編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

知る人ぞ知る美しい三河湾の夜光虫は愛知県にあります。渥美半島と知多半島の間に挟まれていて、環境省の「日本の重要湿地500」に選ばれるなど多様な生物が生息することでも有名です。そんな三河湾で、最近話題になっている美しい夜光虫についてご紹介します。

 

愛知県の夜光虫、その正体はなんと海洋性のプランクトン

愛知県三河湾では、春から秋にかけての暖かな季節の夜にこのような幻想的な傾向ブルーをみかけることができます。その正体はなんと海洋性のプランクトン!大量に集まるとこのように光り輝き、幻想的な蛍光ブルーを放ちます。

 

夜光虫はただ美しいだけではない?

昼間は赤い色をしているプランクトンは、夜になるとこのように幻想的に光ります。しかし釣り人たちにとっては、このプランクトンのせいで魚が寄り付かなくなるなど、ただ美しいというだけではすまされない面もあるようです。

 

夜光虫はその日の風の強さによって、光の強さが変わる

夜光虫が綺麗に見られるかどうかは、その日の風の強さにも影響があると言われています。風に流されて湾に溜まって夜光虫の密度が濃くなることにより、より綺麗に発光するためです。せっかく見るなら、強く光る濃いブルーを楽しみたいものです。

夜に光を発する夜光虫は、昼間は赤色をしているので、昼間に赤色の集まる場所をマークしておくのも夜光虫を楽しむ一つの手段です。

 

三河湾のプランクトンの恩恵は他にも!

焼き大あさり (grilled Japanese littleneck Manila clam)

Photo by Norio Nomura

「日本の重要湿地」である三河湾はあさりの収穫量が日本一なのをご存知でしょうか。三河湾は干潟や浅場が多く、あさりが生育する条件にとても恵まれているためです。

三河湾にはあさりの餌となるプランクトンが豊富に含まれるため、ぷっくりしていて甘みがあり、旨みがたっぷりなのです。夜光虫の幻想的な夜の光景も、美味しいあさりも全て豊富なプランクトンのおかげなのですね。

 

愛知県へ夜光虫を見に行ってみよう

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Photo by bizmac

夜光虫を見ることのできる三河湾へは、東海道新幹線の豊橋駅が最寄りです。車でのアクセスは、東名豊川ICから約25分、音羽蒲郡ICからは約30分かかります。暖かな季節に旅行の予定がある方は、夜光虫が放つ幻想的な蛍光ブルーを求めて三河湾を訪れてみてはいかがですか?

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