野首教会(五島列島・野崎島)
ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

秘境絶景ひとり旅好きな絶景ハンター。国内47都道府県、世界89カ国、訪れたスポットは2000以上。フットワークの軽さと胃腸の丈夫さが自慢。マニアックな絶景スポットを発掘するのが好き。"ちょっと出かけたくなる"、そんなきっかけを作れるような情報発信を心がけています。

五島列島随一の美しさ!野首海岸と軍艦瀬

野首海岸(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
野崎島自然学塾村から徒歩3分のところにあるのが「野首海岸」です。

約300mにわたる白砂のビーチとマリンブルーの海は五島列指の美しさ!もちろん、夏場は海水浴も可能です。

軍艦瀬(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
島の東部に広がる「軍艦瀬」は、はるか昔の火山活動により形成された「野崎火山火口跡」で、コバルトブルーの透明な海と赤褐色の台地が広がります。そのコントラストはまさに絶景!

ノコギリの歯状に突き出た岬が軍艦に見えたことからこの名がついたといわれています。

本当にここは日本!?野崎島のサバンナ

サバンナ(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
こちらも島の東部に広がる、通称「サバンナ」。

草木がまばらな荒涼とした赤い台地に鹿たちが群がる光景は、確かにアフリカの「サバンナ」を彷彿とさせますね。

サバンナの鹿たち(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
小さな島にこれだけさまざまな異色の風景が共存する野崎島。

「まるで異国に降り立ったみたい」
訪れた旅人たちが口を揃えてそう答えるというのも納得がいきます。

野崎島の伝統文化を伝える「沖ノ神嶋神社神官屋敷」

神官屋敷跡(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
次にご紹介するのは、廃墟だらけの野崎島に遺された数少ない伝統建築である「沖ノ神嶋神社神官屋敷」。

明治29年(1896年)に建設された沖ノ神嶋神社の神官一家が代々暮らした屋敷で、最後の神官が離村したあと町が譲り受け、重要文化財として観光客が見学できるように修繕したものです。

神官屋敷跡内部(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
来賓向けの「表玄関」や、来賓へのおもてなし、神事等を行った特別な「ザシキ」、沖ノ神嶋神社の遥拝所を屋敷内に併設していたことが大きな特徴です。

一方で、昔ながらの囲炉裏端の茶の間や釜戸をしつらえた台所、寝室の納戸など、当時の神官家の暮らしぶりも伺えます。

野崎島のことなら「野崎島ビジターセンター」へ

野崎島ビジターセンター(五島列島・野崎島)Photo by Mayumi
小値賀島から出航する町営船「はまゆう」で野崎港に降り立つと、すぐ目の前に現れるのが「野崎島ビジターセンター」。

島内の観光案内から、島に生息する動植物や鹿の生態、野崎島に伝わる神道や潜伏キリシタンの資料などが展示されています。より深く野崎島を知りたくなったら、ぜひ一度立ち寄ってみてくださいね。

野崎島へ遊びに行くときは、まずは事前連絡を

すぐにでも遊びに行きたい!と思ったあなた。まずは訪問前に、「おぢかアイランドツーリズム」への事前連絡と相談が必要です。というのも、前述したとおり、野崎島はほぼ無人の島。

唯一の休憩所兼宿泊施設は野崎島自然学塾村のみ、しかも管理者や関係者は観光客にあわせてわざわざ来島することが多いため、万が一があったとき誰も助けてくれません。

島内にお店などが一切ないだけでなく、携帯電波も圏外が多く、船は1日2便、イノシシまで出没する野崎島。決して無断で訪れないようにしましょう。

また、野崎島は国立公園内でもあります。決められたルールを守って、安心安全に遊びつくしましょう!

■詳細情報
・名称:野崎島
・住所:長崎県北松浦郡小値賀町野崎郷(五島列島)
・地図:
・アクセス:小値賀島から町営船「はまゆう」にて1日2便、所要時間約35分 ※季節によって増便あるいは運休日があります。詳しくは⇒【こちら
・電話番号:0959-56-2646
・おぢかアイランドツーリズム公式サイト:https://ojikajima.jp/nozakijima/nozaki
ライター
かわい まゆみ 絶景ハンター&トラベルライター

秘境絶景ひとり旅好きな絶景ハンター。国内47都道府県、世界89カ国、訪れたスポットは2000以上。フットワークの軽さと胃腸の丈夫さが自慢。マニアックな絶景スポットを発掘するのが好き。"ちょっと出かけたくなる"、そんなきっかけを作れるような情報発信を心がけています。

RELATED

関連記事