ライター

ローカルな街並みや文化が大好きな、兵庫県出身の25歳。ベンチャー企業の法務担当として勤務する傍ら、休日は機会を見つけて地方を旅している。熱意の応援者として、ともに刺激を受け与える関係でありたい。最近は地域の魅力を伝えるツアーづくりに取り組む。秋のフルマラソンに向けても奮闘中。

地域を旅する際には、ゲストハウスに宿泊することが多い。

旅人やオーナーさんとの交流が楽しいことはもちろん、時にガイドマップには載っていないような「地域の魅力」を知ることもできるからだ。

また訪れたいゲストハウスはどこか?と問われれば、それは数えきれないほどあるのも事実。

しかしながら、鳥取を旅した際に宿泊したコミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」は、「旅が終わってもワクワクが続く」という他にはない魅力を持っていることもあり、年に1度は訪れる、リピートしたくなる場所となった。

今回は、鳥取のワクワクする仲間が運営するコミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」、そして関連するオンラインコミュニティ「週末住人コミュニティ」についてご紹介したい。

週末住人への誘い

コミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」と出会ったのは大学2年生の春休み。

前回の「海士町」の記事にも書いた「ふるさとワーキングホリデー」がきっかけだった。

記事:京都から約21時間、島根県・海士町への「暮らすような旅」。

海士町のあたたかな記憶が残るなか、他の地域も見てみたい一心で参加した説明会。偶然にも「島根」の出展ブースの横が「鳥取」だった。

他の出展者に比べて圧倒的に若いメンバーからチラシを受け取ると、そこには「もちがせ週末住人の家」の文字が。

「週末住人」という言葉が新鮮で、かつ現役大学生・大学院生による運営というのもポイント。「面白そう!」という気持ちが抑えられなかった。

「週末住人」とは
常に住んでいなくても
地域をおもしろくする仲間になれたり。
一つの地域にしばられずに
仕事や暮らしを楽しむことができたり。「週末」に象徴される余暇時間に
「住人」すなわち地域の一員になる。そんなライフスタイルを
「週末住人」と名づけ、
人口最少県・鳥取から、
Z世代の豊かな生き方を探究する
社会実験をしていきます。株式会社週末住人のホームページより引用

ただ、当時は鳥取県内の別のワーホリ先への興味が強く、参加は断念。

しかし心の中でワクワクが疼き、どうしてもその存在を忘れられなかった。

そこで後日、担当の方と相談し、ワーホリ参加者ではなく通常の「宿泊者」として、「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」を訪れることにした。


当時募集していたワーホリのチラシ。今でもワクワクした記憶が鮮明に残る。

地域に溶け込むみんなの居場所、ゲストハウス「もちがせ週末住人の家」

鳥取駅からローカル線「因美線」で30分。

2両編成の列車(※ 鳥取では「汽車」という)に乗り向かったのは、山に囲まれたのどかな町・用瀬(もちがせ)だ。


旧宿場町の風情ある街並みを歩くこと数分、「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」と書かれた扉を恐る恐る開ける。

すると漂ってきたのは鍋のいい匂い!

訪れたその日は偶然にもみんなで鍋を囲みながら語り合うご飯会「週末なべ部」の開催日だった。


2023年11月に参加した「週末なべ部」にて
挨拶もそこそこに鍋の席に参加すると、そこは初めてながら既に何度か来ているような、そんな落ち着きや安心感で溢れていた。

「どこから来たの?」「最近こんなことがあって……」

常連か初対面か、旅人か地域住民か、運営側か宿泊者か。

そういった肩書は関係なく、1人の「人」として気兼ねなく話せる場。

最初は少し緊張していたものの、鍋を囲み、参加者同士で対話をするなかで、気づけば人見知りな僕でもたくさん話せているし、飾ることのない素の自分を出せていた。

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ローカルな街並みや文化が大好きな、兵庫県出身の25歳。ベンチャー企業の法務担当として勤務する傍ら、休日は機会を見つけて地方を旅している。熱意の応援者として、ともに刺激を受け与える関係でありたい。最近は地域の魅力を伝えるツアーづくりに取り組む。秋のフルマラソンに向けても奮闘中。

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