ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

在韓歴10年の私ですが、まだまだ韓国で行ったことのないところばかりです。記事を通して、在韓歴10年の私が見る韓国の魅力をお伝えしていきたいと思います。

先週末に次女の3歳の誕生日を記念して、家族でレゴランド・コリアに行ってきました。レゴランド・コリアといえば、韓国での評判は高いとは言えず、今まで行き先の候補に上がったこともなかった場所でした。しかし、いざ行ってみれば意外にも満足度の高い思い出の旅となりました。

今回はそんな私たちの思い出深い旅の行き先となった、レゴランド・コリアの概要とアクセス方法、そしてレゴランドコリアの見どころをご紹介したいと思います。

世界10カ国にあるレゴランド

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色鮮やかなレゴ・ブロック。そのレゴ社が開設したのがレゴランドです。2024年現在、レゴの本社があるデンマークをはじめアメリカ・日本・ドイツ・マレーシアなど世界の10ケ所にレゴランドはあります。

2017年に日本の名古屋市に「レゴランド・ジャパン」が、そしてその5年後である2022年に韓国の春川(チュンチョン)市に「レゴランド・コリア」が開園しました。

レゴランドは、体験型、参加型アトラクションを中心に2歳から12歳までの子どもと家族が楽しめる作りになっています。園内にはレゴで作られたモチーフがところどころにあり、ブロックで表現された世界観に魅了されます。

レゴ好きの方、レゴ好きのお子さんがいる方には一度は訪れてほしい場所です。

レゴランド・コリアのある春川市とはどこ?


春川市は韓国の北部、江原道(カンウォンド)特別自治道の県庁所在で、韓流ブームの火付け役となった韓国ドラマ『冬のソナタ』の舞台でロケ地となった場所です。タッカルビと呼ばれる鶏の焼肉の発祥の地でもあります。

レゴランドの他にも冬のソナタの撮影地となった「南怡島(ナミソン)」も観光地として有名です。南怡島(ナミソン)もとてもおすすめなので、お時間のある方はぜひ訪れてみてくださいね。
nami_island1南怡島(ナミソン)に入島!
南怡島(ナミソン)の詳細は公式webサイト(英語版)でチェック

レゴランド・コリアの詳細とアクセス方法

2022年5月、10番目のレゴランドとしてオープンしたレゴランド・コリア。オープン当時は韓国では初となるテーマパークとして注目を集めました。

面積は28万平方メートルで、レゴランド・ジャパンの面積、9万3000平方メートルに比べてもかなり大きい面積となっています。また、島の上に建てられた世界唯一のテーマパークとしても知られています。

ソウルの中心部から電車で1時間半ほどの春川駅からシャトルバスが運行しており、アクセスも便利です。詳しいアクセス方法はこちらの公式WEBサイト(英語版韓国語版)をご覧ください。

レゴランド・コリアの見どころとは

日本にもあるレゴランド。どうしてわざわざ韓国で?

そう思う方も多いと思います。名古屋出身の私も、レゴランド・ジャパンには2回訪問したことがあったので、同じように思っていました。実際に二つのレゴランドに行った私の目線で、レゴランド・コリアの見どころを紹介したいと思います。

①広くて、充実したミニランド

レゴランドの見どころは何といってもミニランド。各レゴランドにその国の名所がレゴで作られて展示してあるミニランドがあります。

韓国のレゴランドはこの場所がとても広く・充実していました。ソウルをはじめ釜山、慶州など、韓国の名所が一度に見渡すことができます。

mini_landレゴで作られた明洞の様子

②韓国らしいエンターテイメントの充実

entertaimentショーの様子
韓国といえばK-POPや韓ドラなど、そのエンターテイメントの質の高さに魅了されたことのある人たちも多いのではないでしょうか。私たちが訪れた日には夏にふさわしいショーが開催されていました。

踊って、歌って、騒いで、とても内容の充実していたショーだったので、子どもたちも大はしゃぎ。こういうお客の楽しめ方ができるのは、さすが韓国と思いました。

③夏場でも日本の名古屋よりは涼しい気候

8月の名古屋の平均気温が33℃に比べ、春川市の平均気温は30℃なので、比較的過ごしやすい気候といえます。夏場の名古屋の炎天下でテーマパークを回るのは熱中症の心配がありますが、春川市はそこまでの暑さではありませんでした。

また、夏休みであるにもかかわらず、園内は比較的に混雑しておらず、待ち時間なくアトラクションを楽しめるのも嬉しいポイントとなりました。

「百聞は一見にしかず」見て感じた体験こそが本物になる

今回はレゴランド・コリアの紹介をさせていただきました。

レゴランド・コリアは建設〜開園まで問題も多く、決して評判のいいテーマパークではありませんでした。しかし、実際に足を運んでみなければ見えなかった景色や体験がそこにはあり、私たち家族みんなにとって思い出の場所となりました。

今はスマートホンが普及し世界中の情報が簡単に検索できる時代です。昔は現地でしか知り得なかったことも、インターネットで得ることが容易にできるようになりました。

しかしやはり直接見たものや感じたものは聞いたものの100倍以上の価値があります。

私に旅をやめられない理由があるとしたら、そういうことをたくさん体験してきたからだと思います。

今回レゴランドに行って期待以上の思い出を得ることができて、私が旅をやめられない理由はそういうところにあるということを身をもって感じることができました。

これからも聞いた話や検索上の話ばかりを鵜呑みにはせず、自分の足で確かめていく、そいういう姿勢を大切にして過ごしていきたいと思います。

韓国に訪れる際は、ソウルだけではなく、レゴランド・コリアにもぜひ足を運んでみてくださいね。

All photos by Nodoka Kainuma

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貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

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