ライター
石川 たえこ 編集者・ディレクター

銀行を退職後、500日の世界一周新婚旅行へ。帰国後、長野の伊那谷へ移住。現在「The CAMPus」編集ディレクター、旅後に注目した「Traveled,」の運営をしている。長野で宿を開業予定。

こんにちは。新婚旅行で世界一周を終え、今年から長野に移住した石川です。
美味しい!絶景!大自然!秘境!雪!温泉!…と、とにかく魅力が盛りだくさんの長野。
わたしがそんな長野に惹かれた理由は、なんでもない日常が美しいから。

ここでは、アルプスの山々に囲まれた絶景のある風景が日常。美味しく豊かな食や自然、温泉も当たり前のように、ここに暮らす人にとって身近な存在なのです。移住者も多い長野では、人との距離、そして都心との距離がちょうどいいのも魅力的。

しかも、長野県はとにかく広い!その規模は、東京・神奈川・千葉・埼玉の合計面積にほぼ匹敵するほど。同じ県内であっても、食文化も歴史も、方言も気候も異なり、まるで別の文化圏です。そんな、知れば知るほど奥が深い「長野でやりたい100のこと」をご紹介します。

見出し

長野のグルメを味わう>

豪雪地帯飯山の冬の風物詩かまくらの中で名物の「のろし鍋」を堪能する

photo by 信州いいやま観光局
豪雪地帯飯山市では、雪で作られた“かまくら”の中で郷土料理「のろし鍋」を堪能できます。かまくらで作られた「レストランかまくら村」は、毎年冬期限定でオープン。かまくらの中にはテーブルと椅子が設置されており、まるで個室のレストランのよう。雪遊びに疲れたら、地元の野菜がたっぷり入った信州味噌仕立ての名物「のろし鍋」をかまくらの中で。豪雪地帯ならではの特別な体験は予約制です。防寒対策も万全に!

■詳細情報
・名称:レストランかまくら村
・住所:長野県飯山市寿807-2
・冬季限定:平成31年 1月25日(金) ~ 2月28日(木)
・電話番号:0269-62-3133
・サイトURL:https://www.iiyama-ouendan.net/special/kamakura/

スーパーにも並ぶ本場長野で噂の「昆虫食」にチャレンジ!

photo by PIXTA
イナゴ、蜂の子、カイコ、サザムシ……日本において、昆虫食の本場と呼べるのが長野県。山に囲まれた長野では、タンパク源となる海の幸を手に入れることが難しかったため、昆虫食が発展したと言われています。「冬場の貴重なタンパク源」として、日常的にスーパーに並ぶほど一般的です。また、諏訪湖の遊覧船発着所には、イナゴの佃煮が刺さった「バッタソフト」が話題にもなりました。

■詳細情報
・名称:諏訪湖観光汽船 売店
・住所:長野県諏訪市湖岸通り3丁目1-27
・営業時間:9:00~17:00
・定休日:無休
・電話番号:0266-52-0739
・サイトURL:https://tabelog.com/nagano/A2004/A200404/20009372/

長野のB級グルメ!クセになる伊那の「ローメン」

photo by PIXTA
伊那市の名物、ローメン。長野は各エリアごとにB級グルメや郷土料理がもりだくさんですが、南信州の伊那市ではこの焼きそばのような太めの中華麺に、マトンと野菜を合わせて煮込んだご当地グルメが人気。ラーメンでも焼きそばでもない、独特のクセになる美味しさは、食べてみる価値あり! 地元で人気の名店「うしお」でローカル感を味わってみては。

■詳細情報
・名称:うしお
・住所:長野県 伊那市 荒井 3460-1
・営業時間:11:30~13:00 17:00~21:30(L.O.21:00)
・定休日:日曜日
・電話番号:0265-72-4595
・サイトURL:https://tabelog.com/nagano/A2006/A200601/20000001/

他にも、長野のグルメを味わう方法

・松本・塩尻の郷土料理、大判の一枚肉を揚げた「山賊焼き」を豪快に
・秋限定!行列の絶えない小布施堂の「栗の点心 朱雀」を堪能
・海なし県でも魚!10年の年月を重ねて開発された「信州サーモン丼」
・ねずみ大根のしぼり汁をつゆにいれて食べる「おしぼりうどん」で新体験
・日本最大規模の自然豊かな大王わさび農場で「わさびグルメ」を満喫
中村屋の「肉かけうどん」で上田市のソウルフードを満喫
・飯田では当たり前、おでんにねぎだれをかける「ねぎだれおでん」
・がっつり食べたい登山客は、駒ヶ根名物「ソースカツ丼」でエネルギチャージ
・長年地元に愛されているいむらやの「あんかけ焼きそば」
・長野のラーメンチェーン店みんなのテンホウで人気の餃子を味わう
・善光寺観光に欠かせない!長野名物「おやき」はさんやそうの辛大根味で食べ歩き!
・信州の秘境、遠山郷で天然マトンを使った「遠山ジンギスカン」に挑戦
・長野北部伝統の米粉でつくったおかし「やしょうま」はカラフルでかわいい
・佐久・諏訪地方の冠婚葬祭で定番の「鯉料理」はスーパーでも買える
・南信州に伝わる伝統の味、濃厚で上品な秋の風物詩「市田柿」
・長野県民の好物、つい食べたくなる「鯖とたけのこの味噌汁」
・定番だけど外せない!行列必須のうずら家で「戸隠そば」
・日本酒好きにはたまらない!5軒の酒蔵が並ぶ通りで「諏訪五蔵」巡り
・戸隠神社宝光社の境内の雪の中で熟成された神聖なる「雪中酒」で乾杯
・「馬刺し」をおろし生姜と醤油で。古くから根付いている馬肉文化を堪能
・木曽地方の伝統漬物の幻の漬け物「すんき」を蕎麦にのせていただく
・佐久市の臼田地域のご当地チキン「むしり」はむしって食べる

長野の穴場スポットを訪れる

まるでピンクの絨毯!赤そばの花畑が広がる絶景スポット「赤そばの里」

photo by PIXTA
ピンクの絨毯のように広がる赤そばの花畑。ここは、日本でも珍しい「高嶺ルビー」という赤いそばの花が一面に咲き誇る穴場の絶景スポット。標高900mの広大な土地はアルプスの山々が見渡せる絶好のローケーションです。壮大な山と青い空、そして赤そばの花とのコントラストは感動もの。毎年9月下旬から10月上旬頃に見頃を迎えます。

■詳細情報
・名称:赤そばの里
・住所:長野県上伊那郡箕輪町中箕輪上古田
・電話番号:0265-79-3111
・料金:見学自由
・オススメの時期:9月下旬〜10月上旬
・公式サイトURL:https://www.minowa-town.jp/%E8%B5%A4%E3%81%9D%E3%81%B0%E3%81%AE%E9%87%8C/

絵画のような美しい色彩の「渋峠」で幻想的な秋景色を満喫

photo by PIXTA
まるで絵画の様な美しい色彩が特徴的な絶景スポット。長野県と群馬県の間にあるこの峠の標高は2172mで、日本全国の国道で最も標高が高い地点と言われています。

県境にある渋峠ホテルでは「日本国道最高地点到達証明書」の購入も可能。秋は赤、黄に色づく木々たちが美しく、夜は満天の星が広がります。

例年11月初頭から4月下旬まで冬季閉鎖となり、春のルートオープンには高さ5〜8メートルの雪の回廊を楽しむこともできます。

■詳細情報
・名称:渋峠
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏
・電話番号:0269-34-2404
・料金:見学自由
・オススメの時期:10月〜11月
・公式サイトURL:https://www.nagano-tabi.net/modules/enjoy/enjoy_107003003.html

日本のチロルと呼ばれる「下栗の里」で天空にそびえる里山を一望

photo by PIXTA
標高800~1,000メートル、最大傾斜38度の傾斜面に存在する「天空の里」。自然と調和する暮らしや景色の美しさから、オーストリアのチロル地方に似ているとされ、「日本のチロル」とも呼ばれています。

スタジオジブリの短編アニメの舞台にもされているこの秘境は、まさに日本の原風景。天空から見下ろす絶景は紅葉の時期が見頃です。

■詳細情報
・名称:下栗の里
・住所:長野県飯田市上村下栗
・電話番号:0260-36-2211(上村自治振興センター)
・料金:見学自由
・オススメの時期: 10月中旬~11月上旬
・サイトURL:http://www.shimoguri.com/

他にも、長野の穴場を観光するなら

・「八方アルペンライン」で全長3,445mの空中散歩
・世界でも有数のパワースポット「分杭峠」でゼロ磁場を体験
・「峰の原高原」で槍ヶ岳に刺さるように沈む夕陽で神秘的な時間を過ごす
・「女神湖」で自然を感じながら、湖面を走る水上自転車に挑戦
・まるで異世界!浦島太郎が玉手箱を開いて翁になった伝説がある「寝覚の床」へ
・世界最大級166人乗りロープウェイで標高1,770mの「SORA terrace」から雲海を望む
・全国からサウナ好きが集まる 小海町の「フィンランドビレッジ」で本格サウナを体験
・「姨捨」から日本三大車窓にも選ばれた棚田の広がる田園風景を眺める
・上田市「奥ダボススノーパーク」で”スノーキャット”に乗って樹氷を見る
・見ると幸せになる伝説のある幻の滝「樽滝」を見られるのは年に2回だけ!
・地元人しかいない穴場!中央アルプスを背景にのんびり「渡場のイチョウ並木」を歩く
・白馬屈指の展望地!“日本の道100選”にも選ばれた「白馬大橋」で白馬連峰を一望する
・北アルプスの秘境・大町の「高瀬渓谷」で絶景ダム巡り

長野で自然を満喫する

エメラルドグリーン色の清流「阿寺渓谷」の美顔水で顔を洗う

photo by PIXTA
きれいなエメラルドグリーンの川の水は「阿寺ブルー」とも呼ばれており、見ているだけで癒される美しい色合いです。

この水は「美顔水」とも呼ばれ、顔を洗うと美しい肌になるという伝説も。ハイキングはもちろん、上流ではキャンプもでき、大自然を満喫できます。

■詳細情報
・名称:阿寺渓谷
・住所:長野県木曽郡大桑村野尻799−12
・電話番号:0264-55-4566(大桑村観光協会)
・オススメの時期: 6月~10月
・サイトURL:http://www.vill.ookuwa.nagano.jp/kankou/picture/picture_atera.html


森にひっそり佇む「御射鹿池」で鏡張りの幻想的な世界へ

photo by PIXTA
まるで鏡のように湖面に反射する森の景色。有名な日本画のモチーフになったり、テレビCMの舞台にもなるほど美しいと絶賛されるこの風景は、静寂に包まれて幻想的です。朝昼夜と時間帯によって異なり、四季折々、美しい色合いを楽しむことができるのも魅力的。

■詳細情報
・名称:御射鹿池
・住所:長野県茅野市豊平
・電話番号:0266-73-8550(茅野市観光案内所)
・オススメの時期: 7月~10月
・サイトURL:https://www.nagano-tabi.net/modules/enjoy/enjoy_14004002.html

天空の絶景スポット「千畳敷カール」の大自然に感動

photo by PIXTA
ロープウェイで標高2612mまで行くことのできる天空の絶景スポット。アルピニストでなくても気軽にアルプスの山を体験することができる貴重な場所です。畳を1,000畳敷いたほどの広さがあることから「千畳敷カール」と名付けれており、お花畑や鮮やかな緑色、色鮮やかな紅葉、雪化粧と、四季折々美しい絶景に出会うことのできる名所。

■詳細情報
・名称:千畳敷カール
・住所:長野県駒ヶ根市赤穂1番地
・電話番号:0265-96-7724
・オススメの時期: 5月~10月
・サイトURL:https://www.chuo-alps.com/

他にも、長野の自然を満喫する方法

・軽井沢の癒しスポット「白糸の滝」でマイナスイオンをたっぷり浴びる
・高原の美しい絶景が続く「ビーナスライン」でドライブデート
・アルプスを一望できる天空のキャンプ場「陣馬形山キャンプ場」でキャンプ
・森林浴の発祥の地「赤沢自然休養林」でのんびり時間を忘れて森林浴
・定番だけど外せない!人気のフォトスポット上高地の「河童橋」で大自然を感じてみる
・春は城跡に咲き誇る桜が美しい「高遠城のさくら」でお花見
・スリル満点!「天竜川下り」でダイナミックに川下り
・標高2000m以上で日本最大の天然湖、濃密な原生林の中に佇む神秘的な「白駒池」へ
・50万本の白樺が植生する日本一美しい白樺群生地「八千穂高原」で白い森に包まれる
・森との共生を目指した「四徳温泉キャンプ場」で自然と寄り添うエコヴィレッジを体験
・日本一美しい森と評される「カヤの平高原」で樹齢300年を超えるブナの原生林を散策
・表情が豊かで美しい「おしどり隠しの滝」で赤と緑のチャツボミゴケを観賞

長野のおしゃれスポットを満喫する

自然と融合した軽井沢「ハルニレテラス」でフォトジェニックに

 

View this post on Instagram

 

Wakabayashiさん(@wakaponpoco)がシェアした投稿

軽井沢の星野エリア内にある小さな街、ハルニレテラス。100本を超えるハルニレ(春楡)の木立を活かし作られた、自然と融合するこのスポットには個性豊かなレストランや雑貨店が立ち並んでいます。梅雨の時期には、頭上にカラフルな傘が彩られ、フォトジェニックに。夏の避暑地として人気の軽井沢ですが、実は梅雨の時期も楽しむことができます。

■詳細情報
・名称:ハルニレテラス
・住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉2148
・電話番号:0267-45-5853
・オススメの時期: 6月
・サイトURL:http://www.hoshino-area.jp/shop

>蔵造りのレトロな町並みがおしゃれな松本「中町通り」を散策

photo by PIXTA
蔵造りのカフェや雑貨店が立ち並ぶ松本「中町通り」は、レトロな雰囲気が漂う散策にぴったりなおしゃれストリート。土蔵が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのような街並みは女子旅や一人旅にもおすすめです。またクラフトの街と言われるほど、ものづくりが盛んなエリアでもあります。

■詳細情報
・名称: 中町商店街
・住所:長野県松本市中央3-2-14
・電話番号:0263-36-1421(中町商店街振興組合)
・オススメの時期: 通年
・サイトURL:http://nakamachi-street.com/

八ヶ岳「富士見高原リゾート」で天空のお花畑に癒される

photo by PIXTA
雄大な南アルプスを見渡すことができる、自然の美しい富士見高原。夏は標高1300mの高原に100万本の百日草が咲き乱れ、カラフルでかわいらしい光景が広がることから、「天空のお花畑」とも呼ばれています。広大なお花畑はぐるっと一周“周遊カート”で楽しむことも可能。

またこの高原には、ハート型のスキー場があることから、恋人の聖地とも呼ばれており、カップルにも人気です。

■詳細情報
・名称: 富士見高原リゾート
・住所:長野県諏訪郡富士見町境12067
・電話番号:0266-66-2121
・オススメの時期: 6月~11月
・サイトURL:http://fujimikogen-resort.jp/
ライター
石川 たえこ 編集者・ディレクター

銀行を退職後、500日の世界一周新婚旅行へ。帰国後、長野の伊那谷へ移住。現在「The CAMPus」編集ディレクター、旅後に注目した「Traveled,」の運営をしている。長野で宿を開業予定。

RELATED

関連記事