先月初めてニュージーランドに訪れた私、ちゅうやん(@misakiki623)ですが、南島にあるダニーデンという街が大好きになりすぎて、つい妄想が止まらず記事にしてしまいました。恋愛については長い冬眠生活を送っておりますゆえ、同情の目で暖かく見守っていただき読んでいただけたら幸いでございます。
初めて訪れる国、ニュージーランド
空港からの道には羊の大群が…!photo by Misaki Naka
旅大学の講座で出会った年下の彼は笑顔が柴犬みたいに可愛らしい30歳。仕事の話をする時は真剣な顔なのにサッカーの話になると少年になる。そんなギャップのある彼と付き合ってやっと1年ぐらい。
正直、恋愛の駆け引きのようなやり取りはもういらない。もちろんときめきは欲しいけれど安心感の方が大切。そんな矢先、春から期間限定で異動が決まり勤務先は何とニュージーランドに。寂しがりやなので遠距離恋愛は苦手だ。それが原因で別れたことが幾度かある。
長期の休みが取れることになり彼がニュージーランドにおいでよと言った。「日本に帰ってきてよ!」と心の中では思いながら、ちょっと不貞腐れた感じでいいよと返事した。本当は嬉しいくせに。私はいつも素直じゃない。
「リメンバー・ミー」を観てまた泣く始末。photo by Misaki Naka
映画を3本ぐらい見たところでニュージーランドに到着。もうすぐ会えるという嬉しさと共に、空から羊の群れが見えた時はテンションが更に上がった。
ウォールアートが可愛い街「ダニーデン」
街の中心「オクタゴン」photo by Misaki Naka
彼の勤務先は「ダニーデン」という南島で2番目に大きい街。私がニュージーランドで知っていることと言えば飛べない鳥キウイぐらいだったので、正直都市の名前は聞いたことがなかった。
今回の旅は下調べなく彼にお任せ!郵便局をリノベーションしたホテルを手配してくれていた。市内中心地から徒歩5分圏内のこのホテル。「街歩き好きでしょ?」と動き回るには最高の立地のホテルを抑えてくれた。さすが、よくわかってる!
photo by Misaki Naka
しかも部屋の中には洗濯機と乾燥機も。一週間ぐらい滞在するからこれは助かる!できる男は違うね。
photo by Misaki Naka
・名称:Distinction Dunedin Hotel
・住所:6 Liverpool St, Dunedin 9016, Otago New Zealand
・公式サイトURL:https://www.distinctionhotels.co.nz/dunedin
荷物を置いて早速街歩きに繰り出した。街の中心にはオクタゴンと呼ばれる8角形の場所があり、そこに市役所、映画館、アートギャラリーなど街の見所がギュッと凝縮されているようだった。
オコタゴンって英語で8角形の意味らしく、その昔ゴールドラッシュの時代に中国人がたくさんやってきてお世話になったそのお礼の意味を込めて、中国で縁起のいい数とされてる「8」を使用したとか。
アートギャラリーにあったカラフルな包装紙 photo by Misaki Nakaオクタゴンに建てられたセント・ポール大聖堂 photo by Misaki Naka一番可愛かったウォールアート!photo by Misaki Naka次はどこにあるのかな?って探すのが楽しい。photo by Misaki Naka
「あ、あれ可愛い!」
ビルに描かれた大きなストリートアートを見つけた。
「ダニーデンにはこれだけじゃなくて、もっとたくさんあるよ!ストリートアートのマップがあるぐらい。」最近出来たところに連れて行ってあげる。と連れていかれた場所には
もちろんニュージーランドでも大人気! photo by Misaki Naka
「え、もしかしてエド・シーラン!?」
仕事中、ずっと聴いてる大好きなエドシーラン!3月にダニーデンにやってきた時に合わせてアーティストが描いたみたい。3回目のデートで映画「世界一キライなあなたに」を一緒に見てから好きになったエド・シーラン。二人の思い出の人にニュージーランドで会えるとは。
「これを見せたかったんだー」というさりげない一言がとても嬉しい。小さな幸せを噛み締めてると、彼がおもむろに写真を撮り始めた。
向かいの壁にはR2D2もいました。photo by Misaki Naka
「俺はこっちかな〜」って目当てはスターウォーズかーい!何で男の人ってスターウォーズ好きが多いのだろう?謎だ。
スコットランド以外で最もスコットランドっぽい場所?
春には鮮やかな花と一緒に撮影できる。photo by Misaki Naka
次に向かったのはダニーデン駅。白と黒の石が混ざりあっていて可愛くもありカッコいい。近くの町オアマルから取り寄せたホワイトストーンと黒い玄武岩を組み合わせてるとか。
現在は頻繁に電車は来ません。photo by Misaki Naka
タイルは英国王室御用達のロイヤル・ドルトン製だとか。photo by Misaki Naka
中に入ってみるとタイル張りになっていた。旅に出るとやたらと写真を撮りたがる私だけれど、気長に待ってくれる彼の穏やかさが好き。たまに隠し撮りをされていて、いつもの少年のようないたずらっ子の表情で撮った写真を見せられる。でも嬉しい。彼と一緒にいる時はこんな穏やかな表情してるんだ。
どこに入ろうか迷っちゃくらいおしゃれなカフェが多かったなぁ。 photo by Misaki Naka
ダニーデンはゴールドラッシュ時にスコットランドの移民によって作られた街だから、スコティッシュ建築に溢れてるんだって。
街の真ん中あたり、プリンシズ・ストリートを歩いているとそろそろお腹がすいてきた。
「ここ、ちょっと歩いただけでお洒落なカフェが多いね!」「そうそう、一緒に行きたいと思ってたカフェがたくさんあるんだよ〜!」と、オススメのカフェを紹介してくれた。
日本もチェーン店ばかりじゃなく、こんな居心地が良さそうなカフェがたくさんできたらいいのにな。カフェが好きな私にはたまらない場所だった。日本にいる時も休日は彼とカフェで何気ない話をたくさんしてたなぁ。1週間が終わるとまた寂しくなっちゃう。いけない。私の悪い癖だ!
「ダニーデンは建物をリノベーションしているお店が多いんだ。特に近くのボーゲル・ストリートは昔倉庫街で、その建物を残したまま今ではおしゃれなカフェやショップに変わってるんだ。」
昔は倉庫だった「ボーゲル・ストリート・キッチン」photo by Misaki Naka
「昔の建物を大切に残しながら、今ではこんなカフェになってたり。」
ホットショコレートがオススメ!カフェ「Nectar」 photo by Misaki Naka
「ここも立派な建物そうだけど今はストリップ劇場になってる。あ、行ったことはないよ!汗」
ギャップがすごい。photo by abe saxophone
ランチはここ、彼のオススメ「Vanguard」に。開放感ある店内に並べられているデザートやサラダ、軽食がどれも美味しそう!
photo by Misaki Naka
photo by Misaki Naka
何が美味しいかなー?Instagramでチェックしてみると、ラザニアみたいなものが人気みたいなのでそれを頼むことにした。
パンと一緒に食べるとまたあう!photo by Misaki Naka
料理の名前が独特だったので、店員さんに聞いた彼。英語のわからない私はちんぷんかんぷんだけど、なんか話が弾んでいる。どうやら「シャクシューカ」という中近東でよく食べられている料理なんだって。店員さんに横柄な態度を絶対に取らない彼はいつも好印象。
食後にブラブラ街を散策していると、「あ、手作りの製本所があるよ!」と彼が私の手を引いた。案内してくれたのは「Dutybound」というとてもレトロなお店。昔ながらの方法で本やノートを作ったり、鉛筆に刻印をしてくれるサービスもあるらしい。早速大好きなキウイのポストカードを購入した。
色んな動物のノート、ポストカードがありました。photo by Misaki Naka
photo by Misaki Naka