経験こそ財産。体得する学びの在り方
私自身、海外へ旅するようになって良かったことが多くあります。
例えば食べ物。海外料理のレストランが多くあったり、海外食材を扱うお店やインターネットで簡単にお取り寄せが出来る時代なので、日本に居ながらも、海外を感じることが出来ます。
ですが、本場に行けば言わずもがな本物を知ることが出来ます。日本だと考えられないような価格で販売されていたり、バリエーションが多かったり、現地ならではの嗜み方があったり…自ら体得することで、より深くその情報を知り得ることが出来ます。
また、言葉がいつもと違うので、「伝えること」にエネルギーを費やします。ネット社会のおかげで言葉を一生懸命伝える機会が少なくなっている日本ですが、海外でのボディーランゲージも含めたコミュニケーション機会が、忘れていた何かを思い返すきっかけになるかもしれません。
つまり、百聞は一見にしかず
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私は日本が好きです。今住んでいるポルトガルも好きです。
ですが、好きだから全部が完璧だとは思いません。それぞれに、社会問題も多くありますし、残念だなと思うこともあります。
現在26歳の私も、あと数年したら日本社会の中心を担う世代になります。これからどうなっていくのかな…?なんて他力本願で考えるだけでは、何も変わらないし、きっと望まない方向に進んでいくだけです。
流れてくるニュースをなんとなく聞いて意見して終えるのではなく、自分で見て、聞いて、調べて、体験して…自らの行動を経て、判断、意見できるように在りたいです。
目の前の世界に留まったまま、ただなんとなく嘆くのは卒業。なぜなら旅は、このような力を養える絶好の機会でもあるからです。