「本が世界を旅する」
photo by Kazuki Kiyosawa
これが「本」を持ち歩く最大の理由です。「本の良さ」それは“交換”出来るということ。読み終えた本を、他の旅人が持っていた本と交換することが出来ます!
「なにか本持ってますか?」から始まるコミュニケーションだってあります。
特に、1番最後のページに自分の名前と交換した場所を書いておき、交換する際に「次の旅人に回してください」なんて一言を添えると、なおドラマチックです。
なかなか名前と場所が記述されている本を見かけるのは少ないですが、書いてあるのを見ると「本が世界を旅している」ことが分かります。
当時、「星の王子さま」「アルケミスト」の2冊しか持っていなかった僕の交換経緯を思い出すと…
「星の王子さま」→「深夜特急」→「モンキームーンの恋する夜に」
「アルケミスト」→「世界から猫が消えたなら」→「深夜特急2.3」
また途中で、たかのてるこ「ガンジス河でバタフライ」を頂き
「ガンジス川でバタフライ」→「火花」→「銀河鉄道の夜」
となりました。
前々から読みたいと思っていた、全旅人のバイブル「深夜特急」が手元に1.2.3も!この世界一周中に全巻制覇することが、僕の些細な夢でもあります。
やはり旅人が持っている本は面白い!
photo by Kazuki Kiyosawa
上記のラインナップを見てもお分かりの通り、「旅」に関する小説が多いです。
東南アジア2ヶ月だけでもこれだけの本に出会いました。やはり旅人は旅に関するお話から、何かを読み取り自分の旅に照らし合わせて、何かを発見していくのでしょうか。
特にインドに到着する前に読み終えた「たかのてるこ ガンジス川でバタフライ」は、僕に大きな影響を与えてくれました。てるこのインドでの奇想天外な日々には、思わずクスッとしてしまいます。
またこの本を読んでから、絶対にすると決めていた「ガンジス河でバタフライ」。本に出てくる人物の言葉やメッセージは、僕ら旅人に大きな勇気を与えてくれます。
「本を片手に旅しよう!」
photo by Kazuki Kiyosawa
最近、本を読まない・持ち歩かない人が多くなっていると聞きます。
しかし「旅を通して得た経験」と「本を通してインプットした内容」が混ざり合うと、こうも感じるものが違うというか、「あっ!こういうことだったのか!」と思う瞬間が非常に自分にとって大きいです。
空港で買って機内で読む!という旅人も少なくないですよね。ぜひ「何か本持ってますか?」から始まるコミュニケーションにも挑戦してみてください!もちろん最後のページに自分の名前と交換した場所の明記も忘れずに。
僕の本が世界のどこかでアナタに回ってきたら、ぜひ感想を一緒に語りましょう!そして次の旅人に回しておいてください!