「Moien!(モイヤン)」「Guten Tag!(グーテンターク)」「Bonjour!(ボンジュール)」今回はベルギー、ドイツ、フランスの3か国に挟まれたヨーロッパの小国、ルクセンブルク (ルクセンブルグ)の魅力についてご紹介します。
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冒頭の3つの挨拶はそれぞれ、ルクセンブルク語、ドイツ語、フランス語の「こんにちは!」です。「なぜこの3か国語なの?」という疑問は読み進めていけば解けるかも⁉︎
「ルクセンブルクってそもそもどこにあるの?」という方もこれを見ればルクセンブルクの魅力がまるわかり!私が訪れた2015年の情報をもとに、日本人がなかなか行かない「ルクセンブルク」のおすすめポイントをお話ししていきます。
ルクセンブルクの中で訪れた都市とルート、移動方法
私はドイツ留学中にルクセンブルクを訪れました。ドイツからルクセンブルクまでは、電車で行くことができます。
私が住んでいたのはかつて西ドイツの首都だった「ボン」という町でした。私は、まず、ここからIC(インターシティー)というドイツ版新幹線に乗って「コブレンツ」という町まで行きました。そこからRE(レギオナルエクスプレス)という快速電車に乗り換えルクセンブルクまで行きました。
世界遺産のケルン大聖堂で有名なケルンからも同じ行き方で行くことができます。ベルギーのブリュッセルからなら、3時間ほどの直行便が出ており、日帰りも可能です。時間帯によりますが、運賃は25ユーロほど。
電車の乗り換え1回でほかの国に行けるなんてヨーロッパならでは!もちろん国境越えの入国審査もありません。
ルクセンブルクでのエピソード(人とのエピソード)
ベネズエラやロシアなど、美男美女が多いといわれている国はいくつかありますが、ルクセンブルクもそんな国の一つ!(当社比)街を歩いているとたくさんのイケメン、美人とすれ違うことができます。
地元の人が集うレストランで隣の美女に話しかけてみたり、シャッターを通りかかったイケメンに押してもらったり、むしろ一緒に写真を撮ってもらったり…。
もしかしたら夢のような出会いがあるかもしれません。
ルクセンブルクでのエピソード(場所のエピソード)
ルクセンブルクの一番の見どころは、なんといっても街まるごと世界遺産に登録されているルクセンブルク市の街並みです。まるで中世の時代にタイムスリップしたかのような街並みは歩いているだけですぐに1日が過ぎてしまいそうなほど。
また、ルクセンブルク市の中心地を抜けると全く雰囲気の違う景色を楽しむことができます。突如現れるのは、穴がたくさん開いた崖と、城塞に囲まれひっそりと広がる中庭のような街並み。
ルクセンブルクは城塞都市としても知られており、その片鱗をこの場所で伺うことができます。
というのも、実はこの崖に開く穴はその一つ一つが大砲台として使われていたのです。現在でも数か所には大砲のレプリカが設置されており、洞窟を探検するかのように大砲台の内部を見学することができます。
私のおすすめはこの中庭の芝生の上でゆっくりと過ごすこと。たくさんの緑と薄い黄色の建物、さらには青い空とのコントラストの中でのお昼寝は最高でした。
知っておくべきキーワードは「多言語国家」
私がルクセンブルクを訪れて一番驚いたのが、現地人が話している言語が様々だということ。ルクセンブルクの公用語はドイツ語、フランス語、ルクセンブルク語の3つ。
街を歩いて現地の人の会話に耳を傾けたり、お店で買い物をしたりすると、様々な言語が聞こえてきます。
スイスやベルギーも多言語国家なのですが、ルクセンブルクとの大きな違いは地域ごとに使う言語が定められている点。
これらの国とは違い、ルクセンブルクでは特に使用言語は定められておらず、あちらこちらから様々な言語が聞こえてくる、文字通り「言葉のサラダボウル」のようになっています。
そのおかげ(?)でルクセンブルク人は全員が最低でも3か国語を話せるんだとか。最低でも3か国語…。将来はルクセンブルクで子供を育てたい…。(笑)
ルクセンブルク旅行を楽しむためのアドバイス
「シェンゲン」という言葉、ヨーロッパを旅行したことがある人なら必ず聞いたことがあると思います。そう「シェンゲン協定」です。実はこのシェンゲン協定が締結されたのがここルクセンブルクでした。
ルクセンブルク、ドイツ、フランスと3か国が隣接している国境の街、シェンゲンでは、シェンゲン協定にまつわるモニュメントや加盟国の国旗などを見ることができます。
もちろんシェンゲンの街並みもルクセンブルク市内とはまた違った雰囲気で、街歩きを楽しむことができます。