ライター
阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

ロックなガイドさんとトレッキング


photo by Abe saxophone

食べてばっかりもいられません。食事の後は運動!ということで、この日はトレッキングツアーに参加。前日にこちらのガイドさんと話してツアーを決めたのですが、この人がとにかくパワフルでロックでした。


photo by Abe saxophone

私が参加したツアーの参加者は10人ほどでした。私の予想だと、おそらく皆さん60歳オーバー。しかも結構ガチな山登り装備をしているので、私は1人でビクビクしていました。

このメンバーを見る限り、そんなに大変なコースではないはず……。多分、きっと。


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全員車に乗り込み、目的地へ向かいます。途中に立ち寄った休憩所から見た景色でも、この美しさです。


photo by Abe saxophone

あれ、思ったよりも平坦な道が続いている。これは体力のない私でも楽勝かも〜〜〜!と気軽に歩き始めました。

前を歩くのは、推定年齢65歳くらいのマダム。私より全然ペースは速いし、足も軽やかです。ちょっとでもゆっくり歩いていると、すぐに置いていかれそう。

途中ガイドさんに道に咲いている植物や花の説明をしてもらいながら、歩くこと約30分。少し疲れてきたなぁと思ったところ、開けたところに出ました。


photo by Abe saxophone

目の前に広がったのは、綺麗なターコイズ色。こんなにも鮮やか色って自然界にあるんだ、そう思うくらいの美しさでした。こんなに美しい色を見たのは、福島県の五色沼以来かもしれない。

手前の緑と空の青とのコントラストも相まって、より美しさが引き立っています。


photo by Abe saxophone

冒頭にも言った通り、パタゴニアは「風の大地」。とにかく風がものすごく強いんです。強い風が吹いたときには、力を抜いて立っても風によって体を支えられるほど。マイケル・ジャクソンのダンスシーンを、ナチュラルに再現できちゃうほどです。

歩いているときは、風が強すぎるのでほぼ顔を隠しています。こんな顔をしていますが、絶景を見て心底楽しんでいます。


photo by Abe saxophone

豊かな自然が特徴的なパイネ国立公園ですが、2011年には大規模な火災が起こったことも。風が強いせいもあり、かなり火が広範囲にまわってしばらくの間燃え続けていたそうです。


photo by Abe saxophone

今でもこのような焼かれた木が残っています。燃えた当時は何もなかったそうですが、少し緑が増えてきたのだとか。

美しい絶景を眺めた後にこの姿を目の当たりにしたので、少し驚いてしまいました。ちなみにこの火災の原因は人間の不始末。自然を守ろうと活動する人も多くいますが、一歩間違えると破壊することに繋がりかねません。

早く、以前の姿に戻ってほしいと心の底から思いました。

ド迫力の滝


photo by Abe saxophone

今回のルートでは、いくつか滝をめぐることができました。カラフルな虹がかかる滝や、


photo by Abe saxophone

ゴォオオオオオオとすごい音を立てながら落ちる「サルト・グランデ」。こんな流れが激しいところに飲まれたら……ヒィッ。考えただけで背筋がゾッとしました。


photo by Abe saxophone

さてさて、どんどん進みます。本当にこの人たち60歳オーバーなのだろうか?と疑いたくなるほど、皆さんのペースが速い。私も強風に立ち向かいながら、必死についていきます。


photo by Abe saxophone

ドーーーーン!!!さっきよりでかい!迫力がすごい!周りに見える燃えた木々が少し切ないですが、自然の力強さも感じます。

一通り写真を撮り終わったら、ゆっくり深呼吸。なんだか、自然とパワーがもらえる気がします。


photo by Abe saxophone

途中雲がかかって見られなかったのですが、運良く雲の隙間からパイネの角と呼ばれる「クエルノス・デル・パイネ」を見ることに成功!そのラッキーな瞬間、ロックなガイドさんは「イエーイ!フゥー!!!」と叫んでいました。さすがです。

遠くに見えるゴツゴツとした山にかかる、白い雪。雲から覗くその姿は、凛としていて力強いものがありました。昔は山より海派だった私も、今では完全に山の虜に。

あんなにトレッキングも嫌だったのに、早くいろんな山を見たくなってきました。

お待ちかねのランチタイム


photo by Abe saxophone

1時間ほど歩いたら、車で少し移動してランチタイム!このツアーはランチがセットになっていて、右に見えている大きめのサンドイッチとスナックが含まれています。


photo by Abe saxophone

おやおや、良いものを見つけちゃいました。少し運動した後だし、ちょっとご褒美もらってもいいかな。


photo by Abe saxophone

お酒はビールだけじゃありません。もちろん、絶品チリワインも数種類用意されています。今までは無心で歩いていましたが、ここで参加者の方たちと交流することができました。

国籍もそれぞれバラバラなので、「どこから来たの?」と話しかけると自然と盛り上がります。私たちのグループは比較的スペイン語を母国語としている国の方が多かったのですが、「スペイン語ばっかりでおしゃべりしてごめんね〜!」と笑っていました。

いえ、むしろスペイン語の国なのに全く話せなくて、こちらこそごめんなさい。

マダムたちは大声でおしゃべりしながら、ワインをどんどん空にしていきます。この後、また歩くんじゃないのかな?と心配していたのですが、その後はほぼ車移動でした。体力に自信のない私でも、全然平気だった!

初心者でも楽しめるトレッキングツアー


photo by Abe saxophone

ランチの後、また少し車で移動して絶景ポイントへ。海を見ると心が穏やかになったり落ち着くことが多いのですが、山はたるんだ気持ちをシャキッとさせてくれる気がします。

惚れ惚れする美しさ、本当にかっこいいや。


photo by Abe saxophone

こちらは「パイネの滝」。迫力にただただ圧倒されるばかりです。


photo by Abe saxophone

そして、公園内では「グアナコ」を見ることができます。グアナコは、リャマやアルパカにも似た動物。生息地はパタゴニアやペルー、ボリビアなどとされています。


photo by Abe saxophone

車から、グアナコの家族も発見!子どもがお母さんの後ろを追いかけていて、めちゃくちゃ可愛い。


photo by Abe saxophone

そんな可愛いグアナコですが、なんと街のレストランでは食べることができます。私も可愛いグアナコの姿を思い出しながら、ありがたくいただきました……。

午前中から始まったツアーは、17時頃にホテルに戻って終了。帰りの車では寝ている人もちらほらいましたが(私も爆睡)、初心者でも楽しめるツアーで大満足でした!

自分の周りたいところやレベルに合わせてツアーを選ぶと、より充実した時間になると思います。簡単なコースとはいえ、ゴツゴツした道もたくさん通るので靴はトレッキングシューズの方が良いかも。風を通さないジャケットや、手袋なども用意しておくと良さそうです。

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阿部サキソフォン TABIPPO編集部 / ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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