中でもカスバ地区と呼ばれる地区は特に入り組んだ構造をしており、狭い道や小路を進んだ結果行き止まりにぶつかってしまい、完全に自分がどこにいるのか分からなくなってしまうことも少なくありません。
ソウル(韓国)
東アジアで最も過密した都市であるソウルも、迷路のように複雑な街並みが海外から訪れる人々を困らせています。ソウル市単体でも1,000万人、都市圏人口では2,200万人もの人口を抱え、人口密度は1万人以上と過密していてどこに行っても人とぶつかります。
東京ほどではありませんが地下鉄も複雑で、初めて行った際には注意が必要です。
フェズ(モロッコ)
モロッコ北部の都市・フェズは、世界一の迷路都市と言われるほどに街並みが複雑です。あまりにも複雑な街並みのため、政府公認ガイドを雇うことが推奨されているほど。石畳の道や建物が入り組んでいる街並みは、確かに複雑ですが風情にあふれており、迷ってしまっても疲れません。市内は人以外にも、物の運搬用にロバが歩いており、異国情緒たっぷりです。
東京(日本)
世界で最も迷路のように入り組んでいて複雑な都市は、わが国日本の東京でしょう。街並みは猫の額ほどの土地に住宅やビルなどの建物がところ狭しと立ち並び、非常にごみごみしていて入り組んだ街並みが続いています。初めて東京を訪れた外国人はやはりかなり戸惑ってしまうようですね。
鉄道の路線や地下鉄なども世界一と呼ばれるほど複雑で、乗換アプリやサイトが手放せません。
まとめ
全体的に、歴史的な要因で込み入っているヨーロッパや北アフリカに対して、急速な発展によって結果的に複雑化してしまったアジア(とロシア)という構図になりました。
前者は比較的大きくない都市ばかりなので生活するうえで構造以外の支障はそれほどありませんが、後者に関しては構造に加えて人ごみという難敵も加わるので、生活する難易度は高いと言えるでしょう。旅行で訪れて、観光する際に余計なストレスを溜めないよう、下調べはしっかりしておきたいですね。