TABIPPO社員
金邉 茄菜 社員 / デザイナー

田舎暮らしのデザイナー。桑沢デザイン研究所在学中の19歳のときにTABIPPOと出会い、ジョイン。その後、人生はじめての海外ひとり旅へ。知らない世界や人々に出会える旅に魅了され、フィルムカメラを片手に旅する人生を送る。22歳の頃から移住を繰り返し、タイ/バンコク、小笠原諸島/父島、湘南暮らしを経て、長野の山奥へ。数年に1度拠点を変えたいタイプ。タイとモロッコが好き。

こんにちは、気づけばあと数ヶ月でTABIPPOインターン2年目に突入してしまいます。TABIPPOインターン兼デザイナーのななです。

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学校の出席日数、単位を数えては旅をする日々を送って早1年8ヶ月。それまでは日本から出たこともなく、飛行機にも高校の修学旅行でしか乗ったことがなかった私が、ずっといつか「できたらいいな」と半分叶わない夢と思っていた「旅」を思う存分しているのは、なんだか今思えば不思議です。

つまり「やりたいけど…」って躊躇してることって案外簡単に(何かを手に入れると何かを人は失うっていうけど)できるものかもしれないし、旅に必要なのって英語力じゃなくてきっと勇気と勢いだとTABIPPO1生意気21歳は思っています。そんな私は今年の6〜9月の間にアフリカ大陸の1番上、モロッコに2回も行ってきました。

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今回は私を夢中にして離してくれないモロッコの魅力を紹介したいと思います。

 

青い街と世界最大の砂漠のある国

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よく聞かれる質問として「なぜモロッコに行こうと思ったの?」が上位に上がります。確かに世界一周のルートにモロッコを組む人は多くても、わざわざモロッコだけ行く人ってあまり聞かないかも。私がモロッコへ行こうと思った理由は簡単。

「ただ遠くへ。誰も知らない、何も知らない地へ行ってみたかったから。そしてもう1つ、いつか行ってみたいと思っていた地、サハラ砂漠と全体が青く染まる街シャフシャウエンがモロッコにあったから。」

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今年の春休みに東南アジアを一周してなんとなく、旅のコツを掴んだ私は、英語も伝わらなくて、ただ遠くにもっと感じたことのない刺激を求めて、日本が中心の世界地図から見て一番遠いモロッコを選んだわけです。まさか、こんなにもモロッコが愛おしく思える国になるとはあの時はこれっぽっちも思わなかった。

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そう、旅って毎回想像以上、予想外でしかなくて最高にわくわくするからやめられない。

 

宗教と共に流れる生活

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モロッコにいると毎朝5時過ぎのイスラム教のお祈りのアザーンが街中に大音量で流れ始める。それでいつも目を覚ましては「あ、モロッコにいたのか」と実感する。3日もすると今度は言葉も、街中で1日5回流れるアザーンも気にならなくなっていつの間にかモロッコ人みたいな生活を送る自分がいる。

街中に漂う甘ったるいスパイスの香りも心地よく感じてくる。

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モロッコの人は主にアラビア語とフランス語、地域によってはベルベル語やスペイン語を話す。アラビア語は標準のフスハーと方言のアーンミーヤの2つに大きく分かれていて、モロッコで話されているアラビア語はアーンミーヤの「ダリジャ」という種類のアラビア語。

アラビア語の中の方言みたいというのが1番分かりやすい表現だけど、方言よりももっと違いが大きい。国が違うとアラビア語という大きいくくりは同じでも何を言ってるか分からないことすらあるみたい。

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そんなアラビア語には「Maybe(多分)」に当たる言葉はなくて、みんなそんなタイミングで「インシャアッラー」と口にする。意味は「神がもしそれをあなたに必要だと本当に思えば与えてくれるだろう」とか「神だけが知っている」とかそんなニュアンスだとか。(現地の友達曰く)だからしつこく約束事を迫られた時は「インシャアッラー」と言えば一発。

まず、アジアンフェイスがアラビア語を話してきたことにみんな驚いて爆笑する。それが面白くて私はなるべくアラビア語を話すように心がけて、英語の話せる友達と時間があれば話しながら勉強をした。きっとこういう行動が私の現地の人と仲良くなるコツ。なのかな。私はこの言葉を初めて知った時、絶対日本にはない感覚で驚いた!

 

だって言葉にまでこんなにも宗教が密着していて、みんながどれだけ神を信仰しているかがよく分かる。冷静に考えれば何も信仰しない日本の方が変なのかな?と感じてきたり、思うことは人ぞれぞれでいい。

ただ日本の外に出てみると新しい目で日本のことを見ることができる。どんなに便利で素敵な国か心の底から感じることができる。

TABIPPO社員
金邉 茄菜 社員 / デザイナー

田舎暮らしのデザイナー。桑沢デザイン研究所在学中の19歳のときにTABIPPOと出会い、ジョイン。その後、人生はじめての海外ひとり旅へ。知らない世界や人々に出会える旅に魅了され、フィルムカメラを片手に旅する人生を送る。22歳の頃から移住を繰り返し、タイ/バンコク、小笠原諸島/父島、湘南暮らしを経て、長野の山奥へ。数年に1度拠点を変えたいタイプ。タイとモロッコが好き。

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