【連載・書籍全文公開】モバイルボヘミアンとして生きるために整えておくべき3つのこと

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モバイルボヘミアンという言葉を知っていますか?旅人の最終進化系と称される本田直之さんと四角大輔さんが書籍「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」で定義した新しい生き方です。

この記事では、本書籍の内容を抜粋して連載しています。

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モバイルボヘミアンとは、「仕事」のためだけに生きるのではなく、「好きなこと」をライフスタイルの中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方のこと。
 
会社員だった2人はどうやって、場所にも、時間にも、会社にも、だれにも縛られない自由なライフスタイルを手にしたのか。
 
10年近く、まるで兄弟のように深い交流を続けてきた、『レバレッジシリーズ』や『ノマドライフ』著者・本田直之と、『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』著者・四角大輔の2人が、20代の頃から20年以上の歳月をかけ、実験し続けてきた「生き方」と「考え方」をまとめた、まさに集大成となる一冊。

 

\Kindle版はこちら/

モバイルボヘミアン

 

1.ギアを装備する ――なにを基準に選び、捨てるのか? / 四角大輔

ここからは、モバイルボヘミアンの生き方を実践するために、整えるべきポイントを3つに分けて紹介したい。

まず「ギア」について。人間と猿を分けたのは「道具」といわれるように、日々の暮らしも、仕事も、当然モバイルボヘミアンという生き方も、使うツールから大きな影響を受ける。

ぼくがライフワークにしている大自然への冒険においては、ギア1つのセレクトが、その成否だけでなく、生死を決めることもある。そんなアウトドアの世界では、「ギア」という言葉には道具だけでなく服も含まれる。

 

雨に打たれても体は濡れないが、内側の湿気は外に出すレインウエアや、紙よりも薄くて、たたむと手のひらに乗り、重さわずか60グラムの完全防風ジャケットなど、もはやギアと呼べるだろう。ぼくは、20年以上に渡る登山やアウトドアの経験から、グラム単位で荷を削る技術や、ギアを徹底的に精査する感覚を学ぶことができた。

そうする中で、過酷な原野で活躍するギアたちが、そのままモバイルボヘミアンの移動生活においても「最強ツール」になるということに気づいたのだ。「UL(超軽量)ライフスタイル」を追求するぼくがギアを選ぶ基準は左記の4つ。とてもシンプルだ。

・1グラムでも軽いこと
・1立方センチでもコンパクトなこと
・「折たたみ可能」であればなおよし
・「複数の機能つき」であればさらによし

4つ目の観点から見ると、やはりiPhoneは究極のプロダクトと言える。モバイルボヘミアンには、仕事、人、時間だけでなく、ギアにおいても高い「取捨選択能力」が求められるのだ。この本の巻末に、ぼくが10年以上かけて厳選に厳選を重ねて集めてきた主要ギアをリストアップした。

ただ、紙面の関係もあって、ここにすべてを網羅はできておらず、日々アップデートも重ねているので、ぜひぼくの公式HP(http://4dsk.co)のギアリスト完全版を参照してもらいたい。

 

移動生活に必要なギアはカテゴリーある「パッキング」、「ベーシック」、「ガジェット」、「ウエア」、「セーフティ」、「コンフォート」、「シューズ+α」。なお、これらの大半がデザイン良し、最軽量クラスであることを先に伝えておきたい。

移動生活を続けていく中でわかったこと、それは実用的にも、生き方という面においても、身軽であればあるほどいい、荷物は少なければ少ないほどいい、ということだ。

 

ちなみにぼくは、特別なモノを運搬する必要があるときをのぞいて、どんな長期間の旅であってもスーツケースは使わない。巻末のリストにもある、長距離登山の相棒でもある、容量約50リットルのバックパック1つあれば、ぼくは何カ月だって世界で移動生活を送ることが可能だ。

さらに、ギアのセレクトを徹底し、それを機内に持ち込める軽さに抑えている。荷物を「機内持ち込みのみ」にすることで、到着空港での荷物の待ち時間は不要となり、すぐに空港を出ることができる。旅先での貴重な時間を失わずに済むうえに、荷物の紛失を避けられるという大きな利点もある。

 

また、荷物が少ないほど、移動生活で繰り返し行わなければならないパッキングを瞬時に完了できるようになる。ぼくの場合は15分あれば出発が可能だ。ぼくがスーツケースを使わない理由はあと2つある。

「両手の自由を確保できること」と、引きずる必要がないため「身軽に行動することが可能」ということ。ただし、持ち込み荷物だけに、体積と重量に厳しい制約がある。重さ制限は、多くの航空会社が7キロ前後。それゆえ、いかに軽く、コンパクトにできるか、が重要になってくる。

 

最後に、モバイルボヘミアンにとっては心臓部ともいえるデジタルギアについて、少し解説をしておきたい。iPhoneとMacBookと同レベルで必要なものは言うまでもなくインターネット環境。ぼくがいつも使っているのは、モバイルルーターのレンタルサービス「グローバルWi-Fi」だ。

行く先々で一番状況のいい電波を自動で拾ってくれて、iPhoneとMacBookの同時接続が可能。日本で契約できて1日1000円程度から利用できる。これを持って、これまで欧州・アジア・中北米を40カ国ほど旅したが、キューバ以外の国すべてでネット接続ができた。スリランカやタイの山岳地帯でさえ使えたのだ。

Wi-Fi端末としては、より安いものもあるし、ただの旅行なら無料のWi-Fiスポットでもいいかもしれない。しかし、モバイルボヘミアンにとっては、いつでもどこでもストレスなく仕事ができる環境を整備することが、なによりも重要なのである。

今後の注目は、「KnowRoaming」や「Apple SIM」をはじめとする、「グローバルSIMカード」と言われる新しいサービスだ。

 

小さなSIMカード1枚とiPhoneがあれば、世界90以上の国と地域で、複数の通信事業者を選んでインターネット接続ができる、という画期的なもの。そして超軽量。

始まったばかりのサービスのため、通信料が高価すぎたり、電波圏内が狭かったりと使い勝手はまだまだだが、今後はこういうものがスタンダードになっていくだろう。

 

[Reminder] できるかぎり軽くて、コンパクトであること。身軽であればあるほど、移動生活の質は高まる

 

2.テクノロジーを味方につける ――どれだけ効率化できるか / 四角大輔

モバイルボヘミアンとして生きていくには、テクノロジーを味方につけること、それを使いこなすための努力は決して惜しんではいけない。もっとも効率化できるところはズバリ、文字入力。ぼくはMacBookとiPhone両方に「ATOK」を入れて、文字入力を省力化している。

「ATOK」は日本語の変換精度がもっとも高く、「人が認識してルール化してきた日本語の特徴」に基づいた文字変換に長けている。さらにぼくもナオさんも、「単語登録」機能をフル活用している。たとえば「あり」と打つと「ありがとうございました」と出るように登録している。

 

ぼくでいえば、四角(よすみ)という名字は、普通は変換されないから、「よす」と入れると「四角大輔」と変換されるように。あとは、「でんわ」と入れると、世界中どこからかけても、国内料金と同じ金額で通話ができる、「050」からはじまるIP電話の番号が出るようにしていたり。

そしてぼくは「ATOK」の単語辞書機能を、MacBookとiPhone両方でつねに同期させている。こういったアプリを活用するかどうかで、アウトプット速度に雲泥の差が生じる。

 

旅をしながら仕事をするためには、iPhoneのフリック入力をマスターすべきだ。ガラケーだった時代は、どんなにがんばっても「お」を入力するのに5回も押さなければいけなかった。それがフリック入力だと1回で済む。

ぼくがかなり素早くフリック入力している姿を見て「女子高生みたいに速いね」とバカにされることもあるが、これだって、仕事の効率とライフスタイルの質をより高めるための1つの工夫。

音声認識の「Siri」を使いこなすことだってそうだ。ちょっとしたことだが、旅するように生きるには「楽をするための努力」が不可欠だ。

 

「これがめんどうくさい」、「どうすればできるだろう」と思ったことは、たいていだれかも同じことを考えていて、すでに解決方法を生み出している。

Googleで検索すれば、世界のだれかが解決方法を教えてくれたり、最適なアプリを紹介してくれているし、「YouTube」で検索すれば、わかりやすく動画でその解決方法を教えてくれる。

ここで、ぼくとナオさんが普段から利用しているアプリを紹介しよう。ただ、こちらに紹介するものは2017年3月現在のもの。アプリやウェブサービスの進化は爆速なのであくまで参考程度にしてもらいたい。

ギア同様にぼくの公式HPにはつねに最新情報を掲載しているので、参考にしてもらえれば幸いだ。まずは、「旅」に関するものから。

 

・「Tripit」(旅程の管理)

これはナオさんがフル活用しているものだが、飛行機やホテルを予約するとそのメールを取り入れてくれて、予定表をつくってくれる。

飛行機が遅れているといった情報も自動で教えてくれるし、ホテルを予約すると住所も吸い上げて、空港からホテルまでの経路をを使って自動的に教えてくれる。

 

・「Uber」(タクシー)

iPhoneのアプリ上で日時と場所を指定してタクシーを呼び出せるので、空港や主要な駅にありがちなタクシー乗り場の長い列に並ぶ必要もないし、初めて訪れる街の流しのタクシーに不当な料金を請求されるリスクも回避できる。

驚くようなスピードで、年々、対応する都市が世界中で増えているので、現地に着いたらまずはこのアプリを開いてみてほしい。

 

・「Googleマップ」と「iPhoneマップ」(地図)

「Googleマップ」は、世界中の大都市の交通機関が網羅されていているうえに、オフラインでも使えるようになったので、世界中どこに行っても大活躍だ。

ただ自転車に乗ったり、街を歩くときに方向が狂いやすかったり、正確に位置を拾えない場合がある。その点は位置精度がより高い、iPhoneマップの方を使うようにしている。

しかも、iPhoneマップだとスリープ画面でも地図を表示してくれるので、いちいちアプリを開かなくてすみ、非常に助かる。

 

・「Airbnb」(宿泊)

旅に出る前に、行きたいカフェなどを「Googleマップ」にどんどん保存しておいて、それらスポットが集まっているエリアの真ん中に宿をとるのが、ぼくの旅のスタイル。

昔だと宿泊先は、ホテルなどのかぎられた選択肢がなかったが、今は「Airbnb」が世界中のあらゆる場所に部屋を提供しており、世界4大ホテルチェーンに肩を並べる勢いで部屋数を増やしている。

このアプリを使えば、自分が行きたいオーガニックカフェやレストランが集まる、ホテルなどの宿泊施設がないような、ヒップな街の中心に泊まることができるのだ。

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TABIPPO.NET編集部
若者が旅する文化を創る!
全員が世界一周を経験したメンバーが学⽣時代に作った組織がTABIPPOです。設立して4年半、2014年4⽉に株式会社になりました。とにかく旅が好きで、たくさんの人に旅を広めたいと思っ…

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