ライター
とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

自らをGoogleピンとして扮して世界中を旅するプロジェクト「SASARU project」を実行する、刺さるアーティストこと「kozee」さん。

前回の記事では、江ノ島系イケイケ旅人kozeeさんが作り上げた「刺さる写真」をたっぷりご紹介しました。

 

が、TABIPPO.netの女性読者の中には、その雰囲気(と腹筋)に魅了されてしまった方もいたのでは?「謎の男kozeeの素顔が知りたい!」そんな貪欲な女性読者のリクエストに応えるべく、わたくし戸口がkozeeさんの素顔(と腹筋)に迫ってまいりました。

えっ?わたしの趣味嗜好じゃないですよ。仕事です。

 

地球に刺さる男 kozee

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こちらがSASARU projectのkozeeさん。

「腹筋がよくわかる写真ください」ってお願いしたら、「そんな写真、狙って撮らないよ」って笑われました。すみません。完全に私の欲が出てしまいました。

唯一もらえた画像はこちら↓

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見てください。鍛え上げた、この筋肉。もはや罪です。それにしても、ちょっと海、似合いすぎません?

 

笑ったときに出る、目尻のシワが素敵な方です。しなやかで美しい腹筋とのギャップがたまりません(腹筋の話ばっかですみません)。

湘南育ちのわたしが勝手に江ノ島系って愛着を込めて呼んでいますが、kozeeさんは原宿生まれの原宿育ち。

18歳でNYに渡米し2年間暮らしたり、オーストラリアでワーホリしたり、ハワイで働いたりと旅以外の海外生活の経験も豊富です。

得意なブレイクダンスでは、なんと世界大会でTOP16、NYの大会では優勝経験があるほどの実力者。すげえ。すごすぎて、すげえ以外の言葉が見当たりません。

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容姿どころか経歴も華やかで、根暗な私の苦手なタイプの人間かと思いきや、牛のツノポーズを可愛く決めちゃうほど、お茶目な一面も。

とか言いつつ丁寧かつ速攻でレスポンスもくださるので、根は真面目な方なんだな、と思いました。生まれ変わったらkozeeさんの腹筋になりたいです。

 

刺さり始めたきっかけは?

ブレイクダンスをやっていたから、です。色々なポーズで写真を撮る事があって、その時のワンポーズとして刺さったりしてたのがキッカケ。ホントに仲間内のアソビです。

この写真面白いかも!ってリアルに思ったのはオーストリアのポートスティーブンス(シドニーから北に約200kmぐらい)って砂丘へ行った時の写真。

 

何もない砂丘に、人が頭から刺さってる写真がなんとも面白くて。外国人も「これはもはやアートだ!」って言ってくれるほど評判がよかったんです。

この時はまだまだ「SASARU project」なんて名前もないし、自身をGoogle Mapのピンに見立てようなんてアイディアもない。

 

でも、そこから旅に出るまでの約2年間で日常にGoogle Mapを使っているうちに、ふと「世界中に行くなら行った場所にマーキングしよう。このピンに自分がなったら面白いな」って思って。

「SASARU project 地球の刺さり方」っていう和名タイトルは、完全に某有名ガイドブックからきています(笑)

 

最初の頃、周りの反応はどうでしたか?

初めは単なる”面白写真”としか認識されていなかったですね。

だから、写真をみせると「え?何コレ?なにやってんの?」って反応から、プロジェクトを説明してようやく変なヤツではないんだなって理解してもらう日々でした(笑)。

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どんなものが心に「刺さる」んでしょうか。

単純にデカかったり、スケール感がハンパじゃなかったりするものは心に刺さります。それが自然であったり人工物であったりは様々ですが、パワーを感じるものや圧倒されるものは心に刺さります。

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あとは出会う人。外国で人に親切にされるのは、思ってる以上に刺さります。それだけでその国をすごく好きになる。

とはいえ、その人自身に直接刺さるわけにはいかないので、その国や都市・村の良い風景や代表的なスポット、生活感があるところなどに敬意を込めて刺さってます。

食べ物にも同じ事が言えますね。ここのゴハン美味しい!刺さる!みたいな。

 

なぜ刺さる旅を2年間も続けてきたんですか?

期間にこだわりはなかったんですけど、旅に出る時から「目標100カ国!」って思ってました。正直、スタートしたときは1年半ぐらいで終わると思ってました(笑)。世界は広いです。

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「刺さる」写真を撮るときに、大切にしていることはありますか?

「ライブ感」は大事にしています。あくまで「日常を切り取った写真」である事がポイントです。撮りますよ!撮りますよ!って周りの人に声をかけたり、立ち止まってもらうことは絶対にしません。

道行く人がいたり、仲良いカップルがいたり、観光地なんて色んな人がいます。そこに刺さってる僕がいる。「日常の風景」に刺さってるのが面白いわけで。後からみると僕の事をメッチャ見てる人がいたりするのがいいですね。

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あとは角度も大切にしています。より刺さってる感があるように。

ため息の出るような美しい場所や世界遺産なんかの場合、「ん?なんかいる!?」みたいな二度見感もあったり。不思議と意外と合うなーなんて言ってもらえたりするから不思議ですよね(笑)。

 

なぜ「日常の風景に刺さる」ことがいいんでしょうか?

“刺さってる”って「超非日常」じゃないですか。

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とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

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