バルト三国の一つ、リトアニアに不思議な光景があります。それは、十字架の丘です。
無数の十字架が建ち並ぶ光景は、強烈の一言。どこか背筋が凍るような、哀愁があるような、ハマる絶景です。そこで今回は実際に訪れたぼくが、その全貌をレポートしたいと思います!
見つけるのが超難しいバス停
photo by Shunya Ohira
圧倒的な存在感を誇るかと思いきや…十字架の丘は、実は「見つけるのが難しい」絶景なのです。
一般的な交通手段はバスです。ローカルの小さなバスに乗り込み、出発しましょう。降りるのは「ドマンタイ」という名前のバス停です。
(バス停の文字が消えかかっていて、かなり見えづらいので要注意…)
運転手に、「着いたら教えてね」と伝えてOKをもらったにも関わらず、彼は肝心のバス停で、何の合図もくれませんでした。
田舎道の中をひたすら歩き続けて十字架へ
photo by Shunya Ohira
バス停を降りると、「え、間違えた…」と思うことでしょう。しかし、それで正解です。緑しか広がっていない田舎道を、ひたすら進みましょう。
10分程歩いたところで、ようやくそれらしいものが遠くの方に見えてきます。十字架が、10個、100個…いや、もっとかもしれません。
実在するとは信じられないような光景
photo by Shunya Ohira
十字架の丘は、文字通り、一つの「丘」となりオーラを放っています。だだっ広い野原の中に、突如として現れる光景は圧巻です!
まさに、十字架の密集地帯!あるのが十字架なだけに、どこか威圧感というか、神妙な雰囲気さえ漂っています。
目を凝らすと、人々の想いすら感じる場所
photo: Shunya Ohira
インパクトが全てではありません。一つ一つの十字架に注目してみましょう。
十字架にネックレスがかけられていたり、言葉が刻まれたりしているのです。中にはハート形のアクセサリまで。
吹き抜ける風の中で立ち止まると、メッセージを心で感じられるような気もする瞬間です。