ライター

早稲田大学大学院中退後の2017年にカメラに出逢い、2020年より東京を拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動中。メーカーとのタイアップ記事、企業案件や広告撮影、雑誌への寄稿・執筆等、活動の幅を広げる。近年、地方創生や観光PRに力を入れる。現在SNSフォロワーは約10万人。2021年2月に写真家としてのインタビュー記事が朝日新聞WEBメディア「withnews」およびYahoo! JAPANで公開される。2022年に単著『日常のフォトグラフィ』出版。

こんにちは。写真家の相沢亮です。

先日、「#あたらしいマラマなハワイ旅」をテーマに、ハワイ州観光局さんとTABIPPOさんのタイアップのもと、1週間ほどハワイに行ってきました。

総勢50名以上が、同期間にハワイに行くという前代未聞の企画。その中で、僕はハワイ島の「ヒロ」というエリアを訪れました。「マラマ」とは、ハワイ語で「思いやりの心」という意味です。

あたらしいマラマなハワイ旅で旅したハワイ島
ハワイというと、ホテルやショッピングセンターの並ぶ街並み、ワイキキビーチ、有名映画のロケ地「クアロア・ランチ」などがあるオアフ島のイメージが強いと思います。

けれど、離島のハワイ島には、「キラウエア火山」があったり、ハワイの昔ながらの街並みが残っていたり、時間がゆったりと流れるような空気感だったりと、オアフ島とはまた違った魅力が体験できます。

あたらしいマラマなハワイ旅で旅したハワイ島
ハワイ島の住人の方々の多くも、昔からハワイ島で暮らしてきたという方々がほとんど。ハワイ島に滞在して良かったことのひとつに、とにかく「現地の方々が優しかった」ことが挙げられ、笑顔を今でも思い出します。

そして、今回の旅の大テーマは、「ハワイの美しい旅先の自然や文化を、未来へ継承していくために、旅行者が住民とともにできることを見つめ直すこと」。

笑顔あふれる優しい現地の方々が大事にしてきた自然や文化・食に触れながら、旅行者である自分たちができることを見つめ直し、感じ、考えたことをこの記事には綴りたいと思います。

1.ハワイのレトロな街並みや空気感を感じることのできる「ダウンタウン・ヒロ」

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のダウンタウン
まずは、写真でその魅力をご紹介します。このレトロな街並み。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のダウンタウン
じつは、自分自身、ハワイへ行くのは今回が初めて。渡航前は、海外へ行ったこともほとんどなく、正直ちょっと怖いかな?という不安がありました。

ただ、その不安は現地の方々の優しさに触れることですぐに払拭されました。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のダウンタウン
街中を1人で歩いていると、「どこから来たの?もしかして日本?私、日本好き」とすぐに受け入れてくれた優しさ、マラマ、思いやりに救われました。

海外旅行初心者の自分にとって、これほど嬉しくて、心が落ち着く言葉はないと思いました(もしかしたら、不安な気持ちが少し顔に出ていて、そんな僕の気持ちを察してくれたのかもしれないです)。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のダウンタウン
この笑顔を見てください。優しさにあふれています。ハワイ島のヒロエリアは、現地の方々の暮らしに触れるには、絶好の場所です。

「優しく受け入れてくれる現地の方々が、昔から大事にしてきた自然や文化。それに、旅行者である自分がどう向き合っていくか? 優しく受け入れてくれる方々の大切な場所に、旅行者としてどうお邪魔するのがいいのか」……。ヒロは、そんなことを考えるのに絶好の場所でした。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のダウンタウン

2.ハワイ本来の自然を残すために、「フィッシュポンド」での外来植物の駆除作業

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
「フィッシュポンド」とは、海岸線付近にある養魚池のことです。昔ながらのハワイの食生活を支えてきた場所とも言えるでしょう。この場所を、「本来の姿」に戻そうと、地元の方が外来植物の駆除作業を行っています。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
今回は、そんな方々のお手伝い。担当の方は、なんと「フィッシュポンド」内から泳いで登場です(笑)。

晴天の中、本気になりました。外来種の駆除作業、結構ハマります……。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
今は、地元の方々のボランティアを中心に、固有種が育つ「本来の姿」を取り戻そうと作業をしていますが、住み込みのボランティアも募集中だそうです。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
ちなみにこちらは、近くを通り過ぎて笑顔で話しかけてくれた方。優しさがにじみ出ています

作業後、近くの海岸に立ち寄ったのですが、透明な海が広がっていました。地元の方々が、ゆったりと各々自由に過ごす素敵な場所です。あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド
この海岸には、ゴミが一つも落ちてないのです。これは、「ゴミは持ち帰るもの」という考えが、広く浸透しているから。また、地元の方々がいつも清掃活動をしているから、が理由です。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド

ハワイ島の綺麗な海を見ることができるのは、地元の方々の努力のおかげです。旅行者である僕が、透明な海を守るためにできることのひとつであるゴミ削減。ペットボトルでなく、マイボトルを持つことの意味を、この綺麗な海が教えてくれました。

ハワイでは、空港や街中の広告などでもマイボトルの持参、ゴミの持ち帰りがアナウンスされています。現在、若い世代を中心に環境保護の意識が高まり、「大好きな自分たちの土地を守ろう」という考えがどんどん広まっているそうです。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のフィッシュポンド

■詳細情報
・名称:ロコワカ・フィッシュポンド(Loko-Waka Fishpond)

3.地産地消の食文化に触れる、カカオファーム見学へ

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
ハワイ州では、食料自給率を2030年までに倍増(現時点で約10%→20%以上)を目標に、地産地消の活動を進めています。

そして、ハワイ島は離島なので、もし食料自給率を上げることができれば、食品の輸送コストを大幅に削減することが可能になるのと、農園が増えれば地元雇用の創出、観光業に頼らない新しい地域への経済効果が期待できます。

そんな食料自給率のテーマに関して、この記事ではカカオに着目。

じつは、アメリカ国内で唯一カカオを育てることができるのは、気候の関係上ハワイだけ。僕たちが訪れた「Lavaloha Chocolate Farm」では、農薬を一切使わない自然本来の方法でカカオを育てており、今回は壮大なカカオ農園で作業する地元の農家の方々のお仕事の様子をのぞかせてもらいました。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
TABIPPOの新入社員、工藤くんも楽しそうです(笑)

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
カカオは、赤→黄色→緑の順に成熟していきます(紅葉と逆です)。植えてから約3年で収穫でき、ほかのフルーツと比べて早く収穫できるそう。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
カカオの種子の周りの果肉を食べてみると、少し酸味が効いた爽やかな甘みがありました。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
素敵な店内には、さまざまなチョコレートが並びます。食品添加物などを使用せず、素材はおもにハワイ産のものを採用しているそう。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のカカオファーム
ここでも笑顔が素敵だったので写真を一枚。ハワイ島には、笑顔があふれています。

■詳細情報
・名称:Lavaloha Chocolate Farm
・住所:1820 Amauulu Rd, Hilo, Hawaii 96720
・公式サイトはこちら

4.地球の鼓動を感じることのできる、ハワイ火山国立公園へ

地球上でもっとも溶岩が活発に活動している火山である、キラウエア火山のあるハワイ火山国立公園へ。

ハワイ火山国立公園は、ハワイ島の地形を語る上で欠かせない存在で、地元の方にとっても女神のペレが住んでいるといわれ、神聖な場所。ヒロの中心部、空港から車で1時間ほどのところにあるので、ハワイ島に来た際には、ぜひ立ち寄って欲しい場所のひとつです。

ハワイ火山国立公園では、噴火口を間近で見ることができたり、ハワイ固有の植物を見ることができます。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
お土産が売っているお店を抜けると……

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
目の前には、噴火口が広がります。何十万年とかけて自然が作り上げてきた壮大な景色。今も噴火口からは煙が上がっています。

少し車を走らせて、ハワイ固有種の残る国立公園の植物が豊かなエリアへ。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
入る前に、外来種を持ち込まないために靴を消毒します。

ナーフク(サーストン溶岩洞)を目指し、奥深い熱帯雨林の中へ。一気に冒険のような雰囲気に。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
溶岩洞に入る前に集合写真をパシャリ。いい笑顔です。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
溶岩が流れ込んで岩を溶かしてできたナーフク(巨大な溶岩洞)の内部へ。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
懐中電灯などを持ち、鉱物を観察しながら探索するのがおすすめです。神秘的な世界が広がっています。

ここで、夜の溶岩がより赤く見える、日没以降の時間帯を待つ間に、溶岩が流れたことによってできた大地を見学しに行きます。その場所こそが、地球上でもっとも活発に活動しているといわれている、キラウエア火山周辺。

地球の鼓動を感じるような大地の迫力に圧倒されました。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園・キラウエア
遠くの水平線まで見える世界。向こう側には、巨大な雨柱が見えました。この壮大な景色。映画の世界ですね。

暗くなってきたので、ここで溶岩がよく見える展望台へ。ここでも現地で会った方々と交流。みんなで望遠鏡を覗きました。ハワイという土地のおかげなのでしょうか。日本よりも、人との距離が近い感覚があります。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園・キラウエア
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島のハワイ火山国立公園・キラウエア
暗くなってくると、溶岩が真っ赤に見えてきました。雲を赤く染めています。

そして、この日は運がいいことに、頭上には満天の星空が広がっていました。火山と星空の組み合わせ。この情景を目に焼き付けました。

ハワイ島の大地は、地球の内部にあるマグマの噴出による溶岩によって作りあげられたものです。地球の鼓動を目の前で感じることのできるハワイ国立公園。この感動は、ぜひ直接体験してほしいです。

■詳細情報
・名称:マウナケア(Mauna Kea Mountain)
・ツアー申し込みはこちら

5.ハワイ島ヒロの自然や文化に触れる旅を通じて

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島
今回のハワイ島ヒロの旅は、3泊4日でしたが、感想としては、「もっとこの街で過ごしてみたかった」に尽きました。

旅を振り返ってみると、全体を通じ、ハワイ島のヒロの暮らしにお邪魔して、まるでその街の住人になったような感覚がありました。

そう感じられたのは、地元の方々が僕たちを優しく受け入れてくれたから。旅行者が地元の方々と触れ合える……そんな機会が、ハワイ島のヒロには、あふれています。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島
そして、今回の旅を通して、思ったことがもう一つ。「海外初心者には、ハワイがおすすめ」ということです。

実際に海外に慣れていない自分でも楽しむことができました。街歩きを通じて、この街の方々とは、「笑顔という世界の共通言語でコミュニケーションを取ることができた」。旅を振り返るとそんな笑顔のシーンが、次々と思い出されます。

「この街で長く暮らしても、どうにかなるかもしれない」。笑顔で受け入れてくれる方々がいるだけで、中・長期的に滞在するような旅をしても大丈夫だろうなと感じられるのだなと。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れた、ハワイ島
補足情報ですが、ハワイ州は日本の免許があれば運転することができます

ハワイの昔ながらのその土地の文化に直接触れ、そこに暮らすような旅をしたい場合は、ハワイ島のヒロの旅がおすすめです。

おまけ1:ハワイ島で宿泊した「グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン」

最後に、今回の旅で宿泊したホテルをご紹介。「グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン」は、目の前に広がるヒロ湾が美しい素敵なホテルでした。

グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
ホテルの部屋の窓からの景色

グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
寝室
グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
ワーケーションスペース

グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
夜は、フラ会場へ

グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
素敵なカウンターバー

グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン
ウェルカムランチ。地元のレストランのテイクアウトメニュー

■詳細情報
・名称:グランド・ナニロア・ホテル・ヒロ – ア・ダブルツリー・バイ・ヒルトン( Grand Naniloa Hotel Hilo – a Doubletree by Hilton)
・住所:93 Banyan Dr, Hilo, Hawaii 96720
・公式サイトはこちら

おまけ2:ハワイ島で訪れた素敵な飲食店たち

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島
ハート型のホワイトチョコレート

ハワイ島の旅で立ち寄った、素敵なお店もご紹介。すべて、地元の方々にも人気のレストランです。

1軒目:スイート・ケーン・カフェ

ハワイ産の野菜を使った料理や果物のスムージーが有名なお店です。ハワイの廃棄されてしまう食材も、美味しい料理として提供することがコンセプトだそうです。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島の飲食店、スイートケーンカフェ
あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島の飲食店、スイートケーンカフェ
こちらは、ハート型のコーヒー豆のチョコレート。本来廃棄する食材を使って、作ったお菓子です。

・公式サイトはこちら

2軒目:SUISAN(スイサン)

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島の飲食店、SUISAN
ここで食べたのは、ポケ丼。ポケとは、「切り身」のことでマグロなどを醤油やごま油で和えたものです。醤油ベースの和テイストなので、日本の方の口に合いやすい逸品です。箸で食べます。もはや日本食に近いですね。

・公式サイトはこちら

3軒目:ケンズ・ハウス・オブ・パンケーキ

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島の飲食店、ケンズハウスオブパンケーキ
ハワイといえば、パンケーキ。そこでおすすめとして連れて行ってもらったのが、このアメリカのダイナー感あふれるお店です。まず、この店内の雰囲気が素敵です。ロコモコやサイミンなどハワイのローカルフードも数多く取り揃えているので、迷ったらここだと思いました。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島の飲食店、ケンズハウスオブパンケーキ
メープルシロップをかけて食べるワッフルチキン。ボリュームたっぷりです。

あたらしいマラマなハワイ旅で訪れたハワイ島の飲食店、ケンズハウスオブパンケーキ
映画の世界のようなアメリカのダイナー

・公式サイトはこちら

All photo by 相沢 亮

《特集》美しきハワイを未来に語り継ぐ「あたらしいマラマなハワイ旅」

ライター

早稲田大学大学院中退後の2017年にカメラに出逢い、2020年より東京を拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動中。メーカーとのタイアップ記事、企業案件や広告撮影、雑誌への寄稿・執筆等、活動の幅を広げる。近年、地方創生や観光PRに力を入れる。現在SNSフォロワーは約10万人。2021年2月に写真家としてのインタビュー記事が朝日新聞WEBメディア「withnews」およびYahoo! JAPANで公開される。2022年に単著『日常のフォトグラフィ』出版。

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