世界には195か国ありますが、日本のように治安が良く、インフラが整い、食がおいしく、独自文化を持っている国はなかなかありません。
発展途上国の街を歩けば、嫌という程ストリートチルドレンに目にしますし、学校に行けない子どもの労働現場などに出くわすことが多くあります。日本の豊かさを肌で体感することにより「なにかしてあげられないだろうか」と思いやる優しさを持つことが出来るでしょう。
5,旅は「他人ごと」だったことが「自分ごと」になる
旅に出ると日本地図だけで物事を考えていたものが世界地図で考えられる様になります。それまでテレビの向こう側だけだった世界が現実のものとして感じられるようになります。
なんでもなかった街に友人が出来て、お気に入りのレストランが出来て、それまではただの地図に載っている記号でしかなかった街は、あなたにとって特別な街になります。もし、あなたの友達が住む町で暴動が起きたら…戦争が起きたら…。
誰か知らない人が困っているのと、友達が困っているのでは感じ方は大きく変わってくるはずです。
旅は国際協力にもつながる
旅人が増える=遠くの世界で起きている事を自分のことのように考える人が増える
実は2014年が国際協力60周年ということをご存知でしたでしょうか。実際に自分の足で世界を旅する人が増えれば、世界で起きている深刻な問題を自分ごとのように感じることは多くなると思います。
現在、開発途上国の4人に1人が1日1.25$以下で生活をし、5歳未満で死亡する子供は1年で880万人とも呼ばれ、開発途上国の3人に1人は初等教育を受けれられないといいます。
「国際協力」という言葉を聞くと貧困、物乞い、難民キャンプなど、重いキーワードが浮かび、近寄りがたいイメージを持っている人もおおいと思いますが、「旅」を切り口に世界への関心を持つ人が増えることは国際協力への関心を持つ人が増えることにもつながっていきます。
自分の目で確かめることに価値がある
日本は1954年にコロンボ・プランに加盟し、ODA(政府開発援助)を開始しました。世界を旅していると日本のODAで立て直された建築物や世界遺産を目にすることが多く、「日本人」だと分かると現地の人が感謝をしてくれることがあります。
国際協力がどのようなかたちで成立しているかは見えづらいところがあるのですが、こうして現地に趣くと交際協力の大切さを、肌で感じる事が出来ます。
TABIPPOと「なんとかしなきゃ!プロジェクト」がコラボ!
今回TABIPPOは国際協力プロジェクト「なんとかしなきゃ!プロジェクト」を応援するために、世界15カ国にいる旅人と共に世界に存在する「光」と「影」を映し出した映像を制作しました。
世界にはその国を象徴するような観光スポットである「光」にばかり目を向けられがちですが、「影」と呼ばれるような様々な社会問題は無視されてしまいがちです。
世界には「光」だけでなく「影」も存在する。少しでもその存在をこの映像を通し感じてもらえることを願っています。
《撮影を実施した国》
■アジア:キルギスタン、ウズベキスタン、インド、タイ、フィリピン、マレーシア
■ヨーロッパ:ハンガリー、スロベニア、スペイン、グルジア
■アフリカ・中東:マラウィ、イスラエル、ヨルダン
■北米・南米:アメリカ・ペルー
「なんとかしなきゃ!プロジェクト」ってなに?
『なんとかしなきゃ!プロジェクト』はまず、世界の今を知り、あなたと世界がつながっていることを感じ、あなたにできる国際協力を見つけて頂くための活動です。