ここが変だよ③スコピエの道路事情
photo by さかち
もう一つ、なんだか不思議に感じたのが、スコピエの道路事情でした。というのも、私がスコピエを訪れたのは平日で、しかも日中は非常に暑いので、人はほとんど歩いていませんでした。
それなのに、車道が『歩行者天国』になっていたのです。車はそこそこ走っているのですが、その道を通ろうとした車は、警備員さんに迂回させられていました。
でも、この道私以外誰も歩いていない…。工事中というわけでもありませんし、車を通してあげれば良いのにな…と、思わずにはいられませんでした。
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また、スコピエの街を走る路線バスは、全て2階建てバスでした。どこかの国から譲り受けたバスなのでしょうか?
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まだまだ観光客が多いという国ではないと思うのですが、路線バスだけ異様に観光チックで、やはり少し不思議に感じてしまいました。
そんな2階建ての路線バスが走る道路には、普通の自動車に混じって、ポニーが引く昔ながらの荷馬車も走っているんです。
観光用の荷馬車というわけではなく、車を買うお金がないからポニーで運んでいるんだろうな…と思います。
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以上のように、歩行者天国の設定も不思議ですし、新旧が入り乱れた、まだまだ発展中の国なんだろうなという光景が広がっているスコピエの街なのでした。
変なだけじゃない!スコピエの魅力もご紹介
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と、ここまでスコピエの不思議な光景をご紹介してきました。ですが、スコピエの街は不思議なだけではなく、オススメしたい魅力的なところもあるんです。
まず、夜になると街の中心部がライトアップされ、非常に綺麗な街に変身するんです。
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ライトアップされた街では、日中に不思議だった点は気にならなくなり、本当に綺麗でした。
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また、中心部から少し離れるとモスクが点在しており、一気にアラブの雰囲気に変わるんです。
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というのも、キリスト教徒が多いマケドニアですが、約25%の方はイスラム教徒となっています。
お祈りの時間になれば街中にアザーンが流れ、売っているものや街並みもどこかアラブ諸国に似ています。
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ヨーロッパにいながら、アラブの雰囲気を味わえるのは、非常に面白い点であり、魅力でもあるなと思ったのでした。
まとめ
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以上、マケドニアの首都スコピエの不思議な点と魅力についてお伝えしてきました。いかがでしたか?マケドニア共和国が少しでも気になってきましたか?
まだ独立したばかりで、世界的に見れば新しい国。今はちょっと不思議な街並みでしたが、これからどんどん変わってしまうのかもしれない…という雰囲気も感じました。
生まれ変わって普通の街並みになってしまうその前に、今の「何を目指しているのかわからない状態の街並み」を見てみることをオススメいたします。
訪れれば、きっとあなたも不思議な街並みにツッコまずにはいられないはずです。