ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

出雲/島根

島根県出雲市で過ごす年末年始。日本三大そばの一つ「出雲そば」を年越しそばとしていただき、初詣は縁結び・良縁の神様「出雲大社」へと出かける開運コースはいかがですか?

出雲大社だけでなく、周りにもたくさんのパワースポットが存在するので、合わせて巡るのがパワーをもらえる秘訣かも。年始は一つの区切りとして、さまざまな決意で迎える人も多いですよね。願掛けを忘れずにしておくのも、目標達成の一つの手です。

パワースポット巡りをしたあとは、1300年前からあるという日本最古の美肌の湯・玉造温泉の宿に宿泊するのもいいですね。「温泉総選挙2016」で環境大臣賞とうる肌部門で1位を獲得した、実力確かな温泉です。

高山/岐阜県

年末年始に雪景色を楽しみたいという方におすすめなのが、岐阜県高山市。出発地点から頂上駅までの標高差が1,039mの 「新穂高ロープウェイ」は、標高2,156mの山頂から北アルプスのパノラマビューが堪能できるロープウェイ。

冬だけ登場する「雪の回廊」も一緒にどうぞ。雪山の絶景を楽しんだあとは、ロープウェイの出発駅横にある「神宝乃湯」を楽しんで!

金沢/石川県


photo by pixta

年末年始はグルメを楽しみながら過ごしたい、冬はやっぱりカニだよね!という方は、 石川県・金沢市ヘ旅してみませんか?まずは世界で最も美しい駅といわれる金沢駅をじっくり見学。木造の「鼓門」と鉄骨の「もてなしドーム」のコラボを堪能しましょう。

雪の季節だけの兼六園の雪吊りと金沢城のライトアップ、 町家の風景、金沢海みらい図書館や金沢市玉川図書館 などの建築も見学したいところ。

その後は、毎年11月6日から3月20日の期間のみ漁が解禁される「加能カニ(かのうかに) 」を楽しみましょう。駅周辺にもおいしい店が集まっています。金沢は回転寿司のレベルが高いことでも知られているので、カニと共に回転寿司もお忘れなく!

御殿場・三島/静岡県

年末年始にイルミネーションを見る旅に出るというのはいかがでしょうか?「時之栖(ときのすみか)イルミネーション」は、御殿場高原造られたイルミネーションだけに特化したテーマパーク。

光のトンネルやイルミネーションツリー、富士山ヒカリの国フェスティバルのほか、水中楽園アクアリウムなど、見どころがたくさん!宿泊も可能なので、イルミネーションの世界に浸りきってすごせます。

行き帰りのどちらかに立ち寄ってみてほしいのが、富士山を見ながら渡れる絶景の吊り橋、三島市にある「 三島スカイウォーク」。高さ400mからのパノラマビューは圧巻ですよ。

草津温泉/群馬県

年末年始は、何もしたくない!寝て食べて温泉に入ってだらけるのがいい!そんな方は、山奥の温泉郷に行くのがおすすめ。草津温泉なら、その望みがかないます。東京から草津温泉までは三時間半〜四時間程度かかりますが、着いたらあとはゆっくりするだけ。

草津の温泉は高温なので、身体が一気に温まり緊張が解れます。疲労回復や火傷、冷え性などに効くとされている成分が入っているので、一年の疲れを癒しながら新たな年を迎える準備をするのにぴったりな温泉でしょう。

草津は大きな湯畑を中心に栄えており、少し賑やかな雰囲気を楽しみたいと思った時にもぴったり。少し歩くと西の河原公園もあるので、美味しいものを食べながら歩くにも良さそうです。

札幌/北海道

寒い季節には寒い場所に行きたい!そんな年末年始をご希望の方には、北海道・札幌市をおすすめします。ウィンタースポーツには興味がないという方でも楽しめる札幌。

大通りを中心として街中がイルミネーションで彩られる「さっぽろホワイトイルミネーション」、「藻岩山ロープウェイ」で藻岩山山頂からの雪景色を眺めたり、冬毛がはえそろった動物たちに会いに「旭山動物園」(新年は1/2からの開園)へ出かけたりと、冬ならではの楽しみ方ができます。

城崎温泉/兵庫県

年末年始、温泉地でゆったりと過ごすのもいいでしょう。関西ですと城崎温泉がおすすめ。いろいろな温泉をめぐる「外湯めぐり」を通じて1年の疲れを癒しましょう。

また、夜は山陰名物のカニをたらふく食べて、お腹いっぱいに。幸せな一年の締め括りになりそうです。温泉街は夜ライトアップするので、しっかり着込んでお散歩するのも良さそう。

城崎温泉は「駅舎温泉 さとの湯」「一の湯」「御所の湯」「まんだら湯」「地蔵湯」「鴻の湯」「柳湯」の七ヶ所の温泉を巡る、「七つの外湯めぐり」が有名です。一日入り放題チケットで大人1,300円。女子旅でワイワイするのにもぴったりですね。

しかも、大阪からのアクセスは約3時間。大阪発城崎温泉行きの直通列車、直通バスが数多く設定されています。

道後温泉/愛媛県


photo by shutterstock

同じく温泉地ですと愛媛県にある道後温泉も有名です。道後温泉といえばレトロな建物「道後温泉本館」です。「道後温泉本館」では毎年12月初旬に大掃除を行います。そのため、年末年始はピカピカの状態。ぜひ、ピカピカの環境で道後の湯をお楽しみください。

越後温泉は、昔、入浴チケットの代わりとして木製の湯札が使われていたそう。木札で作られた「道後プレミアムパス」は、一度購入すると有効期限の一年間は各種割引やプレゼントなどが受けられるとてもお得のパスです。

また、松山名産のお菓子「一六タルト」を試すことを忘れずに。

年末年始の国内旅行をお得に旅するために知っておきたいこと

年末年始の国内旅行は、ゴールデンウィークや夏休みのお盆などと同じくらい、一年でトップレベルに混み合います。さらに、年末年始となるといつもの週末よりずっと価格も高騰してしまうもの。

少しでも目的の旅行を達成するために、年末年始に国内旅行をするときに知っておきたいことをご紹介します。

とにかく早め早めに行動する

年末年始の旅行は何をするにしても早いに越したことはありません。何日から何日まで仕事を休めるのか、何日間宿泊したいのか、予算はいくらなのか、どこに行くのか……。年末年始に旅行をしたいと思ったらできるだけプランを明確に決めていきましょう。

予算や場所によっていつから宿泊場所を探すか、何日から宿泊すれば楽しめるのかが計算でき、職場にも早めに休みを申請できるかもしれません。

年末年始の旅行は計画的に行うのが吉です。

国内旅行の予約開始日を把握しておく

飛行機・新幹線・国内ホテルや旅館の予約開始日を覚えておくと良いでしょう。年末年始の国内旅行は、有名なホテル・人気ホテルは一瞬のうちになくなってしまいます。希望の旅行プランを実現させるためにも、予約開始になったらすぐに予約をしましょう。

国内旅行で一番大切なのは、宿泊先。宿泊の予約は、大体半年〜一年後まで可能なところが多いです。宿泊施設予約サイトで予約を取るよりも、直接宿泊したい施設のホームページから予約を入れるのがおすすめ。

宿泊施設のキャンセル期間は、飛行機や新幹線よりも短く設定されています。万が一、休みが取れなかったりいけなくなってしまう可能性も考慮し、宿泊施設だけ早めに予約しましょう。

キャンセル可能日を知っておく

キャンセル可能期間は抑えておきましょう。もし、年末年始の旅行プランを立てるのが遅れてしまい、すでに希望する施設が取れないなんて時にも、キャンセル期間の前後なら、予約したかった施設の部屋が空いてくることも。

キャンセル期間の前後になったら、公式ホームページを何度もリロードしくまなくチェックをしておくことが大切です。タイミングが全てなので、逃さないようにしましょう。複数人で行く場合は、みんなで手分けをしてさまざまなページから施設をチェックすると良いですね。

新幹線は絶対に座席指定で

もし、年末年始の国内旅行で新幹線を利用する場合は、多くのケースで指定席が良いでしょう。旅先にもよりますが、多くの人が年末年始には帰省します。その波に巻き込まれると、何時間も立ちっぱなしになったり大変な思いをするかもしれません。

年末年始は新幹線の予約もかなり混み合うので、予約開始の乗車日一ヶ月前には予約をしましょう。

できればお部屋に温泉があると嬉しい

少し予算があってとにかくゆっくりしたい!という人は、できれば部屋に温泉が付いていると、かなりゆっくりできるでしょう。客室が少ない旅館なら良いですが、大きく客室も多いと大浴場はかなり混み合います。常に人がいるような状態になりますし、貸切風呂もなかなか予約が取れないかもしれません。

年末年始にゆっくりしたいなら、部屋に付いている温泉で一年の疲れを癒して新年を迎えましょう。

年末年始の国内旅行は営業時間に気をつけて

年末年始の国内旅行で一番気をつけないといけないのが、営業時間です。施設の営業時間は、年末年始特別スケジュールになっていることがほとんど。また、年末年始はお店や施設自体が休みになってしまうことがあるので、必ず訪れる前にしっかりスケジュールをチェックしておきましょう。

年末年始は国内旅行でちょっと特別な気分に

年末年始はどうしてもホテルが高くなってしまいます。しかし、いつも家で過ごしている方にとっては、少し特別なカウントダウンになるはず。

今年はご紹介した15スポットのどこかを選んで、新鮮な新年を迎えてみませんか?

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

RELATED

関連記事