編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

日本で、日本語のみを使用して育ってきた日本人にとって、最も聞き取りや発音が難しいことで有名なものの一つに、よく’L’と’R’の音の区別が挙げられます。

一般的に、言語学では『臨界期』(Critical Period)、つまりある一定の年齢に達すると、言語習得がきわめて困難になる、という定説があります。

これは、外国語の言語習得が全く不可能になってしまう、ということではありませんが、やはり、音声面に限って言えば、『敏感期』(Sensitive Period)がかなり早い年齢に訪れるため、母語にない音が聞き取れなくなるのは、どうしようもない事実なようです。

どう訓練すれば、きちんと聞き取れるようになったり、少しでも正しく発音できるようになるのでしょうか?大切なことは、日本の成人だから、出来ないと否定的な自己暗示をかけないことです。

『敏感期はあっても、臨界期はない』と言語習得を肯定的に捉えて、訓練していきましょう!今回は、地道な訓練の方法をご紹介します。

 

舌の位置を確認

LとRでは、舌の位置が全く違います。

L・・・舌の先を、上あごの歯茎の裏につけ、舌の横を空気が通って出て行く音
R・・・舌は、口腔内の真ん中あたりでどこにもつかず、口を丸め、下あごを少し下げて出す音

文章にすると難しいのですが、口腔内で舌の位置を確認できる断面図や、横・正面などからの角度で、実際にネイティブが発音している動画や写真をよく見てみます。それぞれの音を出す時の舌の位置をしっかり確認しましょう。

 

実践練習

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Photo by Shutterstock

今度は、実際に、自分でも舌の位置と唇の動きを意識して、発音してみます。Youtubeなどで、ネイティブの先生が丁寧に解説していくれている動画が沢山ありますので、何度も真似をしながら学びます。

成人は、文法や語彙などの習得は比較的容易にできると言われていますが、音声面に関しては、母語とは違う口の動きに慣れるために、実際に筋肉を動かすという訓練が必要不可欠になります。

音素ばかり、一つずつ発音していると、ぐったりしてしまうので、「歌詞を見ながら」、好きな英語歌詞の歌を歌ってみるのがおすすめです。

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