ラクダに乗って、砂漠の町でホームステイ
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ベルベル人の一人が誰かしらに電話をかけ、ラクダを頼んでいる様子。後々知ることなるのですが、彼はこの小さな町で小さな旅行会社を営んでいるようです。
おまけに「せっかくこの小さな町にきてくれたんだし!」と、なんと、もう一人のベルベル人の家にホームステイしたら?と誘われ、ホームステイをすることに。
今朝は初めてのマハミドでの1日をどう過ごそうか悩んでいたのに、たまたま出会ったこの二人のベルベル人のおかげで1日が急に特別で楽しい日になりました。人生何があるかわかんないな!って改めて思った瞬間です。
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そんなこんなで白いラクダが到着しました。さらさらの砂を踏みしめながらラクダに乗って砂漠を散歩。大きな太陽を背に、進んでいく。
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……念願のラクダ!乗り心地は決して良いとは言えないけど、絵本や映画の中だけしか無理だと思っていた砂漠でラクダに乗るということ。この夢が叶っただけでも、言葉にできない程の嬉しさでいっぱい!
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ラクダに乗ったあと、ホームステイをさせてもらうもう一人のベルベル人の家へ。
砂漠でもらった心に響くたくさんの言葉
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家に着いて、少しのんびり。テレビから音楽が流れていて、ボブマーリーやセリーヌディオンが聞こえてきてなんか不思議な感じでした。
いろんな話をしたり、旅の話をしたり……この2人と話していると、心に響く言葉をたくさんくれました。
Smile is the best of all over the world!-笑顔でいることが世界中で一番bestなこと-
砂漠でまだ「この2人についてきて本当に良かったのかな……」と思っていた時に、2人が「笑って!」って何度も言ってきた後の一言。来たかったサハラ砂漠に来れた。それだけで幸せなことなんやから、笑わないと!と思えた一言でした。
A lot of fun are waiting you!-たくさんの楽しいことがあなたを待っているよ-
これからの旅路のこと。どこで何をしようか。ブラジルに入国するビザは取れるかな。なんて、いろんなこれからの旅路の不安を話した時にこの言葉をかけて励ましてくれました。
たくさんの楽しいこと、happyなことがあなたを待っているからって。一気に不安がなくなった瞬間です。
そして、Don’t worry be happy! という言葉。
急がず、マイペースにいけばいいんだよ、と教えてくれました。時計なんか見ないで、時間を考えず、自分がしたいと思うことをしたらいいんだよと言ってくれました。
そして、そのもう一人のベルベル人の妹やお母さんにも出会いました。妹にいろんな場所を旅行した時の写真を見せたら、いろんなことを伝えたそうにしていて、「フランス語話せる?」って聞いてきたのです。
でも「ごめんね。英語しか話せない」と伝えたら、ぽつんと「beautiful.」と言って、その一言に全てを込めた気がしました。
その瞬間。あ、別の言語を習おう。砂漠でも話されているフランス語!と、未来の渡仏を決めた瞬間でもありました。
こんな底抜けに明るい彼らや優しい家族。でもふとした時に、「アラビア人やベルベル人と聞くと世間では誰もが怖いイメージを持ってるからな……」って寂しそうにつぶやいた一言。
確かに、私も彼らに出会う前だったら怖いイメージを持っていたかも。「私がみんなにこの思い出をshareしてイメージを変えるね。」と返事をしました。
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夜には雲一つない満点の星空。これも街灯がないマハミドだから見える景色。何よりもどんな灯よりも星空が綺麗。
そんなあっという間のマハミドでの1日。次の日、早朝にお祈りをしに行く人と共に町に出てMarrakesh行きのバスに乗り込み帰路についたのでした。
モロッコをあとにして……
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行き当たりばったり。思いつきで決めたマハミド行き。でもこの思いつきとラクダに乗りたい!の心に従ってバスに乗り込んだからこそ出会えた人。見られた景色。そして人生を変えるような経験。
一期一会という言葉の意味をひしひしと感じたモロッコ旅行でした。