こんにちは。世界を旅する栄養士たけひろです。
肥満大国と言えば、アメリカを想像する方は多いのではないでしょうか?
しかし、2013 年に国連から発表された最新の統計によれば 肥満人口が31.8%の米国を抜き、32.8%とOECD諸国で1 位になったのが「メキシコ」です。
首都であるメキシコシティでは、なんと市民の 2人に1人が肥満だそうです。
今回はそんなメキシコを旅した僕が、メキシコの食生活と旅中に気をつけたいことをまとめました。
肥満大国メキシコの食生活
photo by Takehiro
メキシコ料理の代表と言えば、タコスです。
トルティージャというトウモロコシの粉を固めて平たく伸ばした生地に、肉や玉ねぎ、トマトなどを乗せ、サルサソースやライムをかけて食べます。
タコスと言っても多くの種類があり、トルティージャを香ばしく焼くものもあれば、脂で揚げてカリカリにして食べるものもあります。
メキシコ人にとって、切っても切り離せない食べ物です。
タコスは満腹感が少ない?
では、なぜメキシコ人に肥満が多いのでしょうか。
タコスを食べた人は感じた方も多いと思いますが、主食であるタコスは非常に満腹感が少ないのです。
タコスに乗る具材はほとんどが肉を使っていて、カロリーの割に満腹感が非常に少ないのです。そのため、想像以上にカロリーを多く取ってしまいます。
野菜摂取量が少ない
photo by Takehiro
メキシコを旅して思ったことは、野菜を食べることが本当に少ないということです。
日本人の野菜摂取量が290gに対し、メキシコ人の野菜摂取量は140gと半分程度しかありません。メキシコ料理で満腹感が少ないのは、野菜の量に関係していると思います。
ジュースやアイスの消費量が多い
メキシコ人は、ジュースの消費量が世界でもトップクラスに多いです。屋台でタコスを食べている人で、水を飲んでいる人はほとんど見ませんでした。