「スカートと男子」。それは切っても切り離せない、まるで石田純一と不倫のような、そんな関係です。
これは、あるきっかけでスカートを穿くことになった僕が、その世界に引き込まれスカートについて調べてみた結果、スカートには世界を変える可能性を秘めている事がわかりました。
スカートなんて、めくればいいんでしょっていう男子も、スカートはモンローのようにひらひらしてなんぼっていう女子も、今日はスカートについて真面目に考えてみませんか?
そもそもスカートっていつ生まれたの?
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世界で初めてスカートが誕生したのは、古代文明で有名なエジプトです。古代エジプトの人々が手ぬぐい程度の小さな布を腰に巻きつけて着用したのがスカートの原型であるといわれています。
当時は男女ともにスカートを履いていたんですね。
スカートと聞くと女性らしいイメージを持ちますが、歴史を調べていくとスカートがもともと女性らしかった訳ではないことがわかりました。
男の衣服がスカートから、より機能性の高いズボンに移り変わったからであって、その印象が最初からあった訳ではなかったのです。
スコットランドの男たちは、ノーパンにスカート!
ヨーロッパのスコットランドでは、民族衣装で「キルト」と呼ばれるものがあります。
これは厚手のチェック柄のスカートで、柄は伊勢丹の紙袋のようなものから、バーバリーのようなチェック柄まであるのですが、実はこのキルト男性用なんです。
下半身はキルトスカートを身につけ、長い靴下を履く、以上。
あれ、パンツ履いた?って思われた方、そうなんです。スコットランドの逞しい男たちはノーパンなんです!もう赤信号みんなで渡れば怖くない理論とでもいうのでしょうか。逆に潔くてカッコ良いくらいです。
こちらのスコットランド人男性なんて、ノーパンにスカートでありながら胸には「NEW YORK FUCKIN CITY」の文字が。もう現代社会に中指突き立てまくっている感じがいかにも男らしいですよね。
スコットランド以外にも世界には男性のスカート文化がある国が以外と多く、ギリシア、インドネシア、マレー半島、ハワイ、サモア、トンガ、タヒチ、フィジー、インドなどが挙げられます。
統計で見ると高温多湿の赤道直下では、ズボンはべたついて不愉快で、男性もスカートを好んで穿く傾向があるようです。
メキシコには、男子スカート、女子ネクタイの日がある
メキシコの首都、メキシコシティにある公立高校では、社会における無意識なジェンダーに対する差別をなくすため、1年に一度、男子がスカートを履き、女子がネクタイを付けるという活動をしています。
このイベントは生徒が発案し毎年続いていて、生徒はもちろん先生方も参加しとても楽しんでいる様子が写真からも見られます。男子はスカートを履くとそれとなく女っぽいふるまいをするみたいです。