ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

こんにちは。いまだに旅行へ持っていくカメラが定まらない、トラベルライターの土庄です。

旅カメラ選びは、本当に奥が深いですよね。画質や写りの良さもこだわりながら、それでいて汎用性があり、どんなシーンでも撮りたい絵が撮れるものがいい。携帯性や耐久性も捨てがたい。

「どれも高いレベルで両立してくれるカメラがあったらなぁ……」とつくづく思います。今回はその候補として、OLYMPUSの高級コンデジ「TG-5 Tough」をご紹介してみたいと思います。

メイン機は一眼レフ、サブ機に尖ったコンデジ。狙ったシーンで使用すれば、コンデジは最強の旅のおともになりますよ。

旅のカメラに求めるものは?


旅に持っていくカメラにおいて、欠かせない要素はなんでしょうか?描写力やズーム域、携帯性など、人によってさまざまだと思います。

トラベルライターとして活動する私にとって、特に重要なのは「汎用性」です。風景や建物内、食べ物、温泉など、被写体が多岐にわたるため、超広角から望遠までマルチにこなせることが求められます。

つぎに「画質」と「価格」です。豊かな色彩表現と高精細な解像度は、風景写真では欠かせません。しかし、アウトドアの厳しい自然環境下で使用するので、故障リスクから高価な機材は導入しづらい現状があります。

サブ機としてOLYMPUS「TG-5 Tough」を導入

OLYMPUS「TG-5 Tough」
私のメイン機は、カメラを始めた当初から愛用している一眼レフ「Canon EOS8000D」。素直な描写が気に入っており、高いコストパフォーマンスを誇ります。

旅行のほとんどのシーンを、この一眼レフで撮影しています。雪山登山から自転車旅まで一緒にこなしてきた相棒なので、信頼感があります。

そしてサブ機として導入したのが、OLYMPUS「TG-5 Tough」です。その名の通り、タフネスを売りにした高級コンデジ。ニッチなシーンを中心として、”痒いところに手が届く”ため、とても重宝しています。

結論から先に話しておくと、この高級コンデジを導入して良かったことは以下の通りです。

・描写力の高いオート撮影ができる
・魚眼テレコンバーター拡張による超広角化ができる
対応シーン①ダイナミックな風景撮影
対応シーン②温泉秘湯を撮影
対応シーン③宿泊施設の室内撮影

それでは実際の作例とともに、その魅力をご紹介したいと思います。

オートで風景写真を撮影

青森県|尻屋崎
前提として、OLYMPUS「TG-5 Tough」では基本的にオートを使用します。理由はいくつかありますが、まずは撮れる写真のクオリティが十分に高いため。

天気が良かったことも大きいですが、青森県尻屋崎では、夏らしいすっきりとした青空と、繊細な寒立馬の毛並みをしっかり表現した写真が撮影できました。

北海道|大雪山旭岳
また露出の観点でみても十分なスペック。マニュアルで撮影していると、どうしても露出を間違えてしまうことがあります。

なかでも私が好む雪山というシーンでは、雪面に太陽光が反射し、一眼レフの液晶モニターが眩しく、露出が正しいのかどうか確認できないこともしばしば。

そんなとき、オートで撮影しておけば、露出間違いをカバーできるのです。北海道の大雪山では、オート撮影で明暗の違う山体と雪原を、白飛びさせることなく撮影できました。

香川県|小豆島
また「ここぞ!」というときの機動力も見逃せません。上の写真は、香川県小豆島を自転車で走っていたときに撮影した一枚。

一眼レフのマニュアル撮影であれば、自転車を降りてカメラバッグから取り出したのち、詳細設定が必要になります。一方コンデジのオート撮影なら片手でシャッターを押すだけ。

日が沈むギリギリのタイミングでこの景色に出会い、設定をしている時間すらなかったので、OLYMPUS「TG-5 Tough」は、かなりナイスなサポートをしてくれました。

フィッシュアイコンバーターを活用


OLYMPUS「TG-5 Tough」の最大の魅力は、拡張性の高さです。

実はテレコンバーター(望遠)とフィッシュアイコンバーター(超広角)という、ふたつの専用レンズ(別売り)が用意されているので、よりニッチなシーンで活躍してくれるのです。

なかでも愛用しているフィッシュアイコンバーターについて、その活用事例をご紹介します。

よりダイナミックな風景を撮る

青森県|尻屋崎
フルサイズ換算の15mmという画角の広さ(撮影できる範囲の広さ)は驚異的です。雄大な自然の風景を収めるためには、画角は広いにこしたことはありません。

被写体は、先ほどと同じく青森県尻屋崎。美しい海岸線と夏空。海峡越しに、函館方面の雄大な山々が広がっていました。

北海道|徳舜瞥山

また登山においては、展望が広すぎて写真に収まりきらないこともしばしば。そんなときに、超広角撮影ができるのは安心です。

北海道の徳舜瞥山(とくしゅんべつさん)山頂では、隣接するホロホロ山までの縦走路と宝石のような支笏湖をともに収め、北海道の壮大な自然を表現できました。

温泉秘湯を撮る

北海道|ウトロ温泉
筆者はアウトドアと一緒に巡る「温泉」が大好きで、可能ならば温泉も写真に収めています。

温泉写真は、浴槽に機材を落としてしまうのが一番のリスク。そうでなくても、ただでさえ湿度が高く、寒暖差の大きい条件下なので、故障のリスクがつきまといます。

最初はスマートフォンで使用していましたが、一度水没させた経験から、今では完全防水のOLYMPUS「TG-5 Tough」を使っています。

北海道|十勝岳温泉

しかもフィッシュアイコンバーターにより超広角で撮影すれば、隔絶した自然に囲まれる秘湯の臨場感も表現できます。

上の写真は、北海道最高所にある温泉「十勝岳温泉」。真っ白に染まった十勝岳連峰を眺めながら、源泉掛け流しのお湯を堪能しました。

※許可をいただいて撮影しております

宿泊施設の室内を撮る

 
北海道|緑の風リゾートきたゆざわ
トラベルライターとして活動する上で、旅館やホテルをご紹介させていただく機会も多いものです。旅館やホテルの室内撮影においては、超広角に対応できることが必須になります。

OLYMPUS「TG-5 Tough」は、簡単な室内撮影もこなしてくれます。室内は外と比べると当然暗いので、F値2.0という明るいレンズが使いやすいんです。

北海道|北こぶし知床ホテル&リゾート
こちらは北海道の北こぶし知床ホテル&リゾートの客室から撮影した一枚。夕暮れどきに、露天風呂つきテラスと流氷を一緒に収めることができ、OLYMPUS「TG-5 Tough」の良さを最大限に発揮できました。

もちろんメイン機の一眼レフでも撮影していますが、写真のバリエーションを多く確保しおくほうが安心です。

旅に合ったカメラのベストミックスを探す

@青森県_下北半島
この記事では、旅に持っていくカメラのサブ機としてOLYMPUS「TG-5 Tough」の魅力と活用事例をご紹介しました。

「写真撮影において、重視するポイントは何か?」そして「自分の旅行スタイルにおいて、どういうシーンの撮影が多いのか?」によって、メイン機とサブ機の組み合わせは大きく変わってくると思います。

奥が深い旅×写真の組み合わせ。ぜひ自分なりのベストミックスを探してみてくださいね!

All photos by Yuhei Tonosho

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。トラベルライターとして寄稿した記事は2,000記事以上。 山岳雑誌『山と渓谷』掲載多数、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリ。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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