使用済みナプキンは脱臭袋へ
トイレに行ってショーツを下ろしてみると……「ああ、なるほど。こんな風に経血が付くのね」といった印象でした。そして女子ならわかるであろう、独特な匂い。あの嫌な匂いは、確かに前評判の通りありませんでした。これは嬉しいポイント。
そして布ナプキンをショーツから外し、上下左右を折りたたんで正方形の形にします。この作業、ドロッとした経血が出たあとだと少し嫌かも。
折りたたんだら、付属の脱臭袋に入れておきましょう。使用後のナプキンは臭いませんでしたが、やはり時間が経つと匂いがするのでしょうか?外で取り替える場合は、脱臭袋に入れたあと巾着などに入れておくと良さそうですね。
今回は家で使用しましたが、この使用済み布ナプキンをカバンに入れて外に出るのは、やはり少し抵抗を感じました。
ネットで使用者の声をみると、ジップロックなどに入れて持ち運ぶ人も多いそう。今回セットに入っていた脱臭袋は繰り返し使えるそうですが、ジップロックなら汚れたらすぐ替えられるので、旅の間は重宝するかもしれません。
つけ置きをして、水洗い
付属の説明書に記載されている洗濯方法によると、1週間まとめ洗いでも毎日洗ってもよいとのこと。長時間そのままにしておいて、本当に汚れが落ちるの?と疑問に思いながら、私は使用してから4日経ってから洗濯をすることにしました。
まず最初に軽く水ですすいで、そのあとアルカリウォッシュを溶かし入れたぬるま湯でつけ置き。3時間〜半日ほどつけ置きしたら、水でゆすいでから洗濯機ですすぎ洗い、もしくは手洗いでもみ洗いします。
最初に水洗いした時は、まだ経血の汚れが残っている段階。半日ほどつけ置きしたものをみると、経血の汚れが落ちて水が赤く染まっていました。水でゆすいでみると少し跡が残っているものの、ほとんどの汚れが落ちていました。
洗濯機で洗ったあとは、風通しのよいところで干しましょう。ちなみにこちらは、実際に洗濯したあとの布ナプキン。使用して4日後に洗濯しましたが、汚れがきちんと落ちています。
布ナプキンのメリット、デメリットは?
All photo by abe saxophone
今回使用して感じたメリットとしては、
・日本製で安心
・オーガニックコットンで肌に優しい
・ゴワつかずムレない
・匂いが気にならない
逆にメリットとして、
・ドロッとした経血や塊が出る場合は心配
・使用後のナプキンの持ち歩きに抵抗
・洗濯が面倒
・旅行先だと干す場所に困る
これらの点が挙げられます。冒頭の「実は布ナプキンは旅に向いているんじゃないか説」について、個人的には布ナプキンと紙ナプキンを併用がいいかもと思いました。身体のことを考えると布ナプキンを選んだ方が良いと思うのですが、やはり外出の際は気になる点が多いので紙ナプキンを使おうかなと思います。
量が多い日やだるさを感じる日は、無理に外に出ずに室内で休むことが大切。ゆっくりと休む時などに、布ナプキンを使用するのもいいかもしれません。
「いきなり完全に布ナプキンに移行するのは抵抗がある」という方は、まずはトライアルセットから始めてみてはいかがでしょうか?