甑島の名産品はきびなごだけではありません。天然の椿がたくさん自生していることから、椿油も生産されています。椿の実を割ってつぶし、約20分蒸してから搾ります。ふたりの様子を見ていると、なかなか実を割る作業が難しいみたい?

島のお母さんによると、蒸したあとは時間が経つと固まってきてしまうらしく、温かいうちにすばやく搾ることが大切だそう。「お母さん、このやり方でいいの⁉︎」と焦る声が聞こえてきますが、大丈夫です。お母さんが丁寧に教えてくれるので、誰でも椿油を搾って持ち帰ることができます。

蒸している20分のあいだには、海鮮のアヒージョ体験も。魚介のエキスが染み込んだアヒージョをパンにつけて食べると、もう絶品。椿油を搾ってもいない私は、ちゃっかりつまみ食いだけしていました……なんかすみません。

■詳細情報
・名称:椿油搾り体験と甑の魚介のアヒージョ試食
・住所:〒896-1521 鹿児島県薩摩川内市下甑町青瀬642 青瀬地区コミュニティセンター内
・地図:
・開催時間:毎日開催 9:00〜16:00の間の1時間
・料金:大人・小人1,500円
・所要時間:1時間
・公式サイトURL:https://satsumasendai.gr.jp/reservation/product/1713/

センス溢れるおしゃれなカフェでランチ

鹿児島の離島にこんなおしゃれなカフェがあったなんて……! 島のお母さんが1993年から営む「山想」は地元の人に愛される、住宅街にひっそりと佇むカフェ。看板も小さいのでパッと見は普通のおうちにしか見えない、隠れ家的なおすすめの場所です。

一面に島の花で作られたドライフラワーが飾られており、飾られているインテリアもかわいいものばかり。木のぬくもりを感じられる店内で、ゆっくりとランチを楽しめますよ。

ボリュームたっぷりのランチメニューは、毎日お母さんが考えているそう。使っている野菜の多くはお友達からもらっているそうで、そんな島の温かい交流にもほっこりします。

食事終わりには「これ、食べる?」とみかんをくださったり、「今日は波が高いから船が出るか心配だね」なんておしゃべりを楽しんだり、アットホームな雰囲気に和みました。都会で荒んだ心が、島の人と交流するたびに癒されていく気がします。なんだか私、だんだんいい人になってる気がする。

■詳細情報
・名称:山想
・住所:〒896-1411 鹿児島県薩摩川内市下甑町長浜29
・地図:
・営業時間:10:00〜16:30
・定休日:水・日曜
・電話番号:09969-5-0137

昔ながらの町並みが残る武家屋敷通りをお散歩

下甑島の南に位置する手打集落では、美しい武家屋敷通りが見られます。美しい石垣と緑に囲まれ、まっすぐと伸びる道はなんだか趣があってすてきですよね。

歩いている姿も画になるので、ここで写真撮影をするのもおすすめ。

ふたりが楽しく歩いていると、島のおばあちゃんに遭遇。「どこからきたの?」から会話がはじまり、最後には「うちに上がってお茶でもどう?」なんて、お家にお呼ばれしちゃいました。

残念ながら時間がなかったのでお邪魔はしませんでしたが、そのあと再び偶然おばあちゃんにばったり。なぜか大量に飲み物をもらうという、ほっこりする場面もありました。そんな島の人との何気ないやりとりも、しま旅の魅力ですよね。

「てうちん浜や」で島グルメに舌鼓

夕食を食べようと向かったのは、手打港旅客待合所だった場所をリニューアルして生まれた「てうちん浜や」(海の駅指定)。「秋太郎」の名前で知られるバショウカジキや、島で「すすごはん」と言われる寿司ご飯など、島ならではのグルメを楽しめます。

どれもとってもおいしくて、ついつい箸が進んじゃいます。すすご飯、お代わりしたくなるほどおいしかった……(お腹いっぱいで断念しました)。

気さくなオーナーさんは、革製品も作っているそうでお店でレザークラフト体験も可能なんだとか。

また訪問時は野球の試合が行われていたことから、店内のテレビで一緒に観戦して盛り上がりました! 「あれ、離島にいるのにスポーツバーに来たのかな?」と思ったほど。観光地をまわる旅もいいけれど、こんな風に島の人と触れ合う旅もいいですよね。

■詳細情報
・名称:てうちん浜や
・住所:〒 896-1601 鹿児島県薩摩川内市下甑町手打61
・地図:
・アクセス:長浜港から甑かのこゆりバスで約25分
・営業時間:ランチサービスタイム:11:00~14:00 (ラストオーダー14:00)/カフェ・売店:11:00~20:00(ラストオーダー20:00)、閉店21:00
・定休日:火曜日
・電話番号:09969-7-0005
・公式サイトURL:https://satsumasendai.gr.jp/spotlist/39280

コンドミニアムタイプの「宿屋◯△□」へ

下甑島で宿泊したのは、コンドミニアムタイプの「宿屋◯△□」。中に入ると、まず部屋の広さにびっくりします! ベッドもそれぞれの部屋にひとつずつあり、まるで自分の部屋に帰ってきたような気分(部屋によって間取りは異なります)。

キッチンや調理道具、食器類などもそろっているため、簡単な調理をすることも可能です。食材を買ってきて、部屋で料理するのも楽しそう!

ふたりも料理するのかな……と思いきや、おかしパーティーが始まっている模様。今夜はガールズトークに花咲かせるんでしょうか。女の子の恋バナは本当に容赦ないので、男子諸君は耳をふさいでいてください。

■詳細情報
・名称:宿屋◯△□
・住所:〒896-1601 鹿児島県薩摩川内市下甑町手打 1283−1
・地図:
・営業時間:8時00分~21時00分
・電話番号:09969-6-5757
・公式サイトURL:https://serviced-accommodation-295.business.site/

お土産は、島の焼酎「吉永酒造」

下甑島を離れる前に、最後に訪れたのは「吉永酒造」。先代杜氏の名前がつけられた「五郎」や亀壺で熟成された「亀五郎」、そして雑誌「dancyu」の「まろやかなタイプ」焼酎部門で1位に選ばれたこともある「甑州」など、どれも島の人にとっては欠かせない焼酎が作られています。

また年間約1,300本しか瓶詰めを行わないため、島外に出回らないレアなお酒「おと姫」もこちらで販売されています。まろやかな口当たりが特徴の甑州よりも、強めでしっかりとしたお味。

こちらではそれぞれ試飲もできるので、好みの味を確かめてお土産に購入するのもおすすめです。

■詳細情報
・名称:吉永酒造
・住所:896-1601 鹿児島県薩摩川内市下甑町手打1239-1
・地図:
・電話番号:09969-7-0027

また来るね、甑島!

まだまだ甑島を楽しみたいけど、残念ながらお別れの時間。前回は絶景スポットを中心にまわったけれど、今回は島の人との交流が印象に残った旅でした! 話してみなければわからない島の暮らしや、すてきなエピソードをたくさん聞くことができて、エネルギーチャージされた気分。

またシマバルでお酒を飲みながらお話したいし、島のお母さんのお家にもお邪魔してみたい。鹿児島の離島・甑島には、不思議とまた帰ってきたくなる魅力にあふれていました。ジェットスターを利用すれば、気軽にしま旅を楽しめるから、またすぐにでも帰ってこよう。

待っててね、甑島! 次はどんな体験ができるんだろう。

All photos by shigeki naganuma

ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

RELATED

関連記事

RANKING

人気記事ランキング