3.生活費を削るための具体的施策(家賃・食費)
家賃
ニューヨークは異常な高さで、繁華街に一人暮らしをしようものなら$2000はくだらないと思います。そのため、お金に余裕のない若者の間ではルームシェアが当たり前です。
そして筆者も例にもれず友人とルームシェアを行い、借主の友人がお友達プライスを提供してくれたので、それなりに良い物件に破格の値段で住むことができました。
筆者のケースは少し特殊ですが、それでも立地と部屋の広さについて少し我慢すれば$600程度の物件を探すことは可能です。
実際にルームシェアを探す場合に役に立つウェブサイトをご紹介します。日本人とルームシェアをしたい場合は、Add7やMixB、国籍を問わない場合はクレイグスリストが一般的です。
食費
ニューヨークで外食をする場合、小さなハンバーガーでも$10はくだらず、お酒を飲もうものならあっという間に$50を超えてしまいます。そのため、生活費を削るために自炊は必須です。
筆者の場合は玄米食中心で1日2食の生活をしていたので少々特殊ですが、1日3食、日本食中心の自炊生活を送るには月$120もあれば十分です。
4.生活費を削るための具体的施策(交通費・その他)
そして交通費については、ニューヨークに生活していて毎日1回は必ず電車を利用するならば、メトロカードと呼ばれる定期券は必須です。
30日乗り放題で$120の費用がかかりますが、これさえあればニューヨークの地下鉄で移動し放題なのでコスパは高いです。
交際費と外食費については、先にも述べた通り非常に費用がかさんでしまうので、極力抑えることが必要です。
幸いアメリカではホームパーティが頻繁に行われるので、それに参加すればお金はセーブできるし、また、夕方の時間帯にハッピーアワーと称して割引価格でお酒を提供する場所も多いので、それをうまく活用すると良いでしょう。
最後に携帯電話の通信費用ですが、友人から色々情報を集めた結果、FreedomPopと呼ばれる通信会社が$0のプランを提供していることがわかりました。
$0のプランでは通話200分、テキスト500回、通信200MBと必要最小の容量しか利用できませんが、ニューヨークはそこら中にフリーWIFIが飛んているので意外になんとかなります。
5.生活費を削るためのお役立ち情報
All photo by suzukinao
その他、生活費を削るために有用な情報を幾つかシェアしたいと思います。
ニューヨークにはMOMAやメトロポリタン美術館を始め多くの美術館がありますが、これらは普通に拝観すると高額の入場料を取らせます。そこで利用したいのが週に一度の無料開放日(または自己申告の料金で入れるpay as you wishの日)です。
筆者が調べた各美術館の無料開放日は以下のようになっています。
・National September 11 Memorial & Museum(911記念博物館)毎週火曜5PM-8PM
・Guggenheim Museum(グッゲンハイム美術館)毎週土曜5:45PM-7:45PM
・Cooper Hewitt, Smithsonian Design Museum(クーパーヒューイット美術館)毎週土曜6PM-9PM
・New Museum(ニューミュージアム)毎週木曜7PM-9PM
・Noguchi Museum(イサムノグチ美術館)第一金曜10AM-5PM
以下は、Pay as you wish(自分で払う金額を申告するシステム)
・Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)終日
・American Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)終日
次に健康管理のためのジム通いやヨガクラスですが、これもニューヨークでは非常に安価で利用できるサービスが探せば見つかりました。
ジムのオススメは月$10で利用できるPlanet Fitnessで、ヨガクラスではyoga to the peopleがこれまたPay as you wishで利用できます。
終わりに
以上いかがだったでしょうか?メディアで流れるニューヨークのイメージは、セレブリティが夜な夜なおしゃれなレストランやクラブに繰り出し、お金がいくらあっても足りないうような印象を抱かせますが、実際には裕福な駐在員から、筆者のようにお金に余裕のない学生まで千差万別です。
お金がネックとなって夢のニューヨーク生活を諦めてしまっている方がいるなら、ぜひこの記事をきっかけに夢に向かって一歩進んで頂けたら非常に嬉しいです。