ライター
Napsy 踊る旅人フォトグラファー

オランダと日本に拠点を持つ、アートディレクター/ フォトグラファー。 趣味は、世界の酒と牡蠣めぐり、Salsa,Swing,Kizomba のダンスを通じ て夜遊びとフェス参り(EDM も)。 心の故郷はセネガル。 特技は居候とご飯に招待される事 in the world! 

Hi! 踊る旅人フォトグラファー ナプシーです。旅は感じるもの、繋がるもの、クリエイトするもの。私の目から見た世界を、皆さんにシェアさせてください。

女子一人旅、あまり治安の悪い国には行きたくないし、でも皆が行ってるメジャーすぎる場所にも惹かれない。今回はそんな貴方にお勧めのミャンマーを紹介します。

 

女子一人でも行ける、ミャンマーってどんな国?

photo by shutterstock

ミャンマーという国名は聞いたことがあっても、どんな国かは知らないという方は多いのではないでしょうか?

元ビルマ?スーチーさんが有名な紛争の国?タイの隣?インドには近いの?幸せの国だったっけ?(それはブータン)実は、ミャンマーは治安が良くてとても観光しやすい国なんです。

場所としてはタイや中国、インドに囲まれた、日本よりも1.8倍くらい大きな国土を持つ国。一時期は紛争問題でニュースなどでも良く聞く国でしたが、今は落ちつき、観光に力をいれています。

国の管理が徹底しているので、観光客が行けるエリアには、全くといって良い程問題がありません(逆に行けないエリアにはまだまだ問題が残っています)。

photo by pixta

言語はミャンマー独自のビルマ語で、英語話者は一般人の中ではまだまだ少ないですが、ホテルやタクシードライバーなど、観光客相手の人々はゆっくりとした英語を喋ってくれます。むしろそのゆっくりの方が日本人としては助かります。

人々の性格はシャイで穏やか。ミャンマー国民男性の大半が二十歳前に一度は出家の経験がある、敬虔な仏教国であり、悪いことをすれば自分に返ってくると考えられているため、罪を犯す人も少なく治安も良好です。

私が出会った人々も、殺生を嫌って虫も殺さない人、突然の来客にもおもてなしを忘れない人、ずるさのないタクシードライバー(これは田舎限定かも)など、慈善の心を持つ人が多い印象でした。人々の優しさやモラルは日本人のそれよりも暖かく感じます。

 

カラフルで煌びやかな寺院や、美しい自然に囲まれたジブリに映画にでてきそうな遺跡、首長族や、湖上民族の昔ながらの生活に触れることができる、アジアの神秘が溢れる国。

女子一人旅、ミャンマーでするべき8つのことを紹介します!

 

1. 少数民族に会いに行こう


photo by Napsy

世界一有名な少数民族と言っても過言ではない、首長族であるカレン族の出身は、実はミャンマーがメイン(タイには観光目的で連れてこられている場合が多いそう)。

一生涯を首輪を外さず、5歳から少しずつ首を伸ばすための首輪をつけていくそうです。この首輪はかなり重く、その重量は5〜6Kg。実は首が伸びているのではなく、肩が下に落ちていることで首が長く見えるのだとか。

実際に首輪をはめさせてもらいましたが、これを一生つける人生を想像すると……かなり辛いと思います。でも彼らにとってはそれは美しさであり、誇りであるとのこと。ミャンマー北部にあるインレー湖では、彼らの働く工房を訪ねることができます。


photo by Napsy

カラフルな頭に巻いた布が特徴のパオ族の少女。

パオ族は、竜の母親と超人の父親から生まれて来たという伝説を信じて生活しています。日常の衣装には彼らの信心深い素直な心が表れ、自分たちの歴史に誇りを持って、どんな時でも着用しているそう。

タオルの巻き方は男女で意味が異なります。男性の巻き方は超人の頭を表し、女性は竜の頭の形を模しています。また、女性はタオルの上にかんざしを飾り、それは竜の目をあらわしています。

カローからインレーを歩くトレッキングツアーに参加すれば、彼らの実際の生活を生で見られます。

 

2. ミャンマーの日焼け止め、タナカを試してみよう


photo by Napsy

ミャンマーのたくさんの女性や子ども達が、この茶色いコスメを日焼け止めや保湿剤として使っています。タナカと呼ばれる、木屑でできた日焼け止め兼ひんやり保湿ペースト。完全ナチュラルで肌に優しく、頬に可愛くペイントしている子どもも多いです。

自分で削って水に溶いて使う木の状態でも売っていますが、プラスチックのケースでペースト状になっている、簡易タイプもあります。香りも選べて、しっとりするので、泥パックとしてお土産にもおすすめ。


photo by Napsy

タナカは市場や街角でも売っていますが、携帯している女性も多いので、お店などで頼んでみるとペイントしてくれることも。ミャンマーだからこそできるオシャレ、体験してみてください。

 

3. モンクの子ども達の生活の様子を眺めよう


photo by Napsy

早朝、モンクの子ども達が列をなして歩きます。家の前では、シルバーの器をもった村人が彼らを待ち、中に入れたコインをボールにぶつけ、シャンシャンと音を鳴らしながらモンク達を待ちます。朝もやのこの光景はとても情緒的。

英国の慈善団体が発表した世界寄付指数ランキングによると、ミャンマーの順位は4年連続で世界一位。幸福な来世のためにも、功徳を積むという行為が日常となっている彼ら。どんなに貧乏でも、寄付する心を忘れないのです。

ちなみに日本は139カ国中、111位。人の寄付の意識は収入の多さではなく考え方なのだと、感じた瞬間でした。


photo by Napsy

これはトレッキングツアーで修道院に泊まった日の朝の一コマ。モンクといってもまだまだ子ども。こんな無邪気な表情だって見せてくれます。

女性が男性の僧侶に触ること、神が宿るとされている人の頭に触ることは、固く禁じられているので、気をつけてくださいね。

 

4. 美しい仏塔や寺院で、彼らの方法でお参りしよう


photo by Napsy

ミャンマーの仏教建築は、日本ともお隣のタイともまた違う、壮大でエキゾチックなものが多いです。静粛な空気の中で、地元の人達は真剣にお祈りしています。

お祈りの仕方は、
1.ひざまずいて手を胸の前で合わせ(指先と手首を合わせ、蓮の花のつぼみを表す)
2.額の前に両手を持っていく。
3.両手を地面に置き
4.額を床につけてお参り。
これを3回繰り返します。(一礼=仏陀へ 二礼=仏陀の教えへ 三礼=僧侶へ)

寺院内には真剣に祈る人々がたくさんいるので、彼らの邪魔をしないように、こっそりお手本にしてみてください。


photo by Napsy

寺院の周辺ではお花やお供え物を売られています。お花は本堂に掛ける場所があるので、そこにお供えをします。

寺院の敷地内はお釈迦様の家とされているため、必ず履物は脱ぎますが、脱いだ場所を忘れないようご注意ください。寺院の入り口は各方向にたくさんあることが多く、私は何度も靴を探して彷徨いました。


photo by Napsy

また、寺院では短いパンツなど露出度の高いものは禁止。ミャンマーでは寺院観光には毎日行くことになると思うので、現地で民族衣装のロンジーやタイ風のパンツを買って、それで行動するのがフォトジェニックでオススメです。

photo by Napsy

そのほかドラを叩いたり、金箔を仏像に貼ったり、蛇の口にお札を入れたり……。地元の人に教えてもらいながら、見よう見まねでやってみてください。

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Napsy 踊る旅人フォトグラファー

オランダと日本に拠点を持つ、アートディレクター/ フォトグラファー。 趣味は、世界の酒と牡蠣めぐり、Salsa,Swing,Kizomba のダンスを通じ て夜遊びとフェス参り(EDM も)。 心の故郷はセネガル。 特技は居候とご飯に招待される事 in the world! 

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