ライター
藤原 卓志 第2の故郷が東南アジアの道産子ライター

北海道から発信する道産子ライター。”移動する旅よりも暮らす旅”が好き。毎年、東南アジア訪問生活。

旅先の景色や空気感は日常の疲れを忘れさせてくれます。

日常の疲れを癒やす旅先としておすすめなのが、熊本県。九州の中心に位置する熊本県には、自然の豊かなスポットや心温まるスポットがたくさんあり、温泉や自然などが私たちの心身を癒やしてくれます。

海外旅行に行けない今だからこそ、国内の心温まるスポットを訪れて、今までにない発見やワクワクを体感しましょう。

今回は、withコロナの時代の旅先としておすすめの熊本県で、心を癒やしてくれる4つのスポットを紹介します。

長部田海床路はまるで『千と千尋の神隠し』の世界!


photo by pixta

「長部田海床路」は、熊本県の中心地から少し離れた絶景スポットです。海床路とは、潮が引いた時にあらわれる道のことで、潮が満ちるとまた海に沈む不思議な道。

長部田海床路は、潮が満ちた際には電柱のみが海の中に立ち並びます。海上に街灯が並んだ光景はジブリ映画『千と千尋の神隠し』を思い出す人も多いのではないでしょうか。

長部田海床路は、満潮の1時間前後の時間帯に訪れるのがベスト。満潮の時間帯になると、カメラを構えた旅人が集まることも。

夕焼けどきもおすすめ。遠くに雲仙普賢岳を望む、素敵な景色を眺めることができます。

どんなシーンを切り取っても綺麗なのが長部田海床路。熊本中心部から離れているため、ソーシャルディスタンスもばっちりです。絶景を求めて熊本を訪れた際には、ぜひ足を運んでほしいスポットです。

■詳細情報
・名称:長部田海床路
・住所:熊本県宇土市住吉町3125-1
・地図:
・アクセス:JR宇土駅から車で15分

黒川温泉の湯めぐりで、心も身体も癒やされる

photo by takushi fujiwara

心も身体も癒やされるスポットと言えば、温泉。熊本には日本でも有数の温泉地、「黒川温泉」があります。

30以上の旅館が並んでおり、「街全体が一つの宿、通りは廊下、旅館は客室」というキャッチコピーを掲げている、温泉好きにはたまらない観光地です。

黒川温泉のおすすめの楽しみ方は「入湯手形」を使った湯めぐりです。「入湯手形」とは直径10cm前後の木製の手形で、購入すると黒川温泉エリアの旅館のうち3つの銭湯に入ることができます。

複数の温泉に浸かる体験は他の温泉地でもなかなかできません。温泉好きの方々は、ぜひぜひ贅沢な時間を過ごしてくださいね。


photo by pixta

黒川温泉はインスタ映えスポットとしても有名です。2020年度は中止となりましたが、毎年12月から翌年5月頃にかけてライトアップ「湯あかり」が開催されています。

湯あかりのシーズンは幻想的な風景が広がるため、カメラをかまえた旅人もたくさん訪れます。普段はアクティブで温泉になかなか行かない旅人も、動きがとりにくい今だからこそ温泉で体を休めてみては?

■詳細情報
・名称:黒川温泉
・住所:熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺6594−3
・地図:
・アクセス:熊本空港から車で1時間30分
・定休日:旅館によって異なる(公式HPに掲載アリ)
・電話番号:0967-44-0076
・公式サイトURL:https://www.kurokawaonsen.or.jp/

阿蘇山で、熊本の大自然を一望

photo by takushi fujiwara

熊本の大自然が集まる阿蘇エリアは、自然を感じて癒やされたい旅人に訪れてほしい観光地の一つ。

新緑が生い茂る夏でも雪化粧する冬でも感動する景色を見せてくれる阿蘇山は、疲れた心を癒やしてくれます。

阿蘇山を中心としたエリアは絶景やグルメが揃っており、旅人が求める最高のロケーション。お腹も好奇心も満たせるスポットが多くあります。

特にトレッキングや星空観測が好きな人にとっては、鳥肌が立ってしまうような体験が待っているはず。


photo by pixta

阿蘇山周辺には、熊本の大自然を身体中に感じられるスポットがたくさん。

菊池渓谷や大観峰など、都市部では味わうことができない絶景が多く、虜になること間違いなし。

特に大観峰は、標高936mに位置する展望台で、大分県の九重連山までを一望できる最高のビュースポット。駐車場も完備されており、車さえあれば簡単にアクセス可能です。

朝焼けの時間帯が一番見応えがあるので、大観峰周辺に宿泊して朝早くから訪れるのがおすすめです。

加えて、梅雨明けから秋のシーズンに大観峰を訪れると、素敵な景色に加えて雲海が見られる瞬間も。

人の多い都市部から離れた阿蘇エリアで大自然を感じながら癒やされてみては?

■詳細情報
・名称:阿蘇山
・住所:熊本県阿蘇市竹原
・地図:
・アクセス:熊本空港から車で1時間
・営業時間:
3月20日~10月31日:午前8時30分~午後6時
11月1日~11月30日:午前8時30分~午後5時30分
12月1日~ 3月19日:午前9時~午後5時
・定休日:天候や火山活動による変更はあり
・料金:
【公園道路でかかる料金】
単車:200円
軽自動車:600円
普通自動車:800円
マイクロバス:2,500円
マイクロバス:3,000円

グルメもお土産も欲張りたいなら、桜の馬場 城彩苑へ


photo by pixta

熊本県の象徴としても有名な熊本城。その熊本城のふもとに「桜の馬場 城彩苑」という城下町のような観光スポットがあります。

「桜の馬場 城彩苑」は飲食店や雑貨店などが集合しており、熊本でのお土産を購入するにはもってこいのスポット。

熊本のお土産を買いたい人やご当地グルメをとにかく食べ歩きたい人は、ぜひとも足を運んでほしい観光地です。

辛子蓮根やあか牛小籠包など、熊本県民が愛してやまないご当地グルメを販売している店舗がたくさん並んでおり、一周するだけでお腹いっぱいになること間違いなし。

体験型の施設である「熊本城ミュージアムわくわく座」もあり、熊本城の歴史を知ることもできます。見た目は武家屋敷のようなデザインですが、中に入ると最新技術をフル活用したミュージアムで、歴史が苦手な人でも楽しめるはず。

日本各地の歴史を勉強している人にとっては、たまらないスポットです。


photo by pixta

「桜の馬場 城彩苑」を訪れてほしい理由はもう一つあります。それは、熊本城を眺めるのに最高のスポットだからです。

城彩苑から遊歩道を通って移動すると、「二の丸広場」という大きな広場にたどり着きます。二の丸広場からは熊本城を一望できる、絶好の撮影スポットとなっています。熊本城を1枚の写真におさめたい方は、ぜひこのスポットを訪れてくださいね。

熊本城は2016年4月に発生した地震によって大きな被害を受けており、2020年8月現在、復旧工事中です。熊本城天守閣の復旧の進捗が見学できる「特別見学通路」が公開されており、ここは熊本城が復旧中の今しか通れないスポットです。復旧中に熊本城を訪れた際には、是非とも訪れてくださいね。

■詳細情報
・名称:桜の馬場 城彩苑
・住所:熊本県熊本市中央区二の丸1−1−1
・地図:
・アクセス:JR熊本駅からバスで30分
・営業時間:熊本城ミュージアムわくわく座:9:00〜17:30
桜の小路:9:00~19:00(3月~11月)9:00~18:00(12月~2月)お食事処 11:00~19:00
・定休日:熊本城ミュージアムわくわく座:12月29日〜31日
桜の小路:なし
・公式サイトURL:http://www.sakuranobaba-johsaien.jp/

熊本を旅して癒やされよう!

熊本は絶景の宝庫。心安らぐスポットを求めて旅に出ませんか?

非日常を体験して、日々の疲れを癒やしたいと思っても、今は海外旅行はできません。そんな今だからこそ、日本国内に焦点を当ててみると、ソーシャルディスタンスを守りながらも楽しめるスポットはたくさんあります。

人が多い都市部の観光地に行きづらいタイミングだからこそ、自然豊かな熊本で日々の疲れを癒やしてくださいね。

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