ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

こんにちは、ドイツ在住ライターのYuです。私が現在住んでいるのは、ドイツ西部のモーゼル川沿いのエリアですが、引っ越してくるまでは、未知のエリアでした。

日本からのツアーや、観光地の多いライン川沿いの街々に比べたら、まだまだマイナーなモーゼル川沿いの街々。しかし実際は、どの街もメルヘンチックで息をのむ美しさでした。こぢんまりとした街々で、自然も多く、人混みを避けた旅を考えている方にもおすすめのエリア。

今回は、そんなモーゼル川沿いの美しい街々や、知られざるお城などを紹介していきます。

モーゼル川沿岸の基本情報

photo by Yu Villegas
モーゼル川は、フランス・ルクセンブルク・ドイツにかかって流れる全長545キロメートルもの広大な川です。

ドイツ国内では、ラインラント=プファルツ州内を流れ、ヨーロッパでも有数のワインの生産地として知られています。ここで生産される「モーゼルワイン」は、ドイツのみならず世界中で愛されています。

沿岸には、おとぎの国のような街並みや中世のお城、ブドウ畑が延々と広がる壮大な光景を眺められることから、モーゼル川クルーズも人気のアトラクションとなっています。

photo by Yu Villegas
モーゼル川沿岸、一面に広がるブドウ畑は、圧巻の光景。個人的なお気に入りは、秋の紅葉シーズンです。赤や黄色、オレンジ色に染まったブドウ畑とモーゼル川を横目にするハイキングも格別です。

モーゼル川沿岸には数えきれないくらいたくさんの絶景ハイキングスポットがあるので、人混みを避け、ドイツらしい風景を楽しみたい方に特におすすめのエリアです。

世界遺産のポルタ・ニグラは必見!ドイツ最古の街「トリアー」

photo by Yu Villegas
モーゼルワインの一大産地でもあるトリアー。あまり知られていませんが、ここはドイツ最古の街!

トリアーは、かつてローマ帝国がヨーロッパ進出の拠点とし、文化や商業が発展したことにより、当時「第二のローマ」ともいわれていたんだとか。

今も街中にローマ帝国の遺跡が数多く残り、「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂」として世界遺産に登録されています。

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中心街に着くと、まず目に入ってくるのが、2世紀に造られたこの「ポルタ・ニグラ」。ラテン語で「黒い門」という意味のこの門は、トリアーのランドマークとして観光のメインスポットとなっています。

アルプス以北に残るローマ遺跡で、最も保存状態がよいとされているそう。威風堂々としたたたずまいに、当時の情景を想像させられます。

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こちらはトリーアの大聖堂。ドイツで最も古い大聖堂で、ケルン、マインツと並ぶ「ドイツ三大大聖堂」の一つに数えられています。

古代ローマ建築物の上に建てられていることが確認されていて、外壁の一部などにその時代の名残が残っています。また、何度も破壊・再築が繰り返されたため、さまざまな建築様式が取り込まれていて、数ある大聖堂の中でもとてもユニークな造りになっているのも見どころの一つ。

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「ポルタ・ニグラ」は中心街にあり、街自体もパステルカラーの可愛らしい建物や、ドイツらしい木組みの家々が並んでいて、とても魅力的。また、ワインの一大産地ということもあり、ワインショップやワインバーも充実していて、レストランでは地元産のワインの品ぞろえも豊富なので、ぜひお試しを。

■詳細情報
・名称:Trier(トリアー)
・地図:
・アクセス:「ポルタ・ニグラ」がある、街の中心地までは「トリアー中央駅」から徒歩で約10分
・公式サイトURL:https://www.trier.de/Startseite/

中世の街並みを残す「ベルンカステル=クース」

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「ベルンカステル=クース」は、「ベルンカステル」という街と、対岸の「クース」という2つの街で構成された街。中世の木組みの家が立ち並び、多くのショップやレストランが集まるのは「ベルンカステル」側です。

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日本ではあまり知られていませんが、ドイツの美しい村30選にも選ばれたこともあるほど、街並みは本当に可愛らしい!交通の便はよくありませんが、行く価値は大いにありの場所です。ワイン産地らしく、街中にはワインテイスティングができるお店が多くあり、ワイン好きには天国のような場所です。

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両岸は橋で繋がっていて、どちらもこぢんまりとした大きさなので、一日もあれば両岸の見どころを押さえることができます。モーゼル川クルーズの人気の停留地ともなっていて、橋の近くには多くの船が停まっています。もちろんここから乗車も可能。

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街全体がブドウ畑に囲まれていて、その丘の上には現在は廃墟となったランツフート城が、静かにたたずんでいます。

ベルンカステル側からワイン畑の間を歩いていく道中も、絶景の連続。麓から15分ほどで着けるので、ぜひ行ってみることをおすすめします。

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城内には、軽食のスタンドやレストランもあり、地元産のワインを飲むことができます。ブドウ畑を眺めながら飲むワインは格別ですよ。

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ベルンカステルとお城が繋がるコースはいくつかあるので、行きとは別の道で帰るとまた違った景色が楽しめます。

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ベルンカステルにあるマルクト広場の建物は、クリスマス時期になると、建物ごとアドベントカレンダーとして利用され、クリスマスマーケットと合わせて人気のスポットとなっています。毎日日替わりで、日付が書かれた窓がめくられ、キャラクターの絵が出現します。

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こちらは「クース駅(Bahnhof Cues)」というクース側にあるレストラン。以前駅舎として使われていた建物が、レストラン兼ブルワリーとして利用されています。ここに来たからには、ぜひサンプラーを頼んで数種類の自家製ビールをお試しください!

■詳細情報
・名称:Bernkastel-Kues
・地図:
・アクセス:一番最寄りの鉄道駅「Wittlich駅」からバス300番か301番で約40分
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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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