photo by Kanako Ota
最後に「十字架の丘」をご紹介します。こちらはユネスコの「無形文化遺産」にも登録されています。リトアニア北部に「シャウレイ」という街があり、十字架の丘はこの街の郊外に存在します。
ソビエト連邦の圧制により処刑された人々や、シベリアへ流刑された者を偲んで5万以上の十字架が立てられている丘です。
photo by Kanako Ota
周囲には畑が広がっており、その中にポツンと十字架の丘があります。とにかく十字架の数がものすごく、圧巻です。さらに、この十字架はどんどん増え続けているようです。
私が行った時も、かなり歴史を感じるボロボロの十字架から、今日立てられたピカピカな十字架までさまざまなな十字架が置いてありました。
ヨーロッパなのに物価が安い
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ヨーロッパって、どこも物価が高い。そんなイメージがありませんか?
実は違うんです。東ヨーロッパを中心に物価は安く、特にリトアニアはバルト三国の中では一番安いと言われています。楽しい観光地がたくさんあっても、物価が高いと思う存分遊べないので、物価が安いというのは助かりますね。
ヨーロッパらしい街並みも楽しめる上に、あまりお金がかからないなんて最高です!おかげで思いの外、長く滞在してしまいました。
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また、リトアニアには過去に「リタス」という通貨が存在してましたが、2015年からユーロに切り替えられました。ユーロなら色々な国で使用できるので便利ですね。
美味しい料理もある
photo by Kanako Ota
「食べ物が美味しい」これは長期滞在するにあたって重要な要素です。食べ物が合わなかったら、2週間も滞在できなかったと思います。
上の写真にあるのは「ツェペリナイ」という料理。モチモチのジャガイモ団子の中に豚のひき肉が入っているんです!これはかなりハマりました。スーパーでも売っていますが、レストランの方が断然美味しいです!モチモチ度が全く違いました。
リトアニアで一番好きな料理です。
photo by Takaya Ota
そしてこちらはジャガイモのパンケーキです。これも絶品で外はカリカリ、中はモチモチ。リトアニアではジャガイモが姿形を変えてやってきます。
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お次はリトアニアの伝統的なお菓子「シャコティス」です。トゲトゲで変わった見た目ですが、味と食感はバームクーヘンに似ています。バームクーヘンの起源になったとも言われているので、納得ですね。
リトアニアでは結婚式やパーティ、クリスマス等、ちょっと特別な時に食べられることが多いそうです。
まとめ
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日本人からすると、まだまだ知名度の低いリトアニア。しかしリトアニアは独特の観光資源が多く、滞在しやすい環境も整っています。
ヴィリニュスでの教会巡り、カウナスで杉原千畝さんの活躍を知る、クルシュー砂州の自然の中でのんびりと過ごす、十字架の丘で歴史に思いを馳せる。
リトアニアは色々な楽しみ方ができる国です。それで物価が安い、食べ物が美味しい、治安が良いとなると、旅行に最高の条件です!次の長期休みにはリトアニア旅行なんて、どうでしょう?