編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

長崎のグルメは、江戸時代にこの地だけが外国に開かれていたことと無関係には語れないだろうと思います。日本伝統の料理、食材が中国や南蛮と出会ったらこんな風になるという料理の数々です。

今では日本中で食べられるようになったものもありますが、「ルーツは長崎です」というグルメを中心にご紹介します。

長崎の食事事情

photo by pixta

出島がある長崎は、日本の中でも昔から国際交流が盛んだった場所です。街自体も異国情緒に溢れており、またユニークなご当地グルメもたくさんあります。ポルトガルから伝わったカステラ、B級グルメとして人気のトルコライス、今や全国区になった佐世保バーガーなど、試してみたいグルメがいっぱいな長崎。

私も長崎に行った時は色々なグルメに挑戦してみましたが、どれもおいしく、非常にエンゲル係数の高い旅になりました。

トルコライスはボリューム満点で昼食や夕食におすすめですし、ちゃんぽんは安いのに野菜たっぷりでヘルシーでおいしく、皿うどんも麺のパリパリ感とトロッとした餡が絶妙でした。

 

ベストフード

私がおすすめするベストフードは、長崎から発祥し、今は全国的に人気となった佐世保バーガーです。手間隙かけてじっくりと、丁寧に作られたハンバーガーは、ファーストフード店のものとは全く別物です!

実は私はハンバーガーがあまり好きではないのですが、佐世保バーガーは一口食べた瞬間「おいしい」と言ってしまうほどでした。本場・長崎の佐世保バーガー、一食の価値ありです◎

 

卓袱料理(しっぽくりょうり)

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長崎を代表する料理が卓袱料理ですが、これは江戸時代の一般的な宴会が1人ずつの膳を並べたのに対し、円卓の上の大皿料理を各自が取り分けて食べるのが特徴です。

料理は、和食、中華、主に阿蘭陀風の洋食が混じり合ったような料理法で、和華蘭料理(わからんりょうり)とも呼ばれます。人数の増減に対応しやすいので、家庭でのおもてなしにも便利だったようです。

《おすすめ情報》

人数がまとまれば「坂本屋」で、おかっつぁま(女将)の「お鰭をどうぞ」の挨拶とともに宴会を始めるのもおススメですが、1人でも利用できる「長崎卓袱浜勝」も使いやすいお店です。

予約なしでも、気軽に卓袱料理を味わえるのが良いですね。

■詳細情報
・名称:長崎卓袱浜勝
・住所:長崎県長崎市鍛冶屋町6-50
・アクセス:長崎電気軌道:電停「思案橋」下車徒歩3分
・営業時間: 11:30~22:00(L.O.20:30)
・定休日:無休
・電話番号:095-826-8321 (問い合わせ)、 050-5869-5515 (予約)
・料金:[昼]¥2,000~¥3,999、 [夜] ¥6,000~¥7,999(個室利用はサービス料10%)
・公式サイトURL:http://www.sippoku.jp/

 

カステラ

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photo by ume-y

ポルトガルから伝わったお菓子が日本で発展したのがカステラです。洋菓子は乳製品を使うことが多いのですが、カステラは鶏卵、小麦粉、水飴だけで作られたので江戸時代の日本にも受け入れられたようです。

元祖の「福砂屋」や「文明堂」は全国に展開しているのでデパートなどで手に入れる機会も多いですね。

《おすすめ情報》

長崎三大カステラは「福砂屋」と「文明堂」と「松翁軒」ですが、「松翁軒」は全国展開していないので、長崎を訪れた際には立ち寄りたいお店です。

本店の2階には喫茶室「セヴィリヤ」があるので、異国情緒とともに味わえるのがおススメです。

■詳細情報
・名称:松翁軒 本店 (しょうおうけん)
・住所:長崎県長崎市魚の町3-19
・アクセス:長崎電気軌道:電停「公会堂前」下車すぐ
・営業時間:9:00~20:00
・定休日:無休(年末年始除く)
・電話番号:095-822-0410
・料金:¥1,000~¥1,999
◆本店2F喫茶室 セヴィリヤ
・電話番号:095-822-0410
・営業時間:10:00~19:00
・定休日:月曜日
・公式サイトURL:http://www.shooken.com/

 

トルコライス

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photo by dreamcat115

長崎のB級グルメで有名になったトルコライスは、ピラフとナポリタンスパゲティにトンカツをのせてドミグラスソースをかけたものが一般的です。一皿でいろいろな料理が楽しめるお子様ランチみたいで楽しいです。

《おすすめ情報》

「ビストロボルドー」はトルコライス発祥といわれているお店です。店主のお父さんが神戸の米軍の将校クラブに勤めていた時に考案した料理だとか。ここのピラフはカレー風味ですが、それも当初からだそうです。

■詳細情報
・名称:ビストロボルドー
・住所:長崎県長崎市万屋町5-22 山崎ビル 2F
・アクセス:長崎電気軌道:電停「思案橋」下車徒歩3分
・営業時間:11:30~15:00(L.O.14:00)、18:00~21:00(L.O.)
・定休日:第1・3月曜日
・電話番号:095-825-9378
・料金:¥1,000~¥1,999 (カード不可 )
・公式サイトURL:http://bistro-bordeaux.com/

 

長崎ちゃんぽんと皿うどん

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photo by Kanko*

長崎の「四海樓」の初代が福建料理をもとに考案した料理がちゃんぽんです。今では日本各地にご当地ちゃんぽんがあるほど広まり、長崎ちゃんぽんもリンガーハットが全国展開しています。

皿うどんも「四海樓」でちゃんぽんのバリエーションとして生まれました。スープを少なくしてソースの風味で食べるのが当初の食べ方だったそうで、今でも長崎では皿うどんにソースをかけて食べる人が多いそうです。

《おすすめ情報》

長崎まで来れば発祥のお店を訪ねてみたいものです。「四海樓」の皿うどんには太麺と、細麺の炒麺と呼ばれるものがあります。数人で行って、ちゃんぽん、太麺の皿うどん、細麺の皿うどんをシェアして食べると楽しいです。

■詳細情報
・名称:四海樓
・住所:長崎県長崎市松が枝町4-5
・アクセス:長崎電気軌道:電停「大浦天主堂下」下車すぐ
・営業時間:11:30~15:00、17:00~21:00(20:00 L.O.)
・定休日:不定休(火曜日が多いらしい)
・電話番号:095-822-1296
・料金:¥1,000~¥1,999
・公式サイトURL:http://www.shikairou.com/

 

佐世保バーガー

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photo by yoppy

佐世保バーガーは、第二次世界大戦後、佐世保の旧日本軍施設に米海軍が進駐したことから、米軍レシピで作り始め、日本で最初に生まれたハンバーガーとして佐世保市名物になって行きました。

「手作りで」「注文に応じて作り始める(作り置きをしない)」ことをルールに、市内に25店舗の佐世保バーガー認定店があります。

《おすすめ情報》

「ビッグマン」は佐世保にたくさんあるハンバーガーショップの中で、ベーコンエッグバーガーを最初に作ったお店として知られている老舗です。

この店のベーコンは120時間かけた自家製で、客の90%がベーコンを使用したハンバーガーを注文するそうです。

■詳細情報
・名称:ビッグマン
・住所:長崎県佐世保市上京町7-10
・アクセス:JR佐世保駅下車徒歩10分
・営業時間:[月~金]11:00~22:00、[土・日・祝]10:00~22:00
・定休日:不定休
・電話番号:0956-24-6382 (問い合わせ)、050-5869-5514 (予約)
・料金:~¥999 (カード不可)
・公式サイトURL:http://www.sasebo-bigman.jp/

 

大村寿司

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大村寿司は、1480年に当時の領主大村純伊の帰還を喜んで領民が兵に食事を振舞ったのが始まりだそうです。食器が足りないのでもろぶたという浅い木箱に押し寿司を作り、兵が脇差しで四角く切って食べたので、角ずしとも呼ばれる今の形になったそうです。

大村の家庭では祝い事や来客の時に作る料理として受け継がれ、家庭ごとの味があるそうですが、県内の食堂で食べられたり、お土産として売られています。

《おすすめ情報》

「大村ずし ぎおん本舗」は昔からの味を受け継いだ大村寿司のお店です。ランチタイムに店内で食べられますし、隣接する店舗でテイクアウトもできます。

■詳細情報
・名称:大村ずし ぎおん本舗
・住所:長崎県大村市西本町581-2
・アクセス:JR大村駅から徒歩10分
・電話番号:0957-53-2118
・料金:~¥999
・公式サイトURL:http://tabelog.com/nagasaki/A4204/A420402/42001407/

 

まとめ

日本のグルメの中では古典的エキゾチシズムといったものを感じさせる料理の数々です。長崎のエキゾチックな街並みと良く合っていますね。

編集部

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