ライター
髙野麻由 フリーライター

和歌山を拠点に旅するフリーライター。枕が変わると寝れない極度の心配性ですが、行動力と直感はピカイチです。アジアを放浪中、インドにどハマりし宗教や文化に興味を持つ。現在グローバルライターを目指し、中国語を勉強中。

以前、YAMAP×秋津野ガルテンのプレスツアーに参加し初めて熊野古道・中辺路を歩いたわたし。まだまだ海外には行けないし、生まれ育った和歌山をもっと違う角度で見てみよう!とまずは世界遺産・熊野古道を歩くことに。

今回はそんな実体験を元に和歌山・田辺の魅力をお届けします。(前回のプレスツアーの様子はこちら

世界遺産・熊野古道がある街、田辺の魅力


熊野古道の玄関口として知られる田辺市は、和歌山県の中で一番広い街。飛行機を使うと羽田空港から南紀白浜空港を経由し約1時間30分でアクセスでき、世界遺産や歴史ある文化財だけでなく、日本最古とも言われる温泉など、観光スポットや見所がたくさん!


わたしは生まれも育ちも和歌山ですが、今までじっくりと和歌山の歴史や世界遺産について触れる機会がありませんでした。プレスツアーがきっかけで田辺の歴史の深さ、世界遺産のある街の魅力、受け継ぐ地元の方々の想いなどを知りますます奥が深いなとしみじみ。

そして田辺は、国内だけでなく海外からの観光客もたくさん訪れる観光地でもあります。住み心地がいいだけでなく、新しく訪れた方にも優しい街なのです。

世界遺産・熊野古道って?


「熊野古道」とは「熊野三山」である、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、那智山青岸渡寺への巡礼道のことを呼び、熊野三山へ参拝することを「熊野詣」といいます。

わたし自身それぞれの社寺へは旅行中に参拝したことがあったものの、熊野古道を歩いて参拝するのは今回が初めて。参拝にあたって、熊野古道の歴史を図書館で調べてみました。始まりは平安時代や鎌倉時代まで遡り、当時の上皇、貴族、武士たちだけでなく庶民たちも巡礼道を歩いて参拝したのだそう。

自分の体力にあわせてルートを選ぼう!


熊野古道は、紀伊路・小辺路・中辺路・大辺路・伊勢路・大峯奥駈道という6つのルートに分かれています。

人気ルートは伊勢と熊野を繋ぐ「伊勢路」とメインルート「中辺路」。どのルートも距離の長さや道のりが異なるので、自分の体力と必要日数にあわせて巡礼道を選んでくださいね。

メインルート中辺路には36箇所のスタンプ押印所が


今回わたしが歩いた中辺路には、1冊100円でスタンプ押印帳が販売されており、出発前に紀伊田辺駅横の観光センターで購入しました。

中辺路には全36箇所のスタンプ押印所が設備されていて、コンプリートすると「熊野古道中辺路完全路破証明書」が発行されます。

実はわたしが熊野古道を歩こうと思ったのもこのスタンプ押印帳がきっかけ。せっかく歩くならスタンプを集めて、記念に残る証明書をもらおうじゃないか!と重い腰をあげました。

熊野古道とサンティアゴ巡礼を繋ぐ2つの巡礼の道にもチャレンジ!


先ほど紹介したスタンプ押印帳ともうひとつ話題を集めている「2つの巡礼の道」。こちらは熊野古道とスペインにあるサンティアゴ・デ・コンポステーラの道の両方を歩いた方が「2つの道の巡礼者」として登録できるものです。

2つの道の巡礼者になるためには、熊野古道とサンティアゴ・デ・コンポステーラの道、どちらも条件をひとつクリアしないといけません。「道」として世界遺産に登録されているのは世界中でこの2例だけ!海外に行けない今だからこそゆっくりと熊野古道を歩き終え、旅ができるようになったらスペインへ行こう!とまた大きな目標ができました。

紀伊田辺駅から中辺路へ出発!


今回は、熊野古道のメインルートでもある中辺路のうち滝尻王子から熊野本宮大社へ向かいます。始発で出発し、紀伊田辺駅から古道歩きの出発地点・滝尻行きのバスに乗車。

1時間に1本しかないので事前に時刻をチェックしておくと便利です。わたしは喫茶店でモーニングを食べていたらバスを逃し1時間待ちました。(バスの時刻表はこちら


初心者のわたしが中辺路を選んだのは、滝尻王子から500メートルごとに番号道標がたてられているから。番号に沿って歩いていけば迷うこともないし、今自分がどこにいるか把握できるので、熊野古道初心者かつ一人でのんびりと歩くわたしにはとっても助かります。


滝尻王子はスタートから急斜面が続き、とにかく坂道を登る登る!整備されている道とはいえ、なかなかハードな道のりに足元はフラフラ。ですが実際に歩いてみると、山の外側からは見えない自然の景色や歴史が詰まっている巡礼道に引き込まれ、どんどん進んでいきます。


通常であれば滝尻王子〜熊野本宮大社のルートは途中で宿泊して2泊3日が目安ですが、わたしは日帰りで数日に分けて歩くことに。フリーライターとして自宅勤務となり1年、まったく運動をしなくなったわたしは体力がなく疲労困憊……。自分のペースでのんびりと行こうと決めたわたしの、マイペースな熊野三山参りの始まりです。

■詳細情報
・名称:滝尻王子宮十郷神社
・住所:〒646-1421 和歌山県田辺市中辺路町栗栖川859
・地図:

・アクセス:明光バス・龍神バス:バス停「滝尻」下車徒歩約1分
・電話番号:0739-63-0048

熊野三山のひとつ熊野本宮大社へお参り


いよいよ熊野本宮大社へ到着。御社殿には4柱の神様が祀られており、証誠殿、中御前、西御前、東御前、最後に結ひの神の順で参拝します。そして158段もの長い石段を下り、歩いて5分ほどの場所にある「大斎原」へ向かいます。


「大斎原」は日本一の高さを誇る33.9メートルの鳥居で、ここは熊野本宮大社旧社地であり明治22年までは社殿堂塔が立ち並んでいましたが、大水害によって流されてしまったのだとか。

訪れた日はちょうど田植えの時期で、一面に広がる田んぼと自然の景色にとっても癒されました。


熊野本宮大社には、至るところに「八咫烏」のマークがあり、サッカー日本代表のシンボルとしても知られています。実はこの八咫烏、「導きの神鳥」として熊野三山にとって欠かせない存在。

八咫烏の存在は知っていたわたしですが、熊野三山との関わりや由来など和歌山の歴史をさらに知り、今回の熊野古道・中辺路の旅は終わりを迎えました。

 

■詳細情報
・名称:熊野本宮大社
・住所:〒647-1731 和歌山県田辺市本宮町本宮1110
・地図:

・アクセス:明光バス・龍神バス:バス停「本宮大社前」下車徒歩約5分
・営業時間:8:30〜17:00
・電話番号:0735-42-0009
・公式サイトURL:http://www.hongutaisha.jp

熊野三山、2つの道の巡礼旅は始まったばかり


その昔、列をなして巡礼道を歩く姿は「蟻の熊野詣」とも呼ばれていたそう。大勢の方が熊野古道を歩いて参拝したと知り、驚きを隠せませんでした。徒歩で山を越えるなんて……と当時の時代に思いを馳せながら、わたしの巡礼の旅は始まったばかり!

熊野古道の全ルートを制覇し、次の目標は、スペインへ渡ってサンティアゴ巡礼の道も制覇して、2つの道の巡礼者になること!ぜひ、皆さんもこの機会に熊野古道を歩いてみてください。

All photos by Takano mayu

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髙野麻由 フリーライター

和歌山を拠点に旅するフリーライター。枕が変わると寝れない極度の心配性ですが、行動力と直感はピカイチです。アジアを放浪中、インドにどハマりし宗教や文化に興味を持つ。現在グローバルライターを目指し、中国語を勉強中。

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