ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

ハワイ旅行といえば美味しい食事や綺麗なビーチ、マリンアクティビティが盛んですが、忘れてはいけないのが日本では体感できないほどスケールの大きい自然の数々です。

特に火山島の多いハワイ諸島では、オアフ島のダイヤモンドヘッド、ハワイ島のマウナケアなど、ハワイを象徴する素晴らしい山がたくさん。

今回は、そんなハワイの美しい山をご紹介します。山頂から眺めるビーチやサンセットは必見ですよ!

 

まだ誰も知らないハワイを探しに行こう

この記事では、TABIPPOのモノづくりブランド「PAS-POL」より発売された「365日ハワイ一周絶景の旅」のスポットを抜粋しています。

「こんな景色がハワイにあったんだ」
「次はどこに行こうかな」
それぞれの島が異なる表情を見せてくれる楽園、ハワイ。

何度訪れても知り尽くすことができないその本当の姿を伝えたくて。
ハワイ各地から365ヵ所の絶景を集めた、一冊の本をつくりました。

 

マウナケアのサンライズ

photo by mori28/PIXTA

標高4,205mのハワイアンの聖地、マウナケア。山頂では満天の星空が広がり、冷たい空気が心地よい。眼下で揺らめく雲海は、朝が近づくにつれてどんどんと色を変え、そのグラデーションに思わずうっとりとしてしまう。

雲の切れ目から太陽が顔を出すと、いよいよ新しい一年の始まり。心癒やされるハワイの旅を、この場所から始めよう。

■詳細情報
・名称:マウナケア山
・住所:Mauna Kea Forest Reserve
・アクセス:コナから車で1時間半。山頂へは事前予約のツアーでのみ行くことができる

 

キラウエア火山

photo by Rintaro Kaneko

ハワイ諸島の活火山であり世界遺産。ハレマウマウ火口には火の女神ペレが住んでいるといわれ、信仰の対象になっている。今も溶岩が流れ出ているが、安全な場所であれば溶岩ウォークも楽しめる。

灼熱の溶岩がつくり上げる黒い溶岩台地は、一歩足を踏み入れると、どこか別世界に来た錯覚に陥る。パークレンジャーがガイドするハイキングなどのアクティビティに参加するのもおすすめ。

■詳細情報
・名称:キラウエア火山
・住所:Kilauea, Hawaii Volcanoes National Park, Hawaii 96778, USA
・アクセス:ヒロから車で40分。溶岩ウォークは3時間ほど

 

ハレマウマウ火口

photo by Rintaro Kaneko

日々火山活動を続けるキラウエア火山。そのなかでも、クレーターからもくもくと煙を上げるハレマウマウ火口は、夜にこそ訪れたい絶景スポットだ。

日が暮れると、昼間は見えなかった真っ赤に燃え上がる火口が確認できるだろう。日によっては、ぼこぼこと溶岩湖から赤い溶岩があふれ出し、その恐ろしくも美しい光景は一瞬たりとも目が離せない。

■詳細情報
・名称:ハレマウマウ火口
・住所:Hawaii Volcanoes National Park, Volcano, Hawaii
・アクセス:ヒロから車で50分。火口はハワイ火山国立公園内ジャガーミュージアム横の展望台から見られる

 

ダイヤモンド・ヘッド

photo by ハワイ州観光局

ハワイといえばここ、という人も少なくないはず。ダイヤモンドヘッドの成り立ちは、マグマの大爆発。てっぺんが吹き飛んでできた巨大クレーターは、見晴らしの良さから、20世紀初頭に要塞としても活用されていたという。

細い通路の頂上は観光客でいつもごった返しているので、譲り合って眺めを楽しもう。

■詳細情報
・名称:ダイヤモンド・ヘッド
・住所:Diamond Head Road and 18th Avenue, Honolulu, HI
・アクセス:ワイキキ中心地からトロリーで20分。Diamond Head Crater下車。頂上へはさらに徒歩30分
・営業時間:6:00~18:00
・電話番号:+1 808-587-0300

 

コオラウ山脈

photo by Akihiko Hiramatsu

オアフ島の東半分を覆うコオラウ山脈。その成り立ちはユニークで、およそ250万年前に噴火してできた巨大な火山の一部が海に崩落し、長い年月をかけて侵食が進んで残った部分が今の姿だという。

約55kmに渡る尾根が南北に走っているが、東側に断崖絶壁が連なっているのは、その風雨のせい。ぜひ一部分だけでもトレッキングをして、自然の力を直に感じてほしい。

■詳細情報
・名称:コオラウ山脈
・アクセス:麓まではワイキキ中心地から車で40分。トレイルを歩く場合はツアー参加がベター

 

ハレアカラ

photo by DonLand/Shutterstock.com

標高3,055m。マウイ島で最も高い山、ハレアカラ。その魅力に取りつかれ、何度も足を運ぶ人がいる魅惑の山だ。「太陽の家」の意味を持ち、ここでは太陽の織りなすショーが目の前で繰り広げられる。

雲の切れ目から登りゆく太陽を拝む朝、左右前後が雲海と空に包まれる昼、夕焼け色のグラデーションからやがて満天の星空が現れる夜。どの時間を切り取っても美しいの一言。

■詳細情報
・名称:ハレアカラ
・住所:Haleakala National Park, Maui
・アクセス:ラハイナから車で1時間20分。山頂からサンライズを観賞するには事前予約が必要

 

ワイヘエ リッジ トレイル

photo by VladimirE/Shutterstock.com

雨の多い西マウイのなかでは、比較的天気に恵まれたワイヘエに絶好のトレイルがある。往復約8km。ククイやグァバ、オヒアの花やシダの植物のなかを抜け、途中には高さ80mの滝マカマカオレフォールズを目にしたりと、マイナスイオンを存分に感じることができるコース。

大自然の癒やしを感じながら、山頂から渓谷を見下ろそう。眼下に広がる緑の谷間と遠くに広がる雲海は、まるで絵画を見ているようだ。

■詳細情報
・名称:ワイヘエ リッジ トレイル
・住所:Island of Maui, Hawaii
・アクセス:ラハイナから車で55分。トレイルは約2時間

 

カララウ トレイル

photo by Junko Kubota

ナパリ コーストの周囲を歩く全長17.7kmのカララウ トレイルは、ハワイでも一、二を争うほどの景観美といわれており、世界中からハイカーが集まってくる上級者用のトレイル。

海ではイルカがジャンプしていたり、道端にはハワイ固有の植物が咲いていたりと、海も山も楽しめるのが人気の理由だ。トレイルを制覇するためには山で数日間宿泊するため、寝袋の持参が必要だ。また、冬の利用は禁じられているので注意しよう。

■詳細情報
・名称:カララウ トレイル
・住所:TrailKapaa, HI 96746 アメリカ合衆国
・アクセス:リフエから車で1時間10分。トレイル踏破には2泊以上必要

 

マウナ ロア

photo by クマ/PIXTA

富士山の約53倍の約75,000km3という、地球で最も体積の大きな山。地上に出ていない、海の中に隠れた麓を含めた標高は、あのエベレストを抜いて世界一だ。

北にあるマウナケアはメジャーだが、これだけの数字を持っているマウナロアはあまりガイドブックで取り上げられていない。過去に30回の噴火を記録し、1984年以来噴火は起こっていないが、れっきとした活火山だ。

■詳細情報
・名称:マウナ ロア
・住所:South Kona, HI 96785
・アクセス:ヒロから車で1時間20分。観測所下の駐車場から頂上まではさらに徒歩5時間

 

ノウノウ山

photo by norinori303/Shutterstock.com

カウアイ島の東、ワイルアからカパアにまたがる山。村人たちにだまされ、石を入れられた魚やポイ(タロイモの球茎)を大量に食べたお腹いっぱいの巨人が、昼寝をしたまま山になったという伝説から「スリーピング ジャイアント」という異名を持つ。

遠くから山を見ると、たしかに稜線が仰向けで寝ている巨人のよう。なんともユニークな山だ。

■詳細情報
・名称:ノウノウ山
・住所:Haleilio Rd, Kapaa, HI 96746
・アクセス:リフエから車で20分。トレイルは1時間から
ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

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