TABIPPO社員
金邉 茄菜 社員 / デザイナー

田舎暮らしのデザイナー。桑沢デザイン研究所在学中の19歳のときにTABIPPOと出会い、ジョイン。その後、人生はじめての海外ひとり旅へ。知らない世界や人々に出会える旅に魅了され、フィルムカメラを片手に旅する人生を送る。22歳の頃から移住を繰り返し、タイ/バンコク、小笠原諸島/父島、湘南暮らしを経て、長野の山奥へ。数年に1度拠点を変えたいタイプ。タイとモロッコが好き。

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金曜日は街中のお店が閉まる。家ではお母さんが大きなお皿にクスクスを作り始める。イスラム教徒にとって金曜日は大切な日、みんなモスクへ足を運びいつもより念入りにお祈りをする。そして家庭では大きなお皿に乗ったクスクスを囲んでみんなで食べる。家族との時間を大切にする日でもある。

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こんな習慣も日本にはない。宗教も生活も言葉も違う。毎日が発見でいっぱいで、どうしようもないくらい面白い。

 

天の川を初めて見た日

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サハラ砂漠の夜、上空では織姫も彦星もほぼ毎日会えている。そう、信じられないほどはっきりと、そして目が時折チカチカするほどに空に星が敷き詰められていて、逆に知ってる星座が見つけられない。銀河がはっきりと夜空に走っていて、あれが本物の天の川か、とずっと眺めた。

砂漠は見渡す限り砂漠で、なにもない。何も聞こえなくて、ただ砂のひんやりとした温度を感じて自分まで少し切なくなる。太陽が沈み始めると切なさなんて全部忘れてしまうほどに今度は見渡す限りが黄金色に輝く。正確には私たちのいる地球が回っていて、地球の動きを感じる。サハラ砂漠の砂はイメージしていたよりもだいぶ赤茶で、永遠に続く。

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本当に来てみたかった世界最大の砂漠は想像を遥かに超えていた。というよりは、あれは行かないと想像なんてできない。そう言い切れるくらいあの場所に行かないと感じられないことが沢山ある。きっとそんな場所が世界には山ほどある。

 

言葉も海も全部超えて心が通じる感覚

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よく「旅では何語で会話しているの?」と聞かれる。基本的にはいつの間にか身についた旅英語だけど、モロッコで英語はあまり通じない。つまり会話がうまくできない時なんて数え切れないほどある。

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人生って簡単じゃないよって話もしたし、モロッコの選挙の話・将来の夢について何時間も話した。ジェスチャーと表情、伝えたい気持ちがあれば伝えたい事の3割は伝わる。できない会話が見つからないくらい何でも話せる。でも全部伝えたくなったら現地の人が話す言葉を話すしかない。

今私はモロッコが好きすぎて何故だかアラビア語(ダリジャ)を勉強している。旅は本当に人生を良い意味で狂わせる。

 

きっと、きっかけはどこでも良かった

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私は今、モロッコへ行く前の想像なんて遥かに超えるくらい、モロッコに友達が沢山いて、アラビア語も少しだけど話せるようになって、今すぐにでも住みたいくらいにモロッコが大好きな国になりました。でも、たまたまモロッコを選んだだけで、新しい発見をする場所はきっとどこでも良かった。

 

大切なのは行動。思い立って行動してみたら本当に予想外な未来が待っていて、どんどん自分の知らなかったセカイに踏み入れているのを感じる。人生が動いていたり、変化している瞬間ってなかなか感じ取ることができないけど、確かに私はこの数ヶ月で自分の人生が大きく変化していくのを感じています。

だって、モロッコに行ってなかったらアラビア語なんて勉強していないと思う。

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旅をしている間はその時間が現実なのに、旅から帰ってくると夢をみていたような不思議な感覚にいつもとらわれる。私はただの専門学生だから、就活とか未来のこととか、沢山悩むし、全部投げ出したくなる時ばっかりだけど、人生が変化していく感覚をちょっとだけど覚えちゃったから、今自分の人生をもっと変化させたくて仕方ない。

そう思ったらなんだって頑張れる気がしてきて、自分の将来が最高に楽しみに思えてくる。自由が増えるということは、不安も比例して増えていくということ。「わくわくとドキドキ」ってこれだったんだね!

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all phonts by nana ogura

私はずっと好きな事をやり続けたい。不安で押しつぶされそうな時もあるけれど、わくわくしながら沢山のことにチャレンジし続けたい。それが旅でも、違うことでもなんでもいい。「やりたい」と思ったことをしっかり行動に移して、可能性を広げて、光の中にみんなを巻き込んでいける人に私はなりたいです。これが近い将来の目標!(今書きながら決まりました。)

モロッコの良さも、やりたいことを実際にやる面白さも、1人でも多くの人の心に届いていたら嬉しいです。今日はここまで!

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have good one!
Nana.

TABIPPO社員
金邉 茄菜 社員 / デザイナー

田舎暮らしのデザイナー。桑沢デザイン研究所在学中の19歳のときにTABIPPOと出会い、ジョイン。その後、人生はじめての海外ひとり旅へ。知らない世界や人々に出会える旅に魅了され、フィルムカメラを片手に旅する人生を送る。22歳の頃から移住を繰り返し、タイ/バンコク、小笠原諸島/父島、湘南暮らしを経て、長野の山奥へ。数年に1度拠点を変えたいタイプ。タイとモロッコが好き。

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