ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

こんにちは。今回は、ウクライナで一番高い山、ホヴェールラ山に登った時の経験をご紹介します。

日本に富士山があるように、世界各国にはその国のシンボルとなる山があります。ウクライナにとってこの山は国を代表するシンボルであり、ウクライナの人々が生涯に一度は登ってみたい山。そんな山に登れば、その国のことをちょっと深く知ることができた気になれるかもしれません。

では、季節によってそれぞれの美しさを感じることができる、ホヴェールラ山を登山する魅力をご紹介します!

 

カルパティア山脈とは

photo by Shutterstock

ウクライナ西部に位置するカルパティア山脈。この山脈は、ウクライナ、スロバキア、ポーランド、ルーマニア、チェコ、ハンガリー、セルビアなど、中央ヨーロッパと東ヨーロッパに続く山脈です。

その中でも、今回紹介するウクライナ側の山々では、春や夏は緑や花がが美しく輝き、秋には紅葉、そして、冬には一面雪景色となりスキー場に変わります。一年を通してそれぞれ違った魅力を見せてくれるのも、カルパティア山脈の魅力です。

photo by Shutterstock 冬のホヴェールラ山の様子。

ウクライナ最高峰のホヴェールラ山のアクセス拠点となるのがヤレムチェ村。ここはカルパティア山脈に囲まれた村で、冬場はスキー客で賑わいます。

photo by Shoko_Jyaiko

ヤレムチェ村へは様々なアクセス方法がありますが、首都のキエフよりウクライナ第2の都市レヴィブからの方が近いので、こちらからアクセスした方が便利かもしれません。

 

登山の準備とオススメの持ち物は?

ウクライナ最高峰の登山と言っても、富士山のように丸一日かけて登ったり、山小屋で仮眠をとってご来光に備えるなどの入念な準備は必要はありません。

なぜなら、ボヴュールラ山の標高は2,061mなので、平均の登山時間は登り3時間下りは2時間と、日帰りで比較的簡単に行き来することができるからです。

photo by Shoko_Jyaiko いくつかの登山ルートがあります。

夏場であればガイドは必要ありません。しかし、10月から5月の時期は天候が不安定だったり、冬の吹雪により道に迷う恐れがあるため、ガイド付きで登山することが推奨されています。

私が登山したのは10月だったため、地元の旅行会社でガイドさんをお願いして登山をすることにしました。ちなみにガイド料は1日で2,000円程度でした。

 

ヤレムチェ村からホヴェールラ山へは車で1時間弱。宿泊先までガイドさんが迎えに来てくれます。そして道中の売店で、軽食や水などを購入して山に向かいました。

以下、ホヴェールラ山登山の際に持って行くとよい持ち物を紹介します。

 

温かい飲み物

10月のウクライナはすでに寒く、山の上となると更に気温が下がります。私たちは売店で天然のハーブの茶葉を買い、それと熱湯を水筒に入れて持っていきました。頂上付近の吹雪の中飲む温かい飲み物は最高においしく、体も温めてくれて大変重宝しました。

 

登山用ストック(杖)

photo by Shoko_Jyaiko

登山用ストックをレンタルしたい場合は、山の麓にあるお土産屋さんで借りることができます。最初は登山用ストックなんて必要ないだろうと思っていましたが、足場が悪い箇所もあり、このストックのおかげでだいぶ楽に登山することができたので携帯することをおすすめします。

 

温かい服装

山の麓と山頂の温度差があるので、簡単に脱ぎ着できる服装が便利です。特に秋や冬に登山する場合は帽子や手袋、ネックウォーマーなども必須です。防水タイプのものがあればなお良いでしょう。

 

登山靴

そこまで本格的な登山靴でなくても大丈夫ですが、雪道でも滑らないものや、防水タイプのものがいいと思います。

 

軽食や水

山の中に入ると売店はありません。私は水とバナナを持って行き、小腹が減ったら食べていました。

 

携帯トイレ

山の中にトイレはありません。トイレが近いという方や、青空トイレがいやだという方は携帯トイレを持っていくと安心です。

 

現金

山の麓のお土産屋さんでは現金でしか支払いができません。登山用ストックのレンタル料も現金払いのみなのでいくらか携帯しておくと安心です。

 

さぁ、登山開始!

photo by Shoko_Jyaiko

まず山の麓のザロシアックキャンプというところで入山手続きをして登録料を支払います。登録料は100円程度。ツアーの場合はガイド料に込みの場合が多いです。

そして、そこからしばらく車で進むと小さな駐車場があり、車両で進むことができるエリアはここまでとなります。すでにそこは標高約1,400m。ここから登山スタートです!

 

山に入るとそこには最初は緑が生い茂る林道となっています。透き通った小川や、生き生きと空に向かって伸びている木々が出迎えてくれます。このあたりは傾斜が緩く、歩きやすい道を楽しくトレッキングしていきます。

photo by Shoko_Jyaiko

約1時間ほど登ると岩場が増えたり、高い木がなくなって一面草原のようなエリアに入ります。ここからは雲を見下ろすことができましたので、比較的早く高いところまで来たのだなと感じました。

遮るものがなくなりますので風も強く、時には立っていられないくらいの強風に打ち付けられました。

このようにこのあたりまで来ると気候の変化も感じ取ることができます。山の麓で日光が降り注いでいた様子とは一辺し、霧が立ち込め、雪がちらつき強風が体温を奪っていきます。

photo by Shoko_Jyaiko 人間が寒さに凍えながら登っている時も犬たちは軽々と登っていきます。

このように、ホヴェールラ山は標高2,061mですが、比較的短時間で様々な地形や天候の変化を楽しませてくれます。

ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

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