編集部
西嶋 結 TABIPPO編集部 / ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。2012年に半年間の旅行を経験し、今までに訪れた国は60か国ほど。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

――後悔を少しでもなくすための努力、見習いたいと思います。もう一つ、家族総幸福を実践するために取り組んでいらっしゃることをお聞かせください。

「幸せの感度を高めておく」ことです。

そのためには、日常のささいな幸せを言語化すること。僕の場合、「子どもが笑った」という小さなことでも、夫婦で報告しあうようにしています。

小さな幸せは、思い出に残りにくいから、記憶から流れ落ちてしまいがちです。だけど、確かに存在しているんですよね。

もう一つ、意識的に「非日常」や「変化」をつくること。「非日常」や「変化」は記憶に残りやすいからです。僕のトリプルライフは、その最たるものですよね。

――なるほど、トリプルライフも幸せづくりの一環なんですね。

僕はもともと、人生は3枚のカード――どこで、誰と、何を――で決まると思っています。「どこで」は今まで重視していなかったんですが、「どこで」を変えると「誰と」と「何を」も大きく変化することに気付いて、拠点を増やすことにしました。

――なぜ、3拠点目としてデンマークを選んだんですか?

デンマークの「幸せ」「自由」「教育」を学びたいからです。

まず、幸せについて。デンマークは、言わずと知れた幸福先進国。また「居心地のよさ」や「人とともにいるときに感じるぬくもり」を指す、「ヒュッゲ」という独特の幸せの形を持つことでも知られています。

彼らの幸せの形は、フィジーのものとも、日本のものとも異なります。デンマークの幸せのあり方を、子どもたちに見せたかったんです。

――ヒュッゲ、日本でも話題になりましたよね。日本でいうと「こたつみかん」みたいなムードでしょうか。

こたつみかんは近いかもしれないですね!あと、友だちとビアガーデン、ボードゲームとか。

でも、日本人はこうした幸せに浸る時間を惜しんで忙しくしていますよね。「スケジュールが埋まっている=幸せ」ではなく、もっとゆったりした幸せを味わえるような雰囲気になってほしいなと思います。

――次は「自由」ですね。個人的には、デンマークに「自由」のイメージはなかったです。

デンマークの首都コペンハーゲンには、「ヒッピーの楽園」とも呼ばれるクリスチャニア自治区があります。そこでは自由が重んじられていて、犬の自由も守られるので、犬を鎖につなぐのが禁止されているほど。

自分で自分の道を選ぶヒッピーたちに、自由を学びたいと思っています。

――クリスチャニア、行ったことあります!コペンハーゲン市内のど真ん中にあるのに、他とはまったく雰囲気が異なるのが印象的でした。

そして最後に、「教育」ですね。

特に関心があるのが「フォルケホイスコーレ(国民学校)」という生涯教育の場。18歳以上であれば、いつでも誰でも学ぶことができる、「人生の学校」とも呼ばれている場所です。

そこでは、自分自身がどう生きたいのか、社会の一員としてどう貢献していくのかを徹底的に考える時間・空間が提供されています。

どうすれば教育と幸福の相関を作り出せるのか。これは私のライフテーマでもあるので、デンマークの「教育」は見逃せません。

――18歳以上なら誰でもいいというところに、デンマークらしい成熟を感じます。

最後に、今後の展望をお聞かせください。個人的には、さらに拠点を増やすのか、もしくは減らすのかが気になります!

僕たち家族にとって最適な拠点の数はいくつなのか?それはまだわかっていません。最適な数を見つけたとしても、その数はライフステージによって変わってくるはずですしね。

デンマークに拠点をつくることも、ひとつの実験だととらえています。自分と家族の想いを尊重しつつ、その時々の最適解を模索していければと思います。

――幸せを追求してチャレンジを続ける姿、本当に素敵です。永崎さん、ありがとうございました!

画像提供:永崎さん

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西嶋 結 TABIPPO編集部 / ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。2012年に半年間の旅行を経験し、今までに訪れた国は60か国ほど。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

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