ライター

トラベルライター、旅する着付師 1989年生まれ、文化服装学院卒業後、映画や舞台の衣裳会社で5年間、歌舞伎や日本舞踊の舞台、auの三太郎CMなどの着付けを担当。 忙しい日々の中、初めての海外一人旅で行ったベトナム・サパの少数民族の暮らしを見て、人生の価値観が大きく変わる。帰国後、退職し縁あってTABIPPOのライターとして活動中。 人生のテーマは「変わり続けること」 不安定の中にある安定するポジションを手探りで模索しながら、生きてます。

「スカートと男子」。それは切っても切り離せない、まるで石田純一と不倫のような、そんな関係です。

これは、あるきっかけでスカートを穿くことになった僕が、その世界に引き込まれスカートについて調べてみた結果、スカートには世界を変える可能性を秘めている事がわかりました。

スカートなんて、めくればいいんでしょっていう男子も、スカートはモンローのようにひらひらしてなんぼっていう女子も、今日はスカートについて真面目に考えてみませんか?

 

そもそもスカートっていつ生まれたの?

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photo by shutterstock

世界で初めてスカートが誕生したのは、古代文明で有名なエジプトです。古代エジプトの人々が手ぬぐい程度の小さな布を腰に巻きつけて着用したのがスカートの原型であるといわれています。

当時は男女ともにスカートを履いていたんですね。

 

スカートと聞くと女性らしいイメージを持ちますが、歴史を調べていくとスカートがもともと女性らしかった訳ではないことがわかりました。

男の衣服がスカートから、より機能性の高いズボンに移り変わったからであって、その印象が最初からあった訳ではなかったのです。

 

スコットランドの男たちは、ノーパンにスカート!

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photo by tom blackwood

ヨーロッパのスコットランドでは、民族衣装で「キルト」と呼ばれるものがあります。

これは厚手のチェック柄のスカートで、柄は伊勢丹の紙袋のようなものから、バーバリーのようなチェック柄まであるのですが、実はこのキルト男性用なんです。

 

下半身はキルトスカートを身につけ、長い靴下を履く、以上。

あれ、パンツ履いた?って思われた方、そうなんです。スコットランドの逞しい男たちはノーパンなんです!もう赤信号みんなで渡れば怖くない理論とでもいうのでしょうか。逆に潔くてカッコ良いくらいです。

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photo by Jason Burrows

こちらのスコットランド人男性なんて、ノーパンにスカートでありながら胸には「NEW YORK FUCKIN CITY」の文字が。もう現代社会に中指突き立てまくっている感じがいかにも男らしいですよね。

 

スコットランド以外にも世界には男性のスカート文化がある国が以外と多く、ギリシア、インドネシア、マレー半島、ハワイ、サモア、トンガ、タヒチ、フィジー、インドなどが挙げられます。

統計で見ると高温多湿の赤道直下では、ズボンはべたついて不愉快で、男性もスカートを好んで穿く傾向があるようです。

 

メキシコには、男子スカート、女子ネクタイの日がある

photo by TheOnlyJuanEver

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キシコの首都、メキシコシティにある公立高校では、社会における無意識なジェンダーに対する差別をなくすため、1年に一度、男子がスカートを履き、女子がネクタイを付けるという活動をしています。

このイベントは生徒が発案し毎年続いていて、生徒はもちろん先生方も参加しとても楽しんでいる様子が写真からも見られます。男子はスカートを履くとそれとなく女っぽいふるまいをするみたいです。

 

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トラベルライター、旅する着付師 1989年生まれ、文化服装学院卒業後、映画や舞台の衣裳会社で5年間、歌舞伎や日本舞踊の舞台、auの三太郎CMなどの着付けを担当。 忙しい日々の中、初めての海外一人旅で行ったベトナム・サパの少数民族の暮らしを見て、人生の価値観が大きく変わる。帰国後、退職し縁あってTABIPPOのライターとして活動中。 人生のテーマは「変わり続けること」 不安定の中にある安定するポジションを手探りで模索しながら、生きてます。

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