ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

シリアのアサド政権軍は3月27日、過激派組織「イスラム国」(IS)の支配下にあったパルミラを奪還し、完全に制圧したと発表。ISによって破壊されたパルミラ遺跡の様子も公開されました。

無惨にも破壊されてしまった貴重な遺産。それが今回、3Dプリンターによって復元されました。

3分の2の大きさで復元

スクリーンショット(2016-04-26 18.46.04)
photo by digitalarchaeology.org.uk

デジタル考古学研究所(Institute of Digital Archaeology)によって、破壊されたパルミラ遺跡が3Dプリンターを利用して復元されました。

今回制作されたのは、実物の3分の2のサイズの凱旋門。

スクリーンショット(2016-04-26 19.49.17)
photo by digitalarchaeology.org.uk

凱旋門は2015年10月に、ISが遺跡の入り口に爆薬をしかけ破壊されてしまいました。復元された凱旋門はエジプト大理石を使って制作されたそうで、細かい模様まで忠実に再現されています。

パルミラ遺跡とは

パルミラ遺跡とは、シリア中央部に位置するローマ帝国時代の都市遺跡。「最も美しい夕日が見られる場所」と言われており、1980年にユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録されています。

紀元1世紀から2世紀にかけて制作され、内戦が起こる前には毎年15万人以上の観光客が訪れていたといいます。

shutterstock_389942764
photo by shutterstock

ISの占拠による破壊は、シリア文化財博物館総局のマムーム・アブドルカリム総裁によると「おおかた大丈夫」だそう。

アブドルカリム氏によるとアゴラやローマ時代の円形劇場、市壁などの損傷はわずかで、有名なライオン像も修復できる見通しとのこと。

復元された凱旋門は世界中へ

復元された凱旋門は、4月19日にロンドンのトラファルガー広場で公開。その後はニューヨーク、ドバイなど世界中に展示される予定です。

ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

RELATED

関連記事

RANKING

人気記事ランキング