こんにちは! 本記事では、私が2018年7月に旅したマリ共和国についてご紹介したいと思います。あまり馴染みがないかもしれませんが、マリはアフリカ大陸の西側に位置する国で、面積は日本の約3倍。国の南部はサバンナ地帯に属します。
実は2013年頃から治安が悪化し、外務省ではレベル4(避難勧告)が出ている地域もありますが、首都バマコではレベル2に下がっています。これだけ聞いたら「危なそう」と感じてしまうかもしれませんが、マリで過ごした日々をエピソードとともにご紹介します!
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マリの中で訪れた都市とルート、移動方法
photo by あんり
西アフリカを2ヶ月間バックパッカー的に旅していたので、隣国セネガルから夜行バスに乗って国境越えしました。セネガルの国際バスセンターを昼の3時に出発し、マリの首都バマコに到着したのが翌日の夜9時頃。
そう、30時間バスに乗っていました。もはや、夜行バスではない…。
2〜3時間に一度5分ほどの休憩がある以外は基本的に走り続けていたので、最後の方はお尻が割れそうでした。途中に何度も荷物の検問や、パスポートを見せないといけない場面がありました。
マリでのエピソード(人とのエピソード)
photo by あんり
バマコの田舎の住宅街を散策しているとき、元気な子どもたちをよく見ました。歩いているといつのまにか後ろを楽しそうについてきたり、バスケをしたり、歌を歌ったりしました。
カメラを向けると必ずと言っていいほど決めポーズをとってくれます。ここでは日本の「知らない人にはついていかない」という教訓は通用しなさそう。
photo by あんり
夕方になって暗くなってきても子どもたちがついてくるので、逆にこちらが不安になって「家にお帰り」とジェスチャーでお別れしました。私の背中に向かって子どもたちは何度も大きな声で「バイバーイ」と叫ぶので、私も振り返って「ジュテーム!(愛してるよ)」と返事しました。
マリでのエピソード(場所のエピソード)
photo by あんり
治安の関係上、比較的安全なマリの首都バマコに滞在していました。首都ですが道は未舗装で、土のでこぼこ道の箇所もありました。子どもたちが川沿いで遊んでいたりのどかな田舎の風景を連想させます。
一方、街の中心部に出ると車がビュンビュン走っていて一気に都会らしくなります。中でもぜひ訪れてほしいのはバマコにあるグランマルシェという大きな市場。
人通りも多く、活気があります。そこでアフリカの布、パーニュのお店も何件もありました。アフリカ柄のカラフルなパーニュは色も模様も様々。見ているだけでも楽しいです。
知っておくべきキーワードは「イスラム教」
photo by あんり
マリでは国民の90%がイスラム教を信仰しています。マリでの結婚式に遭遇したときは、日本の慣習とだいぶかけ離れているなと思いました。
たまたま泊まっていた宿で昼間のんびりしていると、宿の外から車のクラクションが鳴り響き、人が叫ぶ声が聞こえました。何事かと思って見に行くと、まさかの結婚式のパレードで賑わっているところでした。野次馬精神でのぞきに行くと、なぜか歓迎され、ウェルカムドリンクも持たされました(笑)。
ふと主役のほうに目を向けると、なんと1人の新郎が2人の新婦に挟まれているではありませんか!もちろん新婦は真っ白なウエディングドレスを着ています。今まで見たことない光景でびっくりしましたが、イスラム教では一夫多妻を認めており、4人まで妻をもつことができます。異文化に触れた瞬間だと思いました。
マリ旅行を楽しむためのアドバイス
photo by あんり
マリだけに限りませんが、カウチサーフィンを使うのをオススメします。カウチサーフィンとは世界中の旅行先で無料で泊めてくれる人を探すウェブサイトのこと。
カウチサーフィンはうまく使えば現地の人と交流しやすく、生活を見せてもらえることがあります。宿泊に抵抗がある場合は、日中に町を案内してもらうだけでもとても面白いです。