「旅に出ると心が洗われる」そんな体験したことはないでしょうか。
毎日同じ場所に留まり、同じことを繰り返す日々は、世界を狭くするだけでなく、人としても小さくなってしまいがちです。今回は旅をすることによって人の心が優しくなる5つの理由についてまとめてみました。是非、ご一読ください。
1,旅は生の人間の優しさに触れる事が出来る
スマートフォンなどが普及する一方で、人との接触機会は減っています。しかし、海外を旅するときは現地の人に道を聞いたりと、人と接する機会が増えます。
旅先ではわからないことだらけなので不安になりますが、その反面、本来感じるべき人の温かさや優しさを感じることが出来るはずです。人はたくさんの優しさに触れることで、他人に対しても優しさを与えることが出来ます。
2,旅は多様な文化を受け入れられるようになる
発展途上国では列車が定刻通りに来ないのが当たり前ということをご存知でしょうか。
例えばインドなどでは列車が10時間遅れたりすることが良く起きたりしますが駅員に問いただすと、「しょうがない。よくあることだから。あ、暇だからチャイでも飲む?」となんの悪気もなく話されたりします。
日本では数分遅れるだけでお客さんが腹を立てますが、インドでは誰も腹を立てる様子がなかったりします。そんなインドにはこんなことわざがあります。
日本の親は「人に迷惑かけちゃダメですよ」と教えて、インドでは「お前は人に迷惑かけて生きているのだから、人のことも許してあげなさい」と教えるそうだ
郷には入ったら郷に従えと言いますが、海外ではその国に合わせて文化や価値観を受けいれずに暮らすことは出来ません。
世界中の多様な価値観を理解する心を育むことは、人種差別的な発想を無くす一歩につながっていきます。
3,旅は多様な生き方に触れることが出来る
自転車で3年間かけて世界を走破するアメリカ人夫婦。3ヶ月のホリデイ休暇で南米を旅するドイツ人音楽教師。14歳でヨーロッパを一人旅するトリリンガルのハンガリー人中学生。
これらは実際に僕が世界一周したときに出会った人々ですが、間違いなく大学4年間を日本に閉じこもったまま暮らしていたら出会わなかった人々です。70億通りの人生があり、70億通りの考え方があると思うと「こうしなければいけない」と凝り固まっていた固定概念を考え直すことが出来ます。
人生には多様な選択肢があることを知っていることで、他人に対しても寛容になることが出来るはずです。