尾張津島天王祭
7月の第4土曜日と日曜日に愛知県津島市で行われる尾張津島天王祭は津島神社の祭礼です。天王川公園の丸池に船を浮かべて行われ、土曜日の宵祭では2隻の舟をつないで、そこに柱のように12個の提灯、半円アーチに365個の提灯を飾ります。
翌朝の朝祭はさらに1隻の車楽舟が加わり、能装束を着けた人形が最上段に乗せられています。
天神祭
大阪天満宮は菅原道真公を祀る神社で、その祭りを天神祭と言います。天神祭は7月24日と25日に大川を中心に行われる大阪の夏の風物詩です。
24日の朝には堂島川で鉾流神事が行われ、天神祭の無事と安全が祈願され、25日の夜は大川で船渡御が行われ、たくさんの奉拝船が行き交います。
相馬野馬追
相馬野馬追は7月末に行われる福島県浜通り、旧相馬氏領で行われる、馬を追い、神馬として妙見社に奉納する神事を中心にした祭りです。
祭の見どころは2日目の出陣を模したお行列と、1周1000mを甲冑に白鉢巻の騎手をのせて駆ける競馬。その後に行われる500騎の騎馬武者による神旗争奪戦です。前日の宵に行われる競馬は野袴・陣羽織ですから、本祭りは一層臨戦形式ですね。
隅田川花火大会
隅田川花火大会は7月最終の土曜日に隅田川の河川敷で行われます。江戸時代に飢饉や疫病で亡くなった人の慰霊と悪病退散を祈願して花火をあげたのが始まりです。当時は鍵屋と玉屋の2つの花火屋が交互に打ち上げて、観客から「たまや~、かぎや~」と声がかかったそうです。
スカイツリーをバックにあがる花火は、東京ならではの景色です。
まとめ
祇園祭や天神祭は夏本番を感じるお祭りですね。京都や大阪では祭りの御馳走は夏の魚の鱧を食べることになっています。花火も始まり、夕涼みを兼ねたイベントが増えていきます。